高見沢俊彦
【 2007年07月28日放送】【104回】パート4
今日のゲストは、シンガーソングライターで、THE ALFEE(ジ アルフィ-)の二代目リーダー高見沢俊彦さん。
パート3からの続きです♪
[アーティストの喜び]
高見沢「レコーディングで時間が遅くなっても、全然、苦にはならないですね。
出来るまで、やりますけど。
きれいなメロディーを、誰もが聞いてきれいなメロディを作る事が、
至上の喜びですから、僕の中では。
作って、自分を表現していくこと、誰かに歌ってもらってもいいんですけれど、
とにかく作ること、創作、クリエイトするということに関して言うと、
非常に今、やりたいことのひとつなんでしょうね。江原さんが、おっしゃったように。」
美輪「あなたは、非日常の空間に生活して、身を置いていらっしゃるのが、
こよなく幸せなのよね。
自分の好きなような部屋にいて、好きなものに囲まれて、
好きな歌を歌って、好きなファッションで、まったく、地球上のどこでもない、
自分だけのロマンの世界。
それを何とかして、具現して、具体化して、
揺るぎのないものにするのが、一番心地いいことでしょう?。」
高見沢「そうですね。
ステージの上で、とんでもないギターを持って、
弾いているのが一番、自分の中ではうれしいことですね。」
美輪「エクスタシーでしょう?」
高見沢「ええ、エクスタシーですね、ギターを弾くって事は。」
[仮面を愛する]
江原「どうして、サングラスなさるんですか?。」
高見沢「いや、何かこうかけた方が、いいんじゃないかな?って。」
江原「それが、変った人でね。あの昔、こういう事やらしたんですよ。」
(外したり、つけたりするしぐさ)
美輪「仮面舞踏会の。だってヴェニスって仮面の。」
江原「しかも、日常でやっていらしたんです。」
国分「変わってますね。」
美輪「こういう風にやったり、あけてみたりね。」
高見沢「それ多いですね、僕、かけたり外したり。」
美輪「そうそう。」
国分「今日もしてますもんね、1回外して、また。」
高見沢「ステージでも何度も替えたり、とか。」
美輪「だって。ベネチアの仮面の種類の多さ。
ゴージャスな、手の込んでる事、美意識の強い事。」
高見沢「すごいですね。」
美輪「見事よね。」
国分「前世で、街中でそれをやるというのは、美的センスというか、
これが美しい、と思ってやっているわけですか?。」
江原「そうです。ただきれいな格好して、いつも派手にしてっていうね。」
高見沢「浮いた存在でしたね。」
~高見沢さんのトレードマークであるサングラス。
派手な衣装やギターやアクセサリー。
前世で愛したカーニバルと結び付いていました。」~
(ベニスのカーニバル…カトリック教の祝祭。洗練された仮面劇などが催される)
コンサートとカーニバル、いずれも非日常的な空間で喜びを覚える魂が
時空を越えて、高見沢さんに受け継がれていたのです~
[前世も独身]
国分「ご結婚はされたんですか?その前世では。」
江原「してないしてない。
だって穀潰し(ごくつぶし)だもん。」
(穀潰し…仕事に就かずぶらぶら遊んで暮らす人)
高見沢「ははは。」
美輪「今世でも、結婚は現実でしょう?恋愛は夢なんですよ。
だから現実に身を置くことは、潔しとしない、嫌いだったから。」
高見沢「想像できないんですよ、家庭を持つということが。
子供達がいて、僕が父親になるって、それが想像できないんですよ、ずっと。」
美輪「芸術を生きてたわけね。芸術の中で生きていたいわけ。
だから、虚構の世界と、現実の世界とを行ったり来たりというよりは、
現実の世界をそのまま拒絶してたのよ。」
江原「パトロンもなさっていたし、ご自身も詩を書いて歌わせたり。」
(パトロン…芸術家を経済的に援助する人)
高見沢「ちょっと、今度外そう。」
(みんな笑い。)
~芸術の中で生きていたい。
前世の物語を色濃く反映する高見沢さんの人生。
そして、いよい、 亡き父からのメッセージが伝えられます~
【スピリチュアル・メッセージ】
美輪「それでまた変な、こう霊感みたいなのが、おありなのよね。」
江原「すごいですね。」
美輪「ね。」
国分「自分では感じますか。」
高見沢「いや、全然感じないです。」
江原「いやだって。すごいゴールドオーラ持ってますしね。
勘だけで生きてるって言うか。」
国分「勘だけですか。」
高見沢「ゴールド大好きなんですけど。」
江原「どちらかと言うと、感覚で生きているから。」
国分「でも、これを機にもういちどヴェニスに行ってみるというのは・・・。」
高見沢「気になっちゃいますね、1回しか行ったことがないので。」
美輪「だから、必然で行っちゃったんですよ、血が呼んだんですよ。」
江原「そう、ですからね。その、今までの話の流れの中に、
孤独嫌いというのがあるんですね。
孤独の意味が違っていて、どこかで自分を責めるとか、
今生のお父さんとの間柄もそうだし・・・。」
美輪「そりゃそうよ。だってお父さんは、この現実の、その時代の日本男児なんだから。
橋田壽賀子さんのホームドラマの中に、イタリア映画のフィレンツェを舞台にした、
メディチ家や何かの、そこの人がピョコンと障子を開けて出てきたのよ。」
国分「それはすごいですね。」
高見沢「お呼びでない、って世界ですね。
だけど、父親にはすごくかわいがって愛情をもって育てていただいたんですが、
そういうところでちょっと持て余していた部分が・・・。」
[亡き父の伝言]
江原「それもそうですし、さきほども言ったように『愛し方がわからなかった。』」
高見沢「なるほど。」
江原「でもお父さんは、亡くなってようやく、自分自身の環境、親というのものが理解できて、再会できたりしたんだ、と言ってます。
だから自分自身の人生の謎がいろいろ解けた、という風に言っていて。
それと『最期のときのことは気にするな』と。
お父さんの最期、『ちゃんと自分はしてやれなかった』とか
すごく悔やんでいるようだけれど、『一切悔やむな。充分だ。』って。
ちゃんと看てやらないというのは親不孝だ、“親の死に水を取る”、とか昔から言うけれど、そんなことない、気にするな、お互い様だ、と。」
国分「そういう気持ちはあったんですか?」
高見沢「コンサート当日だったので、もうどうにもならなくなっちゃったんです。」
美輪「芸能人はしょうがないわね。やっぱり親の死に目には会えないんですもの。」
江原「そういうことも、もちろん理解して
それよりも、ちゃんと自分が選んだ道を貫くことが大事だ、と。」
高見沢「なるほど。わかりました。」
江原「そういう意味で、“死に水取れなくてすまなかった”、というのは、いらない。」
美輪「素敵なお父さまね。
それと、今日を機会に、もう原因がわかったんだから、
そういうビジュアル系の格好にしても、そういうものの中で生きるということも、
自分は変じゃないかしら?とか、世間に異端視されて、変質者扱いされるんじゃないか、とか
原罪意識とかそういうものとは、一切、今日を限りに、金輪際、さらりと縁を切っちゃって。
『これでいいんだ』『確実な土台、もう前世からだから、筋金入りだ。』ということでね、
決定(けつじょう)しなさい、って。」
国分「筋金入りですよ。」
美輪「筋金入りのビジュアル系なんだから。」
高見沢「そうですね。もう、このまま行きます。貫きます。」
美輪「このままじゃ困る。」
高見沢「このままじゃいけないですね?」
美輪「もっと。」
高見沢「もっと?」
江原「ふふふ。」
高見沢「これ以上、どうしよう。」
美輪「ははは。」
【スピリチュアル・メッセージ】
本当は理解したかったのに、愛し方がわからなかった父
あなた以上に孤独を感じていた父
今は全てを理解し、自分の道を貫くことを祈っています
【オーラの言葉】
お洒落とは「これでいいのよ!」と強烈な気迫でするもの
本当にお洒落な人は、自分自身がブランド
他人のブランドにしがみつく必要はない