島倉千代子
【 2008年06月12日放送】【124回】パート3
今日のゲストは、「人生いろいろ。」などのヒット曲があり、さまざまな苦難を乗り越えてこられた演歌歌手の島倉千代子さん。
パート2からの続きです♪
[お母さんからのメッセージ]
江原「1つだけ、ちょっと言いにくいことだけれど、いいですか?
かってご結婚なさったときの古い話、その時のことはね、お母さん、謝っています。
『あなたの人生を、いろいろとお母さん、邪魔した。』って言ってるの。」
島倉「本当ですか。」
江原「それで、その時に、いろいろ人生、変わったかもしれない。
それをお母さん、今だにずっと思っているよ、今だにって。
あなたの中でも、時々そういう風に思うとき、その時がお母さん、一番ね、
ちょっと切なくなったりするって。
けれどもこれで良かった、ってまた言ってくれるときもあって。
その時はお母さんも『ああ、救われる』って、思う時もあり…。」
島倉「そうですか、私、母のことでひとつだけ全然知らなかったことが、
結婚のときに うちの家族は、誰も来てくれなかったんですけれども。」
美輪「弟さんも?」
島倉「うん、母がいなくなってからですかねえ、
聞いたんですけれど『母は来てた』って言うんですよ。
でも、あたし、会ってない。 そうしたら、皆さんと下働きのところで、
母がその中の1人として全部やっていたって、後で聞いたんですよ。」
美輪「配膳係をやっていらした?」
島倉「そう。『その中の1人に交じって、やっていたのを知らないでしょう?』」
美輪「映画みたい。」
島倉「それ、知らない、って言ったの。」
江原「そこが母でしょう?でも、それ以外のところでは『おめでとう』とはできなかった…。」
島倉「言わないんです。」
江原「だからそういうところで、あなたの人生をこれは親子で一番、
わかる話だと思うんですよ。」
島倉「よくわかります。やっぱり、本当に厳しかったですね。
私、本当に泣きながら母の後ろにくっついていったんですけれども、
でも今、あの時に、泣きながらでも、叩かれながらでも、教わった言葉やことが いま全部、
役に立っている。
それだけは私、多分、母に逢えたら『ありがとう』って言えると思います。」
江原「それは一番、喜んでいます。」
島倉「じゃあ、ここで言わせてもらってもいいですか?」
江原「いえ、もう聞いてます。」
島倉「『お母さん、ありがとう。がんばってます。』ありがとうございました。」
江原「そう。だからそうすると、お母さんも救われるんですよ。
難しいもので、さっきのお財布とかもそうだけれども、
あまり干渉すると自立できなくなっちゃいますものね。やはり今も、ずっと心配。」
島倉「もう大丈夫です、私。
はい、ちゃんとお財布もですね、開けられますし。
銀行に行って、この間振込みをしたら、できなかったんです、1つ。
泣きながら帰って来ちゃって、また行きまして、
次は、もう1回挑戦したら送れました だから、もう大丈夫です。」
国分「成長しているじゃないですか。」
[偏った食生活]
江原「それとね、もう少しだけ食生活、改善された方がいいかなと。」
国分「どんな食生活を?」
江原「1つのものばっかり食べたりしないで。」
島倉「どうしてそんなの、見えるんですか。」
美輪「どうしてか見えるんですよ、なぜか。」
江原「こう言ったら失礼なんだけど、本当にお若い人の食事の仕方というか。」
美輪「ジャンクフードを食べていらっしゃるの?」
江原「そうじゃないんですけれど、偏るんですよ。気が向いたもの。」
島倉「そう、食べたい時に、食べたいものを食べるという。」
美輪「どんなもの、例えば?」
江原「お肉を食べると、ずっとお肉お肉。」
国分「そんな生活をされているんですか、今は。」
島倉「うん。」
江原「そういうことも、お母さんは心配なんです
。お母さんがご存命だった頃は、 それでもやかましく言ったんですよ。『これ食べなさい。あれ食べなさい』」
島倉「うるさかったんです。」
江原「でしょう?だから脇からそうやってされなければ、食べなくなっちゃうんですよ。
そうやって自分の気の向いた方ばかりにいっちゃう。
お母さんはこう言ってるの>『歌に感謝しながら、1日も長く歌うことです』
自分自身が楽器でもあるわけだし、長く歌わせていただけるための努力が、
その感謝の表れだから、食事とかそういったことも含めて、
自分でコントロールできるようにするということが、大切なんですよね。」
島倉「はい、ありがとうございます。」
国分「まずお母さんが心配している食生活ですね。」
国分「変えましょう!」
島倉「私、開けてお湯入れて五分待つの好きなんですけれど…。」
国分「それも美味しいですけれども、そればかりでは。」
島倉「美味しいですよね。」
国分「美味しいですねー、チキンラーメンとか本当に。」
【スピリチュアル・メッセージ】
感情に流されそうになった時、親身になってくれた人たちの耳が痛いアドバイスを思い出せば理性で判断することができるはずです
【お母さまからのメッセージ】
「食生活のバランスに気をつけて。」
【オーラの言葉】
窮地に陥った時は、自分を信じて、自分に負けないこと
試練の中を生き抜いた自分の強さが、あなたのプライドになる、未来への力になる
(「強く生きるために」より)