加藤雅也

Sponsored Links

【 2008年06月21日放送】【127回】パート2

今日のゲストは、モデルから俳優へ、ハリウッドでも活躍される加藤雅也さん。

最後の晩餐

[加藤雅也さんへのメッセージ]
江原「いやもう。」
美輪「メッセージだらけでしょ。」
江原「ええ。でね、複雑怪奇で私、今までのゲストの中でこれほど難しいのは。」
国分「そんなにですか?けっこういままでやってきましたよね。オーラの泉も。」
江原「怪奇はないですけれどね、複雑というか、矛盾だらけなのでね、全てが不思議。
なぜかというと、今もアメリカに渡ってハリウッドに云々とか信じられない。
だってものすごい繊細な人なんですよ。ちょっとのことでもすごく傷つく人なんですよ。
普通だったら、もう泣いてすぐ帰ってきますよ。それがどうして行けるのか?っていうのがさっきから不思議で不思議でならなくて、その根本をずっと探っていったんですよ。
やはり陸上を離れたところにあるんですね。
というか、スポーツを諦めたところにあって、
失礼ながら本当はあまり体、お丈夫じゃないんですね。
わりと故障とか競技をしている時とか弱かったでしょう。でいて、すぐに胃腸にくるんですよ。」

加藤「ケガしたりとか。」
江原「あと故障。実はそのままいっていたら、亡くなっているんですね。
それも一番最初に申し上げたように、全部、仕組まれているところがあるんですよ。 そこから離れることに。
でも、かなりここでも苦悩はございましたね。
要するに、自分が元々やろうと思っている運動の世界から離れるということでは、
その時相当、自分の中では“敗北感”といったら失礼だけれども、
やはり本当はそれをやりたかったんじゃないですか?」

加藤「そうですね、スポーツをやるとか、そういう敗北感というんですかね、
何か中途半端にやっていたことを、自分がスポーツの方で、
もっともっと 突き詰められない、数字で出たとはいうものの、逃げとして、 こっちの道を選んでいるんじゃないか、という気持ちもありましたね。」

陸上球技で知った自分の限界。そして芸能界へ。加藤さんの原点は陸上をあきらめた時だと江原さんはいうのです~

[容姿で損をした]
江原「加藤さんね、今までちょっと損をなさっていたんですよ、あちらへ行かれてて。
どうして損をなさっていたかというと、日本人離れしてたからです。
『日本人』をした人の需要があったんですよ。」
加藤「その通り。
僕が最初に行った時に、向こうのエージェントが言ったのは
別に格好つけるわけじゃないですけれど 『本当に主役を張るような人になるか、もう後はない。お前には中途半端な日本人、中間の人はやれないでしょ?
だって日本人っぽく見えないから』と。
『でも、主役をやれるのは、非常に難しい。 過去にあったのは ブルース・リーと早川雪州ぐらいしかいない』って言われて。
その時に、それはその人が言っていることで、わからないじゃないですか。
『僕が普通の人であってもおかしくない、なぜ、普通の人じゃないんだ』と思ったので やったんですけれど、確かにそれは言われたんです。」

江原「ようやく時代がついてくるということ。だからその感覚が欧米人も変わってくる。
『日本人というのはこういう顔だ』というのが。
まあ、私みたいな雰囲気が日本人だ、とかいう思い込みが、もうなくなってくる。」
加藤「でも向こうへ行って、逆に日本が好きになったし、日本の文化をもっと知りたくなる。だから結局、日本人だった。」

美輪「いえ、ナショナリストになるんですよ、外国へ行くと、必ず。
今まで日本が見えなかった人が、向こう側から見ると。
だから、よく言うように瀬戸内海に渦巻きがあるじゃないですか、うず潮。
だから渦巻き自身には、渦巻きの形は見えないのよ。
向こう岸に行って、初めて渦巻きがどう流れているかわかるのと同じように
外国へ行くと日本の文化の素晴らしさとか、デリカシーとかね。
そういうデリケートっていうのが、アメリカにはないのよ、デリカシーが。」
加藤「でもこれが、もし、演技の世界で外国人にわかるように何かの形で表現できたら 日本人の俳優は物すごい武器になりますよ。“背中で演技をする”とかね。
あの『…』っていうのが、よく台本にあるじゃないですか。
向こうの台本は『…』っていうのはないんですよ。
『…は書かなければいいじゃないか』
でも、僕らはそこに意味があるじゃないですか。
『背中は泣いてる』なんて、向こうは絶対見て『なんだ、普通の背中じゃないか』と。」
国分「そうなんですか?」

加藤「だからその演技を、僕らが彼らにわからせたら、僕らの方ができる。
だから、これをどうして日本に持ってきて、日本から押し出すことをやるかということがずっと。」
美輪「いま一番の願目ね。」
加藤「何かそういうのができたら、おもしろいなって。」
美輪「三船敏郎さんがね、私、ちょっと仲良くさせていただいて いたんだけれども、
『何で向こうへ行ったきりにおなりにならないの?』と聞いたの。
あれだけハリウッドで特別扱いで、向こうの名立たる俳優がペコペコしてるわけです。
普通だったら、向こうへいらっしゃいますよ、拠点を移して。『どうしていらっしゃらないの?』と。
いや、日本にいるから大事にされるって言われるんですよ。
だから、向こうへ行ってしまったら、向こうの俳優組合や何かに取り込まれて
普通の競争相手にしかならない。
日本でそれだけの素晴らしい実績を上げると向こうは商売敵としてじゃなくて、
ちゃんとアーティストとして利害関係なく評価してもらえる、とおっしゃるの。」

~三船敏郎さんが『世界のミフネ』と呼ばれ、高く評価されたのは
世界に通用する日本の作品で確固たる地位を築いたから。
加藤さんの進むべき道もそこにあると美輪さんはいいます~

[イケメンの時代]
美輪「それで、やっとイケメンの時代が来たんですよ。前はイケメンじゃなくて…。」
加藤「もっと若い人のことじゃないんですか?」
美輪「いえいえいえ、あなたなんか私からみたら子供みたいなものですよ
若くていらっしゃるんだから。
こういう風な姿かたちの人が これからな時期になったんですよ、やっと。」
国分「そうか。イケメンの時代が来ますか。」
美輪「ひがまなくていいのよ。かわいいからあなたは。
だって、いろんな可能性を持っていらっしゃるのよ。
いまずっと、失礼ながら観察して、点数を付けていたんですけれど
あなたの商売敵じゃないけれど『あ、この人、司会もできるな』とかね、
番組を仕切る能力もあるし いろんなところのジャンルで活躍できる、
そういうものを持っていらっしゃるなと思っていたの。
それが今まで、何にも誰も言わないし、自分でもそう思わないし、
宝の持ち腐れでいらしたのね。」
加藤「そんないいことを言われたら、何か悪いことが起こりそうな、
そんないいことを言われたら何か本当に、頑張ります。」
美輪「本当にそう。」
国分「イケメンの時代が来るというわけですからね。
加藤さんが 『さあ、というわけでございまして』ってやってる番組もあるかもしれないですよね。」
江原「そういう語りはないと思います。」

【スピリチュアル・メッセージ】
時代の風は加藤さんに吹いている。 今後はもっと活躍の場を広げ、自分の可能性を試すべき

【オーラの言葉】
はかなげで たおやかで洗練された日本の美は平和な世界でしか生き残れない希少品。 こんな不安な時代だからこそ、和の美意識を大事に守って欲しいのです (「おしゃれ大図鑑。」より)

Sponsored Links

このページの先頭へ