日に日に子供が憎くなる…育児に悩むシングルマザー
2015年9月16日放送の5時に夢中
出演:ふかわりょう、内藤聡子、美保純、江原啓之
「江原啓之のハッピーライフのすすめ」
江原啓之さんが様々なテーマから視聴者の皆さんの暮らしを豊かにするアドバイスを披露します。
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22歳の女性からの相談
自分の子供が愛せなくて困っています。
1年ほど前にできちゃった婚で。親の反対を押し切り結婚したのですが、今年に入って旦那のDVで離婚しました。
子どもは私が引き取って週4日働きながら保育園に預けているのですが、仕事で疲れて帰ってきてもひと晩じゅう寝ないでワーワー泣き叫び、ご飯の時も着替えの時もだだをこねまくります。
こちらも寝不足で体力も限界。
大きな声で怒鳴ったり、手が出たりしながら、産まなきゃよかったと思い、テレビで児童虐待のニュースを見るたびに、「わかるわ~」と共感する自分がいてゾッとします。
最近では子供の顔が日に日に別れたDV旦那に似てきて憎しみさえ感じます。
勘当同然なので親を頼るわけにもいかず、いっそのこと自分のためにもこの子を別れた旦那に押し付けてしまおうかと思っています。
母親失格なわたしにアドバイスをお願いします。
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ふかわ「江原さん、アドバイスお願いします。」
江原「いや~今回は困ったな~と思いましたけどね。
わかる気もするんですよ。フィジガルな部分がメンタルの部分にも影響しちゃいますからね。
だから一生懸命頑張ろうと思っていても疲れればそういう風な気持ちになる。
けれども、あえてせっかくだから愛情をこめて申し上げると、ちょっとろくでもない状況だと思いますね。
まずわかっていただきたいのは覚悟のない結婚は不幸の元。
で、覚悟のない離婚も不幸の元。離婚するっていうのは仕方がない。
誰しも望んで離婚することではないにしても計画性がなさすぎますよね。
やっぱりね誰に一番迷惑をかけちゃいけないかって子供さんですよ。
ただちょっと話変わるんですけど、よく離婚している方で子育てしてて、これ多いんですよ。
別れた夫とよく似てて子供が好きになれないって、いう人っているんですよね。
そうじゃなくても例えばお子さんを育てていて、兄弟がいて、1人の子は気が合うんだけど、もう1人の子はどうしてもも好きになれない。それで罪悪感を持つ人もいる。
でも私はそんなとき必ずいうんですよ。それはあってもおかしくないんですよ、と。
(『親子といえども人間関係。親しき中にも礼儀あり。』と書かれたフリップを出す。)
職場とかと同じだと思えばいいんですね。
だから、好きになれないとか似過ぎちゃって嫌だとかいうのもあると思う。でも、それでもその気持ちが悪いわけではない。
でもだからといってネグレクトしたり、しいたげたり、何かひどいことを言っていいわけではない。
だからそのことをよく理解していただかなきゃいけないということと。
そしてね、DVで別れたわけですよね。
自分が苦しいからといって夫に押し付けるって、普通正常な愛情と思いますかね。
そこに、日ごろ私が言っている波長の法則といってね、類は友を呼ぶ。
愛がない人は愛がない人を引き寄せちゃって、愛がない結果になっちゃうんですよね。
だからやっぱりそういった意味では誰を大事にしなきゃいけないか。
子供がなかなかいうことを聞かないって、子供っていうのは反応っていうのは愛の反応だから、愛情に飢えたら余計に言うこと聞かないんですよ。
だからやんちゃな子ってうのは実は“わかって!”っていうのってあるじゃないですか。
どう思いますか?」
ふかわ「最近は老人に対する虐待の報道って多く聞くじゃないですか。
虐待ってどういう精神状況で起こりうるんでしょうか?」
江原「“幸せな人は意地悪しない”っていう鉄則っていうか昔は“金持ち喧嘩せず”っていう言葉があったけど、要するに自分自身に余裕がなくなるから、自分の方がいわば患者さんになっちゃうんですよ。
だから結局それを出してしまう、ということであって、だからああいう虐待もそうだし、ネグレクトもそうだけど、やっぱりこうなってからでは遅いわけで、だから安易に結婚しないでほしい。安易に子供を持ってほしくないって思うんですよ。
そういう意味では子供のことを第一に考えていただきたい。
だからどんな時でもこれだけは忘れていただきたくない。
(『義務(愛)を果たさない者は幸せになれません。』というフリップを出す)
愛を与えていない人は幸せになれない。
だって“義務を果たさずして権利を主張する”ってう言葉ありますでしょ。
それと同じで、まずお子さんのことを考えるのが大事じゃないですか?
離婚して働いて疲れてる。子どもが大変。
子どもを第一に考えるべきじゃないですかね。
子供を犠牲にできないのだから、そう考えると夫でもなく、わたしゃは厳しい言い方ですけどね、あなたが育てられないんだったら児童福祉施設も考えるべきだと私は思ます。
そういうところは悪く言われがちだけど、そんなことはない。一生懸命働いている先生たちがいらっしゃるんですね。
わたしもそういうところをよく拝見させていただいたりしていますけれども、自分自身が育てられないんだったらそういうふうにしていただくのもありなんですよ。
表面的に見たらかわいそうに思うけど、あなたの手で虐待を受けるぐらいだったらそのほうがいい。
でも、ここで気持ちを立て直せるんだったら、今、気持ちをそれこそ改心していただいたらありがたいと思います。」