田中義剛

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【 2008年10月25日放送】【136回】パート4

今日のゲストは、タレントで酪農家、花畑牧場を経営されている田中義剛さん。

パート3からの続きです♪

[亡き祖父の思い]
江原「そして、あともう1つ、義剛さんのおじいさんの思いもある。
やっぱり農業のね、思いっていうのがあって、それも伝わっているんですよ。」
田中「うちのじいさんっていうのが、親父が生まれる1ヶ月前に死んだんですけど
山形で農業の改良普及をやっていまして、田中正助って石像が建っているんですよね。」
(田中正助さん…山形県で稲作の改良普及に努め、近代稲作の父とも呼ばれている)
江原「だからものすごく、アイディア家でしょう?」
田中「はい。当時、稲の北限が山形だったんですけど、その改良普及をして
それを教えるために全国を講演して歩いて…。
同時に長唄とか、そういう趣味も広めて、そういうおじいちゃんで…。」
美輪「創意工夫のね。」
田中「はい。で、亡くなって1ヵ月後に生まれたので、
『お前は生まれ変わりだ』って言われて、その意味がわからなかったんですけど。」
江原「だからきっかけ的に音楽だったりね、しているでしょう?
だからお友達、前世、おじいさん、こういったことの要素を全部受けて、今があって。」

田中「あの、牛乳廃棄になったり、農政の失敗で、
『搾り過ぎた牛乳を捨てろ』って言われた時に、もう血が騒ぐんですよね。
『ふざけるんじゃねえ』って。で、そういう農業団体に一人で抗議に行ったり。そうすると…。」
美輪「うん、めちゃくちゃですものね、農政。」
田中「行っちゃうんですよ。農家の人はおとなしいから、声を上げないじゃないですか。
違う、と。『言わなきゃ駄目だ』っていうので、それで行って
『あいつはタレントだから』とか『あいつは今、ちょっと成功してるから』とか
バッシングされて。でも俺は、1人になっても怖くないんですよ。
それは危険だと思ってるんですけど、自分。」

[経営者としてのこれから]
江原「うん。だからそこはね、平和的に、美輪さんがおっしゃった理性。
理性で、感情は抜いて、理性で会社もきちっとして。
でないといろんな横やりが入ったり、いろんなことを、
『あいつはうるさいから』みたいになっていっちゃうといけない。

それよりもやはり、みんなのためを思ってやっていることなんだから、
それを笑顔で向けていけるように。
だから会社の基盤をきちんとして、そしてそういう酪農とか農業とかのすべてを含めて、
そういったことも改革、明るい改革をしていって。
そしてあともう1つ。家庭、家族への感謝。
義剛さんのお家って、みんなが義剛さんを支えているのね。
だからそういう愛情を、亡くなったお友達の愛情だけじゃなくて、
全部の愛情をいっぺん確認して、

それこそ『50になって』とおっしゃるけれども、まあ確かに昔は別の言い方をすれば 『人生50年』で、
そういう時代があったから、ひとつの人生の区切りとして、
これから何でも短期決戦で終わっていくことのないように、っていうことを
おじいさんも、お友達も、そして前世からも、全部そういうメッセージなんですよ。
でも良かったですよね、お友達はね、
本当に今、境目。ご自身でも、どこかその危険、感じているはずなんですよ。」
田中「感じてます。」
江原「本当に今、岐路。」
国分「ここに呼んだのも、そのお友達。」
江原「そうです。だから今までも、半年とかあったんでしょうけれども、なぜ今なのか。」
田中「はあ~。何回も助けてもらっているんですよね。」

美輪「これからもそうですよ。でも助けてもらっているばかりで、
坊やのまんまじゃ困るっていうことなのね。逆に『もう安心しろ』って。
もう、とにかく昔みたいに、“瞬間湯沸かし器”じゃないから大丈夫、という風に 言えるようになればよろしい。」
田中「いや~、そうですね。」
美輪「そうすると社員もね、人望がある方だったらついてきますよ。
苦労して、そしてたった1人残ってくれた、感謝することを覚え、
いいものができて、お客様が来てくださる。
全部、こう、天狗になる前に感謝になるじゃありませんか。」
田中「そうか…。」

美輪「今の時期だから、こういう話にあなたが耳を貸す気になったけれど、
前だったらこういう話、耳を貸しませんよ。ね?」
田中「そうですね。はい。そのとおりです。目が覚めました。」
江原「ただね、1つ言うと、おじいさんの墓参り、行きましょうね。」
田中「はい、行きます。」

江原「お忙しいでしょうけれどね、節目節目には。」
美輪「どこにあるんです?」
田中「山形です。友達の墓参りはしょっしゅう行ってますけれど
おじいさんは行ってなかった…。」
美輪「その人が商品開発とか何とかに、興味のおありになる方だったみたい。」
江原「アイディアも授けてくれてるわけですからね。」
田中「そうですか。行ってきます。」

国分「大きな時間でしたね、今日は。」
田中「いや、本当に来て良かった。もう…自分、また大きくなったんですけど、
『会社、いつダメになるんだろう』って、いつも思っているんですよね。
すごい今日は、自分の人生の一番のターニングポイントになりましたね。」
国分「今日からまた、スタートですね。」
田中「まあ本当に、やれそうな気がしますよ。」
国分「がんばって下さい。」
田中「ありがとうございました。」

[エンディング]
国分「お2人の話を聞いていかがですか?」
田中「いや、もう、びっくりしました。全部、なんかすっきりしました。
いつもイライラして、何とか上に行こう、行こうとしていたんですけど、
ダメだなってわかっていたんですよ。それをズバッといわれました。」
国分「僕はちょっとショックなことがあったんですけども、生キャラメルの話があった時に、
お2人にはあげますっていって、僕の顔見て『あげます』とはいわれていないんですよ。」
田中「なにをおっしゃいますか。きっちり届けさせていただきます。」
(みんな笑い) 国分「ぜひよろしくお願いします。」
田中「いや、もう、食べてください。」

【スピリチュアル・メッセージ】
牧場の経営が軌道に乗った今こそ人生の岐路です
情熱だけで突き進むのではなく従業員の生活や地元への貢献を考え
経営者の責任を果たして下さい

【オーラの言葉】
人生の岐路にさしかかったとき、一番大事なのは理知
一番邪魔になるのが感情、情念…何が今の自分に必要かクールにクールに考え抜くのです
(「愛の話 幸福の話。」より

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