還暦を過ぎ若い女性店員に恋。この思いをどう伝えたらよい?

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2016年4月20日放送の5時に夢中
出演:ふかわりょう、上田まりえ、美保純、江原啓之

「江原啓之のハッピーライフのすすめ」
江原啓之さんが様々なテーマから視聴者の皆さんの暮らしを豊かにするアドバイスを披露します。

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65歳の男性

還暦をとっくに過ぎた今、
恥ずかしながら恋をしています。
  相手はいつも行くファーストフードのおそらく20代の女性店員。

私がいつも座る席をとっておいてくれたり、
笑顔で世間話をしてくれたり、
先日の私の誕生日にはポテトをおまけでくれたりしました。

6年前妻に先立たれ、今は独り身。
子供たちも独立して年に1回会うか会わないかの状態です。

いままで寂しいという感情は特段わかなかったのですが、
彼女と会うとパッと景色が明るくなり、
幸せな気分になる一方、
家に帰ってからの寂しさがこたえるようになってきました。

恋が成就しないことはわかっていますが、
日に日に胸が苦しくなってきます。
ただ話をしたり、一回だけでも食事にいければ
十分に満足できると思っています。

この思いをどう伝えればよいのでしょうか?
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江原「意外と深刻な話の気がするんですよ。
なぜかというとこれからの時代、
増えると思うんですよね。
(夫婦の)どちらかが先に逝ったりってあるでしょ。

特に今の世代が難しいかなと思うのは、
例えばこちらのみなさんは楽しむべき道をいろいろ持っていらっしゃるじゃないですか。
例えばお勤めして、退職して、
そういった時に伴侶を失って、なにもなくなる人たちって多いんですよね。

で、子供も1年に一度しか会わないとか。みなさんどうですか?」

ふかわ「私の親戚は、奥さんに先立たれてしまって絵を描いたり、
習字を始めたり、
今までやったことのないことをして、表現したりしている人もいます。」

江原「わたしたちはまだこれからがあるから、
その時に一人で生きて行くだけの常に未来に対するやりたい事とか
そういったいろんなものを用意しておく必要がありますよね。

やっぱりどんな間柄でもそうだけど、依存というのは不幸を生むんですよ。
やっぱり結婚しても自立心。
ですから1人っていう単位で常に考えておかなきゃいけない。
そこで先にポイントを申し上げます。
いつも言っていることですけど。
(『感情は落とし穴あり 理性は救世主』というフリップを出す)
感情っていうものは落とし穴があるんですね。
やっぱり寂しいんでしょ。
寂しいからそう思ってしまう気持ちもわかるけど、
理性は救世主なんですよ。
感情でね、一度の食事でも、っていうけど、
絶対エスカレートすると思うんですよ。
そうなると、せっかくいい触れ合いが、
悲しいものになってしまう可能性があるわけじゃないですか。
だから人との付き合いっていうのは夫婦でも6分目なんですよ。
絶対にすべてを出しちゃいけない。
そうするとうまくいかなくなっちゃうんですね。

常に腹六分。
常に相互の間柄にいて尊重し合うということが大事だから、
このご主人はすごく奥さんに甘えて生きてきちゃったのかな、
なんて思うんですよね。」

ふかわ「でも、人を好きになれるという状況は非常に健全じゃないですか。
好きという気持ちをうまくコントロールできれば。」

江原「そうそう。
本当に相手を思って、例えば、旅行に行ってきたからお土産ね、
という感じで少しずつ近づいて、
ご飯を一緒に食べるとかあってもいいけれど、
それ以上望まない。
自分のためにしないこと。
そこが落とし穴になっちゃいますからね。

むしろ人とのふれあいを大事にして温か日々を考えて、
そしてまだお若いですから、
やるべきことを考えたらいいんじゃないでしょうか?
恋愛することは決して悪いことじゃないんですよ?
でも今は妄想かな。」

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