進学校と不釣り合いな娘。このまま通わせるべき?

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2015年10月1日放送の5時に夢中
出演:ふかわりょう、内藤聡子、美保純、江原啓之

「江原啓之のハッピーライフのすすめ」
江原啓之さんが様々なテーマから視聴者の皆さんの暮らしを豊かにするアドバイスを披露します。

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41歳の女性からの相談

私立の進学校に通う中学2年生の娘についての相談です。
元々娘の学力的にも我が家の経済的にもかなり無理をして入学させた学校なのですが、2年生に入って成績がガタ落ち。
勉強の遅れを取り戻させるべく部活をやめさせ、学習塾にも通わせ始めましたが、遅くに帰ってくる娘は目に見えて笑顔が減り、少し心配になるほどです。
授業についていくのさえ辛いらしく、最近では何でこんな学校に入れたんだと不満を口にするようになりました。

わたしもわたしで生活水準の違うママ友との付き合いに疲れ、今では入学させたことを日々後悔しています。
あわない学校ならいっそうやめさせてしまおうかとも思うのですが、夫は2年生だからあと1年の辛抱だというばかり。
確かにこれまでかかった費用や学校のネームバリュー、進学のことも考えたら家族で我慢するのが得策だとも思います。

江原さん、娘をこのまま今の学校に通わせるべきでしょうか?」
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江原「思うんですけどね、今のお宅多いと思うんだけど、親の気持ちが先行しちゃって。
行ってるのはお子さんなのにね。
だから子供によかれと思ってこうしてるんでしょうけど。
でも、しょせん大人になっていったらいろんな世界の人達と接するわけだから、それ若いうちから知ったほうがいいと思うんですよ。
生活水準が違う親と接するのが大変だというけど、世の中そういうもんなんだから。
わたしが、初めて私鉄にのった時に驚いたとか。
そうやって1つ1つのショックを乗り越えていくべきだと思いません?」

ふかわ「経済的に苦しくてもそれは前向きに受け止める?」

江原「だってそれでも、カツカツでもいけるから行っている。
今日は早めに提言出します。

(『親は太陽』と書かれたフリップを出す)

親って太陽じゃなきゃダメなんですよ。
このお母さん、グジグジし過ぎだと思います。
ああでもない、こうでもない。
子どもかわいそうだと思いません?

植物と同じで、子供ってサンサンと光を当てないと育たないんですよ。
まっすぐ。
太陽じゃなきゃ駄目で、だから逆にいうと、
『あ~成績落ちゃったね。何とか卒業できればいいよ。』ぐらいにいってやればいいのにと。」

ふかわ「確かに親に迷いがあると子はさらに迷ってしまいますよね。」

江原「親が太陽じゃなくなっちゃうと育ちが悪くなっちゃうんですよ。
昔、言いませんでした?“人は人!うちはうち!”
“いろんな人がいるんだ、世の中には。”なんてね。

これがね、いじめだったらね、今の時代いろいろ陰湿なのもあるから。
何でもかんでも行けばいいってうもんじゃないから。
これがいじめだったら、やめるのも1つの道だと思うんですよ。
だけども、そうでない、今の状況であれば、がんばって卒業。

あのね、親が何でも乗り越えていくっていうことを教えていかなかったら、いつこの子は乗り越えていけるのか。
世の中、社会に出ればいくらでもあるじゃないですか。
乗り越えられないこととか大変だと思うこと。」

ふかわ「確かに親の言葉なり、生き方って大きいですよね。」

江原「お父さんが言っているほうが正しくてね。
あと1年なんだし、いろんな人がいるってことで全部受け止めていっちゃえ。」

ふかわ「ありがとうございました。」

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