松田美由紀
【 2008年06月28日放送】【2時間SP】パート3
今日のゲストは、たぐいまれな俳優、故松田優作さんの妻であり、母でもある松田美由紀さん。
パート2からの続きです♪
[松田優作さんが美由紀さんに贈るメッセージとは]
江原「ご自身を語ることって意外とあったようでなかったっていうんですよ。それはそうですか?」
松田「なかったです、はい。」
江原「さっきも役になるとか、芝居のことにものすごく没頭して考えるんだけれども、
自分はとてもキャパが小さいんですって。
時々、総出棚ざらえ、みたいなことをしないとならなくて、そういった時は、
ハチャメチャな行動を起こしたらしいんですよ。
何かもう 飲んじゃう、とか暴れちゃう、とか、時々わけがわからなくなって、
全部、捨て出しして、空っぽにして、1から入れ直すということをしてたから、相当それは、苦労かけたって言うんですよ。」
松田「はい確かに。」
江原「ここは笑うだけがいいかもしれませんね。」
松田「いやもうね。でも、何て言うんですか、まあ暴力というか暴れるということって、
怒ることとか、私はすごく人っぽいと思うんですよね。
何か私、喜怒哀楽って好きなんですよね。」
江原「でも、いつも後始末させられていたらしいですね。」
松田「ありがとうございます。」
国分「後始末?」
江原「ええ、いろんなことで。
実際の後始末だけじゃなくて、
いろいろ頭を下げたりすることもそうだし。」
国分「謝りにいったり。」
江原「お母さん役になったり、奥さんになってみたり、いろんな役柄をね、こなされていて。」
国分「20代でやられていたってことですよね。」
江原「そういうことですよね、こういうことを言うと語弊があるかもしれませんけれど、
ちょっと夢物語みたいなことを言いますとね、お二方は 一緒に出会って、学びましょうねって決め合って来た人たちだから。」
美輪「前世でね。」
江原「それでね、その1つには、元々松田さんは、すごく格好いい人が好きだけれど、
かといってご主人はちょっと特別な、何か言葉がすごく適切じゃないんだけれども
排水口に引き込まれていくようにダッと入っていったと思うんですよ。
自分の中でもこれでいいんだろうか、いいんだろうか?と思いながらも、
どんどん絆が深まっていって。
そちら(前世)でも、実はご夫婦でした。
実はその、美由紀さんの方が捨ててます。」
松田「え?」
江原「要するに、三行半、突きつけたっていう姿があって。
でも何回も転生ってありますよね、何回も会っているんですよね。
だから語らなくてもわかる間柄なんですよ。」
美輪「何度も何度も、繰り返して生まれ変わっているということ。」
江原「繰り返している。それでいてね、自分は子供たちに何も言うことない、と言うんですよ。
なぜかと言うと、自分も自由奔放で、早く散ってしまったけれども、
やりたいようにやらせてもらった。
だから人を束縛するような権利もないし、それぞれが、それぞれらしく生きることだ、と。
ただ一点だけ子供たちに言いたいのは、役者に好かれる役者になって欲しい、って言ってます。
もちろん世間の皆さんからもそうなんだけれども 役者さんから認められる、そういう役者になって欲しい。
それが一番大事だ、 それが一番の財産じゃないか、と。」
松田「先生、私は?私はどうなってるの?」
江原「看板塗り替えて、の話ですよね?」
美輪「お嫁に行ったらどう?ってやつ。」
江原「それはね、ご主人は、自由意志を認めていますよ。
ただ、身を滅ぼさない限り、勝手にしろ、とおっしゃるんですよ。」
松田「滅ぼした~い。」
江原「身を滅ぼすタイブだ、と言うんですよ。
そこをわきまえた上で 『遊べ』っておっしゃる、大いに遊べと。」
松田「息子たちに、『もういい加減、モテなくなるから、好きなことしてなさい。』って
よく言われるんですよね。」
美輪「今からだったら、まだまだ、ねえ。」
江原「それはだって、若くしてねえ。」
美輪「よくなさいましたよね。」
松田「ですよねえ、美輪さん聞いてくださいよ。」
美輪「本当に、ご立派。あの若さで、お子さん3人ですもの。
そりゃあ、大変だったと思いますよ。」
江原「現実に、それまでの間でも、やはり女性ですから 看板塗り替えようと思ったことは、何度もあるはずなんです。
でも、ダメでしたでしょう?」
松田「先生、超にこにこしてる。」
国分「どうなんですか、そこら辺は。」
松田「でも、人にはすごく恵まれてると思います。」
美輪「矛盾してらっしゃるからね、あなたは。
だって天然で、大ハッピーでね、バーンと開き直っている、ケセラセラみたいなところがあるけれども、まったく正反対のところもおありになるでしょう?
しっかりしていてね、石橋をたたいてもいや、これは渡っちゃだめ、っていう風になる。
慎重で、ものすごく論理的なところがおありになるから、
そっちの方がブレーキになっちゃうのね。」
松田「本当にそうなんですよ。一見ね、わ~っとやるんですよ。
そうするといろんな人が、意外とわっと来てくれるんですよ。
根が真面目なんですね。根の真面目が全部ストップさせるんですよ。」
江原「それでね、いいか悪いか、先が見えちゃうから。 どうせ、こうなって、こうなって…。」
美輪「結果を、先取りしちゃうのよ。 こうなってくると、こうなるじゃない、それがどうしたの?」
松田「つまんない。」
江原「美由紀さんはお美しいしね、そりゃあね、いろいろありますよ。
でもね、ご自身が意外と気づいていないのは、これはお母さんもおっしゃっているんだけれども あまりはた迷惑なことはおよしなさい、と。
はた迷惑というのは、意外とそういうモードになるときに、いろんなところに粉をまいて
『私もう、看板塗りなおしたいんです』とか言って、すると その気になって寄って来るでしょう?
そしたらバシッ!と、そんなことありましたっけ?と。」
松田「超いい感じ、超モテモテな感じですね。」
国分「ですか。」
松田「ですよ。」
江原「もうそれはね、相手にとったら迷惑だからね。」
美輪「その気にさせといて。」
松田「江原さん、何てことおっしゃるんですか 江原さん。
私、20歳から結婚して、28歳で未亡人ですよ。
その後、25年間子供を育てているわけですよ。主人に会ったのは、17歳ですよ。
遊んでいないんですよ。」
江原「でもね、お母さまもおっしゃるけれども 昔からそういうところがあった。
結婚する前からもそうだけれど、 『あの人、素敵』『あ~この人、素敵』と言うわりには、
その人が寄ってくると『私、全然興味ないのに、何でこんなに言われるんだろう?』とか。
ドアを開けて自分から手招きしておきながら、いざ寄って来るとパシッと閉めちゃって。」
国分「17歳、20歳の頃、遊ぼうと思っても、 遊べないタイプだったのかもしれないですよ。」
松田「いい事言った、本当に。結局、そうなんですよ。
美輪さん、聞いてください 本当にね、結局はずっと遊びたくて、遊びたくてうずうずしてるのに、遊べないの。」
江原「だから、それで看板塗り替える話をするのは、不思議な人だなって。」
松田「いやもう、願望ありありなんですよ。あんなことも、こんなこともしたい、って 。
頭の中は、グッチャグチャなんですよ。それなのに、意外とキチキチとなっちゃう。」
美輪「そうそう。」
江原「一番いい遊び方は、もう『妄想』です。
ずっと妄想で生きていれば 楽しいじゃありませんか。」
松田「やだ~。」
美輪「それでやっぱり、矛盾していらっしゃるのは 経済的なこともそうなのよね。
だからものすごくきちっとしててね。
経済観念も こうで、こうで、こういう風にってするくせに、とんでもない無駄遣い。
ポコンと抜けちゃってあら、しまった。何であんなことに?」
松田「バレバレだ。」
国分「バレバレですか。」
江原「世間で言うところの、わりと男っぽい使い方っていうんですかね。」
国分「今日もいろいろと教えてもらいましたね、本当に。これからちょっと 楽しくなりそうですね。」
松田「そうですね。」
美輪「結婚式には呼んでくださいね。」
【スピリチュアル・メッセージ】
美由紀さんと優作さんは何度も共に人生を過ごした二人
看板を塗り替えたくなったら 「身を滅ぼさない程度に勝手にしろ」とご主人もおっしゃっています