未唯 mie

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【 2008年08月16日放送】【2時間SP 亡き人を偲ぶスペシャル】パート4

今日のゲストは、阿久悠さんの生んだ最大のスターである女性歌手、元ピンクレディーの未唯 mieさん。

パート3からの続きです♪

[阿久悠さんの才能]
江原「だから、かなり繊細な、細やか。」
未唯「そうなんですよね。」
江原「だから、一番最初に『怖い顔をなさっていた。』とあったけれども、真逆。」
未唯「今はすごくよくわかります。ゆっくりお話させていただいた時は 本当に優しい方なんだなっていうのと共に、それを思い返してみると とってもシャイで、
すごくデリカシーがあるから、多くを語らない方だったんだな、っていうのを。」
江原「どちらかと言うとね、イメージ的な問題なんですけど、
本当に阿久悠さんの方が 非常に女性的な感性なんですね。」
美輪「すごい空想力というか、想像力というか、妄想力みたいなものの塊みたいな方だったのね、この方はね。」
江原「ある種の、霊能者なんだと思うんですよ。」
美輪「そうそう。」
江原「何の仕事でもそうなんだけれども、役者さんも歌手の方も作詞作曲の方も、
いろんなクリエリティブな方たちっていうのは、感じ取る力とか そういったものが、非常に強い。
だから時代と上手くマッチしている じゃなくて、感じ取るんですよ、つかんでて。
そして、みんな共通しているのは『静寂を好む人』、
または言い方を変えると『孤独を愛する人』
だから実は、はた目より華やかではなく 自分の中で常に内面を見つめながら考えられる。
そういった人が鋭いアンテナを得ることができて。」
美輪「あの人が天才だと私が思うのは、とにかくジャンルが決まっていないんですよ。」
未唯「そうなんですよね」
美輪「あらゆるジャンルにね、多岐に渡っていらっしゃるでしょう?
だから今、江原さんがおっしゃるようにモンスターであって、
霊能者であって そういういろんなジャンルの中から情報を全部流し込んでくるわけですよ。
だから普通の人間ではないということ。」
未唯「そうですよね、シングルで出た曲じゃないんですけれども、
先生が書いてくれたある曲があって、それは私たちが歌手を目指して本当にがんばって 夜中、近所迷惑にならないように川原に行って大きな声を出して練習していたようなところが曲になってるものがあって。
『どこかで見てたんじゃないの?』と思うような、
そんな少女の曲も書けちゃってるんで 『絶対、先生、宇宙人だよね。』って言ってたんですよ」
美輪「だからさっきね『孤独を愛する』って江原さんがおっしゃったけれども
『孤独は人を聡明にする』
いつも孤独でいてね、それをキープしている人っていうのは、
自分の中にどっぷり浸かる時間があるから。
だからそれに耐えられる人でないと、偉業を達することができないの。
阿久悠さんは、私流に言うとね、生まれ変わりの回数の多い人だと思うのね。
だから男になったり女になったりね、裏切って死んで、裏切ったり裏切られたりね
ひどい目に遭ったりとか、あらゆる人間の喜怒哀楽、煩悩、憎しみ、
そういうものを全部、いろんなものを経ていると、詞を作るのが簡単なの。
それだけ経験がたっぷりあるから、引き出しから引っ張り出してくる。
材料はいっぱいあるんだから。」

[未唯 mieへのメッセージ]
江原「でもね、ちょっと余談なんですけれど、その生まれ変わりの話が出たんですけれど
これも夢物語と思って聞いて下さい。
それこそピンク・レディーで寝る時間も1時間半とか、大変だったでしょうけれども
それにも意味があってね、未唯さんね、元々は前の魂のとき、
ものすごいお姫様だった頃があるんですよね。
この国なんですけれども、まあきれいな着物を着ていらっしゃって、
それに対する罪悪感がものすごくあったの。
なぜかというと、その時に飢饉とかいろいろあって、
バタバタと死んでいく人とか、栄養失調とか。
だけど自分はいつもきれいな格好をして。半分は償いの気持ちで生まれてきているのね。
だから、あれだけ苦しい時でも『喜んでくれる人がいるならがんばろう』って思う。
なぜそれだけ『がんばろう』って思うかってね、じゃあお金のためとか、生活のためとか っていうのは、もうどこかに消えちゃってると思うし。」
未唯「全くなかったです。」
江原「でしょう?そんな中でも『ただ頑張ろう』って。
じゃあ『きれいな服』とかって言ってもそんな睡眠時間で、もう何も考えられないと思うんですよ。
『きれいな格好していいね』って言われても『別に』っていうね。
逆にパジャマになりたい時間が多かったかもしれないくらい。
だから、そういった意味では前世で考えると
『いつもきれいな格好、でもそれが必ずしもいいことではないことも、前にもわかっている。
だけど、そこで多くの人に還元できてこそだな。』っていうことで。
だからそれで多くの人、病気のお子さんからのお手紙もそうだけれども、
またどういうわけか、ミーさんてねこれ、阿久悠さんがおっしゃるんだけれどね、
あんまり自分を責めちゃいけない、って言うんですよ。
妙に生真面目だって言うんですよ。または貧乏性。
何かしなきゃいけない。働かなきゃいけない、何かね、のんびりができない。
でも元来、自分はのんびり性だと思っているんですよね?」

[あせらずに穏やかに]
未唯「のんびりなんですよね、本当は。」
江原「なのに、だからそれがいけないことだと思っちゃってるから、妙に動こうとする。
それで実は、ちょっと話、飛んでいいですか?
実は、そういう前世の方でもあり、守護している部分でもあるんだけれど、
その方からのメッセージでね、 のんびりが悪いわけじゃなくて、
動くべきときにきちんと動けばいいわけであって、『何か穏やかになると不安になっちゃって、何かしようとします』って。
焦り過ぎちゃって、何かこうあの準備が足りなくって、崩しちゃったりとかね。
『何かいろんなことをいつも、自分でトラブルを生んじゃっているところがある。』と。
『それが、今、そうなんだよ』と。
だから、もう少しね 自分自身の穏やかな暮らしっていうのを守っていけばいいことであって。」
未唯「何か『お役に立てることじゃなかったら、やる意味があるのだろうか。』っていう 気がしてしまうんですよね。」
江原「それはだから、前世から引いているもので、その心は悪くない。
事業としてまでやることはない。
『形としてきちんとしなければ、形として作らなければ。』って、焦りみたいに なっちゃって、もちろんそれはしちゃいけない、というのではなくて『時間をかけてなさい』ということなんですよ。」
未唯「実はここ2、3年とってもわかってくださる仲間がいてくれて、『もっとゆっくり行こうよ。
そんなに120%とかってやると、お客様も疲れちゃうから
もういっぱい経験も積んできたんだから、そこで余裕でいろんなことを
一番楽しいところを見つけるような仕事をしていけばいいじゃない。』って。
『う~ん、そうかもしれない』って思いながら、わりとここのところは ゆったりしてるんですけど。」
美輪「ヒントが分からないんでしょ?ゆったりしているんだけど。」
未唯「そうなんですよね。」
美輪「ゆったりしているんだけど、何か漠然としていて、それでヒントはね、 さっき出てきたのよ。『白い風船』」
未唯「『白い風船』ですか?」
美輪「フォークのような、ゆったりとしたね、雲がゆっくり青空を流れてゆくようなね。
私が『涼やかできれいで上品な声ですね。』って言ったじゃない、あなたの声は。ね?
それを生かしちゃって、素敵なゆっくりした美しいきれいな詞のバラード、
ああいう歌をメインに歌うようになさればいいのよ。 そうしたら、またポーン!とドアが開くの」
未唯「そうしたら今世、生きている意味ができるんですかね?」

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[ピンクレディーの功績]
江原「だってまずは、今世、生きている理由のひとつにね『人を喜ばせたかった』んですよ。
だからあれだけ、ピンク・レディーで喜んだけれども、その反対にすごく苦しかったはず。
だけども、ちゃんと果たしたわけですよ。
今にして思えばね、本当にあの時代って、素敵な時代でしたよね。
だって子供たちが、小学校でも何でも教室でね、
いつもピンク・レディーを みんな女の子たちがやってる。
あんな微笑ましい光景が今あったら。
今はほとんどもう、いじめだ何だと殺伐とした、逆に言うとまったくそういう華やかな音楽、歌のことも、ダンスを踊るとかなんていうことも 本当になくなっちゃってて。
あの時代は平和でしたよ」
美輪「みんなそれでね、ピンク・レディーでね、子供たちが元気をもらったの。」
江原「それで心が1つになっていましたね、子供たちの。」
美輪「エネルギーにあふれていてね」
江原「新しい振り付けができたら、みんながすごく突然、研究し始めてまたね、子供たちが。」
未唯「はい。」
江原「だから、あんなに心が1つになって、お友達とかのね、遊びとかも
心をみんな1つにさせる、そういう貢献もたくさんなさったわけじゃないですか。」

[今後は癒しの曲を]
美輪「エネルギーを与えて元気にしたんだから、今度は何かと言ったら もう歳も重ねて 人生経験も積んでいろいろした、つまり癒し、慰め、静かな励ましね?
あの『千の風になって』みたいにね、ゆっくりしたメロディで、字あまりじゃなくて
ちゃんとしたゆったりとした、癒しに慰めになる…
それでみんなわあっと飛びついたわけでしょう?」
未唯「はい。」
美輪「みなさんに癒しの子守歌を歌ってあげるようなつもりで。」
未唯「だから自分でやり始めたときに、自分の心を『何やりたいの?』って聞いたときに、
何か『親子に関わるようなことをやりたい』っていうのが浮かんできたんですけど、
童謡だったり、何かそういう癒しの曲を歌いたいなって、ずっと思ってはきてたんですけど。」
美輪「いろんな方法をお考えになればいいんじゃない? ゆっくりと、焦らないで、ねえ。」
未唯「ゆっくりと。はい。」
国分「今日、ここに来た意味っていうのも、何となくわかりましたよね。」
未唯「わかりました、よくわかりました。」

~未唯さんは今年絵本を出版しました。『モコちゃん』
それは今後の新たな道を示しています。
ピンクレディーのころ子供たちに元気を与えたように、これからは人々を癒すため、
歌い続ける使命があるのです~

【スピリチュアル・メッセージ】
人のために役に立ちたいその思いはピンク・レディーの時に十分果たしました
大事なことは 焦らず時間をかけて穏やかな生活を楽しむことも大切です

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