はるな愛

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【 2009年3月14日放送】【2時間SP】パート4
今日のゲストは、エアあやや芸(松浦亜弥さんのものまね)で人気のニューハーフタレント、はるな愛さん。

パート3からの続きです♪

怒りオヤジ 愛の説教BOOK

~自分を生かせる道をさがしてニューハーフになったはるなさん。
苦難の人生を選んだ道がありました~

[なぜニューハーフに?]
江原「この国でね、花魁(おいらん)をなさっていた頃があるのね、あなたが。
女の園の中でね、結構闘って、色々してきたでしょう?
でね、その時『ああ、もう女はうんざり』ってすごく思ったんですよ。」
はるな「花魁の時ですか?」
江原「うん。もうね『女はうんざり』って思ってね。
でも、純粋な女として生まれて来たいとも思わないでしょう?」
はるな「そうですね。」

江原「今が好きでしょう?男の自分でもある、女の子である自分が一番好きで、
じゃあ、女性になりたいかっていうと、なりたくないでしょう?」
はるな「え?それで私、ニューハーフになったんですか?」
江原「そう。」
はるな「え?そのとき見たから?その世界を?」

江原「そう。『女はもう、ほとほと嫌だ』で、実は男相手だったでしょう、その花魁で。
『男もまた、ほとほと嫌だ』
もうその中で、『自分は自分でありたい』っていう中で、
自分っていうだからその、性とかを越えて『自分は自分でありたい』って 選んで来たんですよ。」
はるな「はい。はい。」

江原「だから『何者でもありたくない。男であろうが、女であろうが、何者でもなりたくない。
自分は自分になりたい』っていう意志の元に生まれて来ていて。
ただその、幼い時は色々とコンプレックスになったでしょうけれども、
それがバネとなったから、今があるんですよね。
でなかったらあんなにがんばれなかったかもしれない。
上手い具合にちゃんと 『上手く出来てるよな、神様』と思うんですよ。」
はるな「へえ~。」

江原「最初に言ったじゃないですか。『今まで色々なことがあっても無駄はないんですよ』と。
ね?愛さんだって、いじめられたとか、そういうことはあるけれども、
ニューハーフの世界に入ったりとか、ね?いろんなことをやっても、
そこでやっぱり上下間とか人間関係とかで、悔し泣きに泣いたこともあるだろうし、
騙されたこともある、お金も入って来なかったとかね、いっぱい見えるの。」

美輪「だけどね、ニューハーフの世界とかね、ホモセクシャルの世界っていうのはね、
あのね、男のいいところと女のいいところの両方を持っている人っていうのもいるのよ。
その逆に、男の悪いところと女の悪いところ両方持っている人もいるの。ね?
でもね、底知れぬ意地悪で、根性が悪くてね、とにかくすごいのがいて、
もう徹底的にもう、嫌な奴が結構いるでしょ?やられたでしょ、あなた?
ね?名前言ってご覧なさい。」
はるな「いや、そんな。」

美輪「しかもこういう風にきれいで、手術に成功しちゃってね、もてはやされたらね、
そういった人たちの夢なんだから、『夢を実現しやがって、この野郎』っていうのでね、
まあそりゃあ、ねたみ、そねみ、ひがみがすごいわよ。大変なもの。」
国分「心当たりはありますか?」
はるな「ございます。」
美輪「大ありでしょ。」
はるな「大ありです。はい。」

美輪「でもね、そういう風に、男と女の良いところを持っている人っていうのも
数少ないけれどいらっしゃるのよ。
あなたは、その1人だからいいじゃないですか。」
はるな「ありがとうございます。はぁ~すごい。」
美輪「それと闘ってきたんですものね。」

[今の自分が好き]
国分「じゃあ、今は『自分は自分だ』っていう考えなんですか?」
はるな「あの、女の子に体も全部変えたんですけど、
整形して、でも、戸籍は別に変えたくないんです。大西賢示のままでいいんです。
何かそういうところまでは女性になりたいとは思わなくて、何か今の姿が私らしくて。
はい。何か自分が一番ちょうどいいです。男の部分もあって、女の部分もあるのが。」

美輪「だから元来ね、そりゃあね、ギリシア神話の昔からあるの。
ヘルマプロディートス(ギリシア神話の両性具有の神。美しい女体を持った美少年)
っていう神さま知ってる?
あのアフロディーテって美の女神の子供なのよ、両性具有の神さま。
それはだから、昔からあるんですよ。
だからちゃんと 『男でもない、女でもない』そういうカテゴリーに属さなくて
ちゃんと第三の性っていうのがあって、それは認められているの、大昔からね。」

はるな「はぁ~、さっき、先が見えないって言ってたじゃないですか、私の見失っているって、
おばあちゃんが言っているから、この後が大変みたいなことを、
それは私が何を見失っているんですか?」
江原「要するに守りに入ってるってこと。あのね、同じことをしていてもね、
お金を考えて仕事をするのと、いい仕事をしてお金が付いてくるのは違うでしょう?」
(美輪さんが拍手します)
はるな「はい。」

江原「で、あなたはここしばらくはね、ずっといい仕事をしたかったはずなの。」
はるな「はい。」
江原「表現したかった。それがね、幸せになっちゃたら。」
はるな「分かりました、言わないで~。もう言わないで下さい。」(みんな笑い)
国分「聞いたわりに、すぐ納得しましたものね。」

はるな「いや、もう全部、心の中を読まれて。」
江原「いや、私じゃない。おばあちゃんが見てるの。」
はるな「あ、そうですか。いや~。」
美輪「それより人のことばかりじゃなくて、あなたは自分のいい亭主、見つけなさい。」
国分「その辺はどうなんですか?そのいい亭主的な。」

[人生のパートナーは?]
はるな「私はじゃあ、誰かよいパートナーって見つかるんですか?」
江原「見つけるの。」
はるな「見つかるんですか?」
美輪「いや、見つかるんじゃない、見つけるのよ。」
はるな「どこに?もう、どうしたらいいか本当に今、おっしゃっていただいたように、
愛されたくって、いつも愛されてると思っていたら、
あの、ちょっとお金のトラブルがあったり。」

江原「だから『これをやるから愛してね』ってやるから、そういう相手ばっかり見つけちゃうの。
『愛して愛して』って言ったらね、愛されなくなるの、逆に。」
はるな「や~だー。もう!」

江原「だからそこが分かれば、人生全部パ~って『モーセの十戒』みたいに道が広がるから、それを申し上げたいっていって、
今日あなたが来たのも必然なんですよ、って言ってるでしょ。
そこがわかったらバ~って全部が変わるんですよ。」
はるな「ええ~!?どうしよう。」
国分「考え方ですよ。変えれば。」

[間違いだらけの恋愛]
美輪「あなたね、悪い例を見過ぎたっていうのはね。
水商売の人たちでね、キャバクラ嬢だとか色々いるじゃない?みんな失敗するのはね、
自分に、こういう商売をやっているから、私はこういう女だからって、
みんな余計な引け目を感じてね、それをお金であがなおうとして
『貢がなくちゃいけないんだ』って思っちゃうのよ。
それでとにかく『車も買ってあげましょう』『着る物も買ってあげましょう』
『競輪行くの?競馬行くの?競艇行くの?ああいわよ、じゃあお金を持って行きなさい』
そうすると、男をどんどん堕落させるのよ、まともな男を。」
江原「でも、自分は役に立つでしょ?と思ってる。」
美輪「それでね、お金をあげていれば絶対に浮気しないし、他の女に取られない、
と 思っているのよ。」

国分「そんなこと、しました?」
はるな「しました、もう、たくさん。プレゼントとか、あのお店をオープンしたりとか、
いっぱいしました。」
美輪「で、それは全部失敗してるでしょ?」
はるな「はい。」
国分「お店をオープンさせたんですか?」
はるな「あの『お店をオープンしたい』っていう夢を語られ、て
どうしよう?と思って、そんなにお金もないし。」
美輪「貯金はたいたのよね。」
はるな「はい。だからお金をかき集めて。まあ1000万ぐらい。」
国分「うわあ。」
江原「それは愛じゃないでしょう?」
はるな「でも、愛だと思っていたんです、その時は。
好きな人に私が出来る範囲を 全て捧げてしまうのが。」
江原「それじゃあ『はるな愛』じゃなくて『はるか愛』ですね。」
はるな「ははは。言うよね。」

美輪「それさえしなければ、あなたはね、色女だったかもしれないのよ。
ところがね、色女だと思ってたら、いつの間にかね、貯金箱だったのよ。」
はるな「いつも、そういう終わりです。」
美輪「そうでしょ?でも、それはあなただけじゃないの。
水商売で生きている女の人達が失敗するのは全部それ。」

国分「それ、ずーっと気づかなかったんですか、今まで。」
はるな「全然、気づかなかったし、自分の中で、
あの、すごく喜んでくれる顔を見たらうれしいじゃないですか。
何かプレゼントを渡して。だから何かその顔を見れたら、何か安心して。」
江原「それは本当の恋愛じゃないですよ。これから。」

はるな「え、これからありますか?」
江原「あります。だから本当にあなたが理解できたら全部、道が拓けます。」
はるな「ちょっとまだ理解に苦しむ、というかあのお金じゃないと、
人を愛するっていうのは。」

美輪「『借金だらけだ』って言ってね、いつも『お金ない、お金ない』って 男を見たら言うのよ。
それでも選んでくれれば本物。そういう人もいるのよ。」
江原「そういう人もいるんです。」
はるな「はい。」

美輪「はるなちゃんの悪いところはね、いい?これは頭に入れなさい。
向こうから追いかけてこられて親切にされると何かね、情熱が消えていくのよ、あなたは。」
江原「そう。挙句に女王様みたいな、まあぞんざいな口をきいたりね、いじめるんですよ。」
はるな「いやだ~!いや、そんな…。」
美輪「でしょ。」

はるな「でも、ごもっともですね。
何か叶う恋よりも、叶わない恋の方が追いたくなって。」
美輪「すごいの、どんどん、どんどん素敵に思って、作り上げちゃうのよ、相手を。」
はるな「うわぁ~。」
国分「今、いくつだよ?」
はるな「も~。」
国分「もう、現実見よう。」
はるな「はい。本当に、私まさかこんな、何かここにお父さんとお母さんがいるとは。」(みんな笑い)

[苦労は無駄じゃない]
江原「でもたくさんね、人のことを本当に心配してね、よくもしてきたからね。
そういうチャンスもあり、節目もあり、守ってももらいね。で、これから変われるんですよ。」
国分「なるほど。」
美輪「ごほうびなのよ。こうなったのは。」
国分「本当に。」
美輪「あなたが今まで小さい頃からいろんな思いをしてきたごほうび。」

江原「まあ、そうやって色々ご苦労されてきているけれど、その分でもきれいなオーラしてる。
あのね、色だけじゃないの、輝きがきれいなの、うん。
だって、 これだけグリーン(平和主義者)があるっていうのは、
やっぱり憩いをず~っと求めてきてるんだなっていう、
だからいつもどこかで憩う場が欲しいんだなっていうのがね、現われているから、
みんなに何となく安らぎを与えるんでしょうね、テレビから見えてね。

それでいてね、黄色(陽気)もある。だから一生懸命、人を笑わせてきたから、
小さい時から。それをいつもモットーにしているの。
『もう自分はいい、みんなが笑ってくれればいい』っていうのが常にあるからね。

それでいて、やっぱりあの、今日をもってもう少しきれいになったらいいなと思うんだけど、紫(情愛)もあって。
だからそれがもっと純粋に『自分を愛して』じゃなくて
本当に自分を軸にするようになったら、もっときれいになると思う。」

国分「まあ、でも、本当に見つかったというか、自分のこれからの課題もそうですし
自分が変わるってことですよね、まずはね。」
はるな「はい。本当に今日はもう、色々と私がフタをしていたもの、
見たくなかったところを全部言われたので、本当にそこをちゃんと向き合って。」
国分「そうですね。」

はるな「今日はでも私、すごいこんなフリフリで
可愛く少女のように演じてるんですけど、もうそれはそれは裸になったら金に汚い。
もう嫌じゃないですか、私。」
江原「そんなこと言ってない。」
美輪「お金に汚いって言ってないじゃない。」
はるな「ありがとうございます。」

【スピリチュアル・メッセージ】
親もひとりの人間です。美化したり神格化したりせず等身大で見ることが必要です
親離れ子離れして自立することを忘れずに

【オーラの言葉】
体に悪いものが美味しいように悪い男ほど魅力的
「色女。」のつもりが「貯金箱。」にならないように
貢がなくても付き合える。そんな男を選ぶこと

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