間下このみ

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【 2008年02月09日放送】【117回】パート3

今日のゲストは、天才子役として大活躍し、難病を乗り越えて出産、育児に臨まれている間下このみさん。

パート2の続きです♪

「不育症。」をあきらめない (集英社新書 403I)

江原「また逆に、普通に生まれることの奇跡ということを忘れちゃいけませんね。
普通に生まれて、当たり前だと思っちゃいけない、ということ。
だから育児に疲れている人も、その子がどれだけの奇跡の積み重ねで
こうやって存在しているのかということを理解することです。」
美輪「本当に生きているというだけでも、大変な確率ですごいことなのよ。
よく身の上相談でね、例えば
『50、60になって偉くもならなかったし、財産もできなかったし、
一体、俺の人生なんだろうと思う。』とか
『主婦でずっときて、子供たちもみんな片付いてしまって、夫婦二人で。
一体、私たちって何だったの?』
そういう相談がいっぱい来るんですよ。

だけどね『世の中は危険だらけで、病気だらけなのに、この歳までそうやって
とにかく生き抜いてそこまで来るのは、もう大変な技術ですよ。
至難の業で生きてきたんだから、ご立派なものですよ、私はそう言うの。」

江原「それでね、病気をどこかで“悪”にとらえる方が世の中、多いと思うんですよね。
だから『どうして、こんな病気に自分だけなったんだ。』となっちゃいますでしょう?
これって表裏一体でね、美輪さんがおっしゃったように 生きていること自体が奇跡で、
病気になることもあるが、それをどうやって肥やしにしていくかであって、
それを理解すると、病気である方に対しての見る目も変わると思うんですよね。」

美輪「なぜ病気を“悪”だと忌み嫌うのかというと、うつるんじゃないか、
変な因縁を背負っているんじゃないか。
それがこっちに来るんじゃないか、とか、そういうことで軽蔑したり嫌がったりするんですよ。
だけど、もしあなたがそういう目にあったら、どうなさいます?
そういう風には考えないんですよ。
だから、ただ感情的に病気を捉えるんじゃなくて、もっと冷静にね。
じゃあ、『どう処置すればいいか』、冷静に分析していけば、人を忌み嫌ったり、軽蔑したり嫌がったりする必要は何にもないの。」

~難病で知った命の奇跡。難病と闘いながら授かった命
貴重な体験をした間下さんに今夜、伝えられるメッセージとは?~

[スピリチュアルメッセージ]
江原「実はね、すべての答えの大きなテーマっていうか一言は、 もう美輪さんが、さっきおっしゃってるんですよ。
大きなテーマをひと言で言うと『女の一生って大変ね』ということ。
それが、間下さんの人生のテーマ、全てなんですね。
それこそ『子供を生む機械』発言とか、近年でもあったけれども、そういう古い感覚、偏見。
そういうようなことと闘いたい部分が魂の中にあって。」
間下「あります。すごく、頭にきます。」

江原「あとは何の悪気のない人でも、すぐに『赤ちゃんはまだ?』とか『子供は?』とか すぐ聞くでしょう?
『結婚した、子供できる、当たり前』と思ってると、何でもスムーズにいくとは限らない。
だからそこで悪気がなくても、傷つけてしまうことってすごくあるわけですよね。
でも、そういう痛みをいろいろ知っていくということは、大切なことで。
話は戻りますが、そういう偏見、差別をなくすことに対する役目をやはり持っていると思うんですよ。

さっきのおもちゃを鳴らす音と、5歳の子が出てきて頭をなでた夢、
これはよくよく見たら、同一人物です。
この子自体は、間下さんの 現世に生きて出すことができなかったお子さんであることは 確かです。
ただ、生きて産まれることができなかっただけで、生きたんですよ、お腹の中で。
だからそういう意味で、ちゃんと誕生はしているんですけどね。
ただ、その子があなたのお腹の中に入って、産まれることができないことを前提に来ているのね。
なぜかというと、病気を伝えるためなんです。
その時は病気はわからなかったかもしれない。
次の子を妊娠して気がついたかもしれないけれど、
その死産がなかったら、詳しく調べようとか、慎重にいかなければ、という風な方へ いかなかった。
だから、ご自身の役割は果たしているんですよ。

今、言っているメッセージとしては 『ご自身のお子さんが産まれて、 安堵感に浸っているかもしれないけれども、
ご自身の体のことは、絶対に目を離しちゃいけない。
検査も、全部、ちゃんと継続していかないといけない。』と。
要するに子供のためにも、1日1日を生き延び、そして世の中に子供のこととか、 不育症(妊娠しても胎児が育たす、流産や早産になってしまう病気)のことも含めて ちゃんと伝えていかなくてはいけない。
だから、自分のことを管理するのも役割。
…なんていいながら、実は私も耳が痛いですけど。」
間下「本当に、親の役割だということは、心がけています。」

美輪「『産んでしまったから、私のことはどうでもいいや。』ではなくて、
だってこれからが大変なんですもの。これまでも大変だった。
でも、1人の人間に育てていくというのは、責任があるんですよ。
これからが必要なんですよ、親は。」
間下「本当に、美輪さんがおっしゃった通り、
産んだだけが仕事じゃなくて これからが大変なわけで、
これで亡くなってしまったら、本当に大変なことになってしまうので。
まさかこんなに若くして、こんな病気になると思っていなかったんですけど、
病気と上手く付き合いながら、上手に生きていって
子育てできたらいいなと思っているですけれど。」
江原「辛かったでしょうけれども、役目があったんですね。」
美輪「こんな言い方は失礼かもしれないけれど、悪運が強いでしょう?
もうだめだ、と思うと、どこかから。」
江原「そう、そうなんですよ。」

間下「今の子も亡くなっていてもおかしくなくて、先生との出会いが 大きかったんだと思うんですね。
普通はそういう検査ってしないんですよ。
たまたま出会った先生が、たまたま、そうやって声をかけてくれて検査してくれたから。
だから本当に先生には、感謝、感謝で。
その先生も、その先生のお父さんが、私が生まれたときに、たまたまいた先生だったんです。
お母さんが私を産んだときに 立ち会って手伝っていた助手の先生の息子さんが、
その病気を見つけてくれたんです。」

江原「だから、たまたまじゃない。」
美輪「赤ちゃんのこともそうだけれど、仕事のことだとか
今までの人生で思い出していただくと、奇跡的な運の強さがいっぱい重なって
今までいらした方なの。
だから、そういうちゃんとした原因がわかるお医者さんに すぐお当たりになって、 ラッキーだったんだけど、
そうじゃなくて 原因がわからなくて何度も死産を重ねる人もいるでしょうしね。」

間下「メールをいただいた中で、やはり3回も4回も繰り返してやっとわかったという方もいますし、やはりこの病気のことを知っていただいて
『そうかもしれない』と思ったら、ぜひ検査に行っていただきたいし、
産めない女性はダメな女性、みたいに思わずにそういう病気なんだ、
上手く育てることができない病気なんだ、ということをわかっていただければ、
心の傷とかそういうものも与えなくてすむんじゃないかなって思います。」

間下さんの担当医お話
「流産というのは、もう決して珍しい事ではありません。
10回妊娠して、ま1回や2回は当然起こることなんですけど。
ただ、『抗リン脂質抗体症候群』に関しては未治療だと8割ぐらいの方が流産する所を (流産する確率を)15%とか10%とか、 資料によってまちまちですけども、
そのくらいにできる治療法が、しっかり確立されています。
まあ、疑って僕達の所に来てもらって検査をしっかりしてもらえれば、
妊娠・出産を成功に導く事は出来ると思います。」

【スピリチュアル・メッセージ】
亡くなった赤ちゃんは あなたが気づかなかった病と命の奇跡を教えてくれました
今度はあなたが世にそれを伝え 多くの命を救うこと。
それがあなたの役目です

【オーラの言葉】
世の中は危険だらけで病気だらけ
生きているだけですごい事
人は生き抜くことに価値がある

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