オーラの泉 天国分からのメッセージ 出門英

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【 2009年08月15日放送】【天国からのメッセージ 出門英】

今回は逸見政孝さん、河島英五さん、出門英さんの「天国からのメッセージ。」が、 ご家族に伝えられます。

究極のベスト! ヒデとロザンナ

スタジオには、故・出門英さんの妻のロザンナさん、長女の万梨音(マリオン)さんが出演。

~出会った瞬間、この人と結ばれると感じたロザンナさん。ロザンナさんと出門英さんは1975年に結婚、2男1女の子供を授かります。しかし、突然の病に襲われ1990年6月17日、出門英さんは帰らぬ人に(享年47歳)。長女の万梨音さんはまだ8歳でした。
最愛の夫を失い、三人の子供を一人で育てあげました。そして、2児の母となった万梨音さんに届けられる英さんのメッセージとは~

国分「ロザンナさん、18歳の頃の映像が出ましたけれども、大人っぽいですね。」
ロザンナ「イタリア人ですから。ませてるのよ。」
国分「ませてましたか、その当時?」
ロザンナ「結構ね、18でイタリアだと大人なんですね、もう。」

国分「あ、そうですか。日本だと18歳っていうと、まだね、 もうガキみたいな感じですけれども。」
ロザンナ「だって17で一人で日本に来てるんだから。1人でおじさんのバンドと来たんですけれども。」
国分「それは、嫌じゃなかったですか?日本っていう国に来るっていうのは。」
ロザンナ「いや、これが不思議なんですけど、やっぱりよばれているんだと思うんです、私は。」
国分「日本によばれた?」
ロザンナ「小さい頃からね、スケッチなんかすると、五重塔と、何か着物を着ている女の子の絵をよく描いていました。」
国分「子供の頃から?」
ロザンナ「見たことないのに。」
国分「ええ!?『オーラの泉』じゃないですか、もう。
前から出たかったみたいな話を聞いたんですが。」
ロザンナ「ものすごい、お会いしたかったの、お二方に。」

国分「そうですか。はじめましてになるんですか?」
ロザンナ「いえ、美輪さんには大変お世話になって。」
美輪「何十年ぶりくらい、さっきお会いしたの。」
ロザンナ「何百年ぶり。」
美輪「何百年、本当にね、もういいわね。
ヒデさんのことを、とても好きで好きで。」
ロザンナ「もう、好きで好きで。」
美輪「好きで好きで、たまんなくて。」
国分「え?デビューして。」
美輪「すぐ。」

ロザンナ「『あ、この人絶対、私のだんなさんになる人』っていうね、 ひらめきがあったんですよ。」
美輪「それがね、もう丸出しだったのよ。」
国分「丸出し?」
美輪「うん。」
ロザンナ「これがイタリア人よ。オープンだから。」

美輪「そう、丸出しで。それで私はね、大人っぽいってあなたは言ったけど
『うわあ、子供だな、可愛いな』と思ってたの。
ヒデさんがね、あの人、めちゃくちゃモテたのよ。」
国分「もう、格好いいですもんね。」
ロザンナ「(うなずく)。」

美輪「スタジオにいる女の人もね、ヒデさんの方は何の関心も無いんだけど
二人の人がしゃべりかけて、素っ気なくしゃべってたんだけど
そうしたら彼女の目がね(横目でにらむ感じ)こんな。」
国分「嫉妬の目に。」

ロザンナ「違う。あの今だから言いますけど、当時はね、日本語あまりしゃべれてないからものすごい敏感に見たり聞いたりしないと、何を言ってるのかわからないから
だからすごかったですよ、アンテナが。」

国分「でもそれは、日本語も分からないし、私のヒデを、みたいな。」
ロザンナ「私のヒデを触るんじゃない。」(みんな笑い)
国分「そんな気持ちもあったわけですよね。」
ロザンナ「はい。」

国分「江原さんとは、どうですか?」
ロザンナ「いや、初めて。」
江原「万梨音さんとはね、JJモデルをなさってたときに対談してるんです。」
国分「あ、そうなんですか?」
美輪「じゃあ、(江原さんにむかって)JJモデルやってらしたの?」
江原「そうなんです。」
国分「ええ?専属ですか?」
江原「ええ、当時。そんなに笑わなくても。」
万梨音「お世話になりました。」

江原「もう8年も経つんですね。」
万梨音「もうそれくらいになりますね。」
国分「じゃあお話は対談という形ですか?」
万梨音「はい、お話させていただきました。」

ロザンナ「で、話を聞いて、ものすごくお会いしたいなと思ったけど、なかなか。」
江原「僕ね、今でも忘れないの。その時もお父さまのことをね、お話してね
お家のイスのところで、藤の椅子か何かだったのかな
『そこにいつもずっといるよ』っていう話をしたのを覚えてる。」
万梨音「はい。」
江原「その映像がず~っとあって。」
国分「それは覚えていますか?」
万梨音「覚えています。で、『そんなイスあったかな?』と思いつつ、ママに帰りに電話した時に『あるじゃない』って言われて、二人でサ~ッと寒くなって。」
ロザンナ「キッチンに小っちゃいね。籐じゃないんだけど丸い椅子。
料理の間にちょっと座る椅子が。『そこにずっといる』っておっしゃって。」
国分「え~。」

江原「いるよ。ずっと見てるよ、家族のことをって。」
ロザンナ「怖いわあ。」
江原「そこの場面だけをすごく覚えている。」
万梨音「そうでしたか。」

~マリオンさんがモデルとして活躍していたころ、家族をそばで見守っていたという出門英さん。幼い子供を残し、旅立ったことに特別な思いがあったのです~

万梨音「私、お父さんと闘病中に手紙のやり取りをしてたんですね。
(手紙を取り出します。)これは最後に、一番最後に交わした。」
ロザンナ「運動会にね、どんな仕事があっても絶対、運動会の時、空けてたんですよ。」
国分「スケジュールを空けて。」
ロザンナ「で、初めてだったんですよ、入院してて運動会に出られないっていうのが。」
万梨音「そうなんです。」
国分「はあ。そこでの手紙のやり取りがあるわけですか。」
万梨音「はい。最後の方だったので字が全然グチャグチャなんですけど。(手紙を開いて読みます)
『うんどうかい いけなくてざんねん 目を大きく明けて よーくまえを見て 走ればぜったいに ころばないからね。こっちから おうえんしてる』っていう風に 書いてくれたんですけど。」

美輪「『こっちから おうえんしてる』っていうのが、なぞなぞになるわね。」
万梨音「はい。もう今も、そう言ってくれているのかなっていう風に。」
美輪「『こっちから』が『あの世から』という意味でもあるのよね。」
万梨音「はい、そうですね。」

国分「これはもう、最後に交換した手紙なんですか?」
万梨音「はい、そうですね。」
国分「何か、お父さまが亡くなられてから不思議な体験も増えたという。」
万梨音「そうなんですよ。息子がいるんですけど、今年三歳になるんですけど
もっと赤ちゃんの時に、写真を見て『ヒデじいじ』という存在は知っているんですけど 全く誰もいないところに向かって『ヒデじいじ』とか言って 笑って手を振っていたんですよ。
もうこれは間違いなくいるな、と思って。」

国分「ただ、『じいじ』はよくないですよね。」(みんな笑い)
江原「じいじはね。」
国分「じいじは言っちゃいけないんですよ。」
美輪「だってあなた、『ばあば』って呼ばれてうれしい?」
ロザンナ「呼ばせないもん。」
美輪「でしょ。あだ名の方がいい。」

万梨音「あ、でも(ロザンナさんに向かって)ほら、パパって言ってたじゃん。」
ロザンナ「そう。」
万梨音「写真を見て、『パパ』って言ったんですよ、息子が。
『パパじゃないよ、ヒデじいじだよ』って。
それはやっぱり、うちの父が『パパだよ』って言ったんですかね?」
国分「これはやっぱり?」
江原「(うなずいて)来ちゃった。」
ロザンナ「来たの?あら、うれしい。」

江原「だけどね、ロザンナさんとね、やっぱり話たくさんしたいのね。
伝えたいことが堰を切ってる感じなんですよね。」
美輪「思いが一杯たまってるんでしょ?」
江原「そう。生きてたときよりも以上にすごく家族に対する関心が強いんですよ。
例えばご主人ってね、ヒデさんって見てると、すごくクールな感じの人に見えるじゃないですか。だけどね、彼は本当はクールな人ではない。」
ロザンナ「うん。」
江原「すごく感情の豊かな人で。」
ロザンナ「そうですよ。」
江原「なぜかというとね、彼自身が元々、前世がイタリア人ですからね。」
ロザンナ「え~。」
江原「そうなんですよ。で、この二人、夫婦で追いかけっこして一緒になっているから。
だからもちろん、ご主人は日本にいた時期もあるの、前にね。
で、その時、ロザンナさん、日本にいたの。
だから、昔から日本に対してあんまり違和感がないの。
それでいて、イタリアに生まれたときも、今度はイタリアに行ってるのね。」

ロザンナ「え、また一緒になれる可能性。」
江原「それでまた来てる。」
ロザンナ「やった。」
江原「そうなの。彼の前世ってイタリアでね、パードレをやってたんですよね。」
万梨音「え?」
美輪「パードレ。」
ロザンナ「神父さま?あらら。」
江原「うん、だから結ばれてないんですよ。」
万梨音「へえ~。」

ロザンナ「そうなの。彼、まあお母さんは宗教、仏教だったんですけど 『僕は宗教はいらない。もう自分の腹の中にあるから』ってよく言ってましたけど。
で、私は『どうしようかな』って思ったんだけど、ロザリオを持っていってあげたんですね。
『これもついでに持って行ってよ』と言って。そうしたら、もうず~っと枕の下に。
『これがあると落ち着くんだよ』って言ってくれたことがあるんですよね。」

江原「でしょ?だから、ある意味で1、2、3度目の正直みたいなね、 そういう出会いなんですよ。」
美輪「だから日本に来て会った途端に好きとか嫌いとか、愛してるとかじゃなくて
『あ、ほれた』というんじゃなくて『あ、この人、私のだんなになる人だ』と
だから、その前の生活の延長だったからよ。」
ロザンナ「わー、鳥肌立つ。」

江原「あのね、どうして今日、このゲストになってるかっていうと やっぱりね、万梨音さんのことものすごく心配してるの。」
万梨音「はい。」
江原「『この子の将来は、この子の将来は』って言っててね。
『お祝いをして上げたいんだ。自分は万梨音ちゃんのパパだから 一生懸命それを祝福して、それでこの子の、万梨音ちゃんの行く末を、 パパはずっと見ているんだよ』と
早くに離れちゃってるでしょう、やっぱり小さい頃だから。
だからなおのこと娘に対する思いとかが強くて。」
万梨音「(涙ぐんで)そうですね。」

江原「だから大人となって孫を持ち『自分は何とか守ってあげたいんだ』と。
そういった意味では万梨音ちゃんに理解して欲しいのは、 『どんなに離れているように感じてもね、いつも見てるんだよ』と。ね?
『それを伝えたい、いつもいたい』
いろんな何かがあったとき、万梨音ちゃんが泣いてるとき、
悲しいとき、そこで一生懸命言いたいんだけど、その思いが情念になってね、
『とにかく皆が笑って朗らかに生きていられればいいんだ』って言っててね、
『だから泣きたいときは泣けばいい。でも笑うこと』。」
万梨音「はい。」
江原「ね?それをやっぱり、残念ながら話す時間があまりなかったからねえ。」
万梨音「そうですね。」

~うれしい時も悲しい時もいつも家族を見守っていた英さん。伝えきれないあふれる思いがありました。~

国分「さっき、『来た』って言ったじゃないですか。」
江原「今もいますよ。(自分の左肩をさわって)私のところにいる。」
美輪「(ロザンナさんと万梨音さんの方向を指して)いつも向こうの方にいるのにね。」
江原「こっちにいるの。」

ロザンナ「私が見たいのかな?」
江原「それもあるし、一杯言わせたいの。会いたい、話したい。
もうとにかく、ロザンナさんだけじゃないですよ、万梨音さんに対してもそうだし、もう、あのね、いろんな家族が…やっぱり『オーラの泉』を通してみたり、いろんな他の番組でもみてるけれど
ここの家族は、ある意味、熱い。あの何か皆、素っ気ない風に見えて、妙に気持ちは一つ。」
万梨音「はい。」

ロザンナ「(江原さんの左肩のへんを指さして)まだ君に惚れてるから。」
国分「可愛い。」
ロザンナ「向こうには彼女は出来てないですか?」
江原「ないです。」
ロザンナ「ああよかった。」
万梨音「それ一番、実は気になってたんだよね。」
江原「『何言ってるんだよ、もう枯れてるよ』って。」
ロザンナ「ええ~。」
江原「『そういう気持ちはね。家族のためだけだよ』って。」
ロザンナ「(手を口において)これが上手だから。」
江原「でも言ってますよ。『愛してる』って言ってますよ。」
ロザンナ「あら。」
江原「それは万梨音ちゃんに対しても言ってますよ。」
万梨音「あ、はい。」
江原「『愛してるよ、いつまでも』って。」
ロザンナ「同じく。」
国分「今日はじゃあ帰って何か。」
ロザンナ「美味しいワイン開けよう。」
国分「お話してみてください。」
ロザンナ「はい。」
万梨音「はい。」

【天国から家族へ届くメッセージ 出門英さん】
 誉めてあげたい 祝ってあげたい
あふれる思いでいつも見守っています

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