西川きよし
【 2008年5月10日放送】【123回】パート3
今日のゲストは、横山やすしとの漫才コンビで大活躍、元参議院議員でもあった西川きよしさん。
パート2からの続きです♪
江原「これもさっきの尼僧さんの延長なんですけれどね、これも夢物語です。
お2人は親子関係であるときがありますね。
実は、奥さまが師匠をお子さんに持っていてね、亡くされているんですよ。
そのご供養もあって、尼僧になられているんですよね。
それで今回、師匠は、夫でもあるけれども息子みたいな気持ち。
だから常に 『この息子を育てなければ』っていうような、そういう一心で来た。
だから『自分自身は我慢しても』とか、そういったことは一杯あったと思いますよ。
今は、そういう心配はないでしょうけれども、自分自身がとにかく切り詰めてでも、
師匠に恥ずかしい格好をさせないように、とかそういったことをものすごく、やり繰り、
切り詰めていったっていう、最初からの姿がありましてね。
これ、奥さんとしてというのもわかるんだけれども、母の心ですね。
…実は、ちょっとさっきから困っていることがありましてね、いいですか?」
美輪「どうぞ、どうぞ。」
江原「やすしさん、離れてないんですよ。
要するに、亡くなって、あの世へ行く、って言うじゃないですか。あの、行ってないんですね。
何しろ寂しがり。それでいて、自分で1人でマイペースでいる割りに、1人でいられない。
そういう方だったと思うんです。
本人はね、『師匠がいないと生きていけないんだ』って言うんですよ。
師匠がいたから 『こういう風に長生きできたと思ってる』
だから現実に、相当、面倒をみられたと思うんですよ。
稽古だけじゃなくて、もうそれこそ普通の生活をさせるために、少しでも寝させるもそうだし、休ませるもそうだし。
だからそういう風に、お守りして…ようやく。
だからお守りが、議員というお仕事とか、ちょっと離れなくてはいけなくなって。
物質的にはもう安心だ、というのは、あったでしょうけれども、そうじゃなくて
側にいなくなってから、余計にひどくなったんですよね。
だから変な言い方をすると、介護してあげないと駄目な人というか、
だからそれは 今だになんですよ。」
美輪「今だに甘えん坊なの。」
江原「だからそれぞれが、本当に自立しないといけないというかね。
亡くなっても『やすしさん』なんですよ。
だけどヘレンさんはね、やすしさんのことも供養しているんですよ。祈っているの。」
美輪「成仏するように?」
江原「ええ。それのおかげで、まだいいんだけど…。」
西川「うちの家内は何かといったら、お墓に行ってます。お寺さんに行ってます。」
江原「そうでしょう?あのね、ヘレンさんも感じているんだと思うんですよ。
要するにやすしさん、まだちゃんと自立できていないな、っていうね。
『だから、やれるうちにちゃんと供養しなくちゃ』 『ちゃんとあの世に行かせなくちゃ』
というような思いがあるからじゃないかと思うんです。お帰りになったら聞いてみてください。」
美輪「だから成仏するというのは、仏の心になるということだから、
自分で精神的に成長していって進化させてね、大人になっていかないと、
仏の心にはなれないじゃありませんか。
いつまでも、4つか5つのやんちゃ坊の子供のまんまストップして
そこに自分が甘えているっていうこと、それを自己改革しないといけないんですよ。
ところが自己改革しないで、相変わらずやんちゃ坊のままで許される、みたいなね
甘えがあるから。そうすると成仏できないんですよ。
これ聞いてると思いますけれどね、やっさん。
そういうことなのよ、やっさん、聞いてる?
だからいつまでも甘ったれちゃダメですよ、
人々に迷惑をかけちゃダメ。これだけ充分、迷惑をかけたんだから。
だから、もうここら辺で皆さんに迷惑をかけないで恩返しをしなきゃいけない。
あなた自身も頭はいいし、ちゃんとしたところもあるんだから、
それで今度は人々を慰め励まし、そして尊い仏、如来になったり、
菩薩になったりしなきゃいけない。
まだまだやることは、これから先、いっぱいあるんだよ。
次から素晴らしい人になるように、これからも修行なさい、ね。
そのために、あなたはここへ来たんでしょう?」
国分「ちょっと聞きたいんですけれども、きよし師匠がやすしさんに
できることっていうのはあるんですか?」
江原「自立しろ!と言ってあげた方が。」
西川「朝晩、仏壇でお話してるんですけど、1度も言ったことがないです。」
美輪「だからね、生きてるのと同じように、対処なさっているから。
だから、いつまでも居心地が良くて、いるんですよ、甘えて。」
江原「先ほど、稽古させるときに、引っ張ってきてという、その気持ちです。
行くことが稽古だ、という風にさせればいいんです。
『ちゃんと自立しろ、やることをやるんだ。でなかったら、みんな困っちゃうじゃないか。』と。」
西川「ただそう言ってあげることだけで、よろしいんでしょうか?」
美輪「そうそう。
そうすると、その気持ちが向こうに芽生えれば、スッと天窓が開かれるみたいになるんですよ。」
江原「きっと、奥さまもそのことだけ言えば『わかった』ってわかりますよ。
どういう風にすればいいのかっていうことを、きっと奥さまが教えて下さると思います。」
国分「今日はいろいろとわかったことがあるとおもいますけれども、
まずは朝晩やっているやすしさんとの会話に『自立しなさい』という言葉を足して
これから言い続けてください。」
西川「はい…。」
【オーラの言葉】
霊は人間と同じ
怖がればつけあがる
人間関係と同様毅然(きぜん)と接すれば良い