渡辺えり子

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【 2007年08月11日放送】【106 回】パート4

今日のゲストは、「劇団3○○。」を結成、解散後に「宇宙堂。」を結成。
女優で演出家、劇作家でもある渡辺えり子さん。
(2007年9月に美輪明宏さんの助言で、芸名を「渡辺 えり子。」から「渡辺 えり。」に改名しました。)

パート3からの続きです♪

芝居語り 渡辺えり子対話集

[明日は決断の日]
江原「情を拭えばいいんです。」
渡辺「情を拭う?」
江原「情を拭えば真実が見える。」
美輪「あのね、あなたが今日、ここへきた一番の必然性はそれなの。
劇団のことにしても、対人関係のことにしても、いろんなことにしても、
結局 人間が一番追い込まれて、どん詰まりになって、
取捨選択をしなくてはいけない岐路に立って
『どっちをどう取るか』というときには、感情は一切いらない。理性だけ。」
江原「そうするとね、真実だけが残るんです。」
渡辺「…。」
江原「一番最初に言ったことを思い出してください、憑依体質ね。
相手の方に入ってしまうから、心が。」
渡辺「そうです。いま、全部、入っちゃってる。」
江原「1人1人、その1人ずつの方に入って答えを出すから
もうバラバラでどうにもならない。」
渡辺「みんな不幸になるような気がしちゃって、
明日決断しなくてはいけないんだけれども毎日眠れないんですよ。」

美輪「それは全部、情念だけで生きているから。
それは、人生で一番邪魔になるものなんですよ、ここぞという時に、 氷のようにクールになって
『これは、こう。これは、こうしたらこう』という風に
そういうときは本当に冷たい数学者のようになっていなくてはいけないの。
なかなか難しいけれど。」
渡辺「はあ。」
江原「それでね、もう1つ申し上げますね。

[守護霊さんからのメッセージ。」
渡辺「はい。」
江原「『子離れしなさい。』って言葉なの。」
渡辺「子離れ。」
江原「だから、ある意味で今まで劇団持ってらっしゃってとかっていうのはね、子育てをしてたような。」 渡辺「うん、うん。」
江原「そこでね、どこかで空の巣症候群になりつつあるんですよ。」
渡辺「ああ。」
〔空(から)の巣症候群…子供たちが進学や就職などで巣立って行き主婦が空虚感から心身が不安定になる状態〕
何かね、私がして来た事って何だったんだろう?なんてね。」
渡辺「ええ。何か全部ムダだったような気がして。すごく、虚無感・・・。」
美輪「人生にムダなんて一つもないのよ。
全部それが、勉強になって、肥やしになって、ネタになって 引き出しに物がいっぱい詰まったんですよ。
そうでしょう?。」
渡辺「『自分がやってきたことは何だったんだろう?
このまま、ただ死んでいくのか』とかそういう感じ。」

江原「渡辺さんね、間違いなのは、テレビをみている方でも お母さんでいらっしゃる方がいるでしょう?
渡辺「はい。」
江原「でいて私やって来た事は間違いだったのか?ということは小我。
小我というのは『自分のためにやっていた。』
本当に相手のことだけを思っていると、見返りを求めないの。」

[見返りに求めない]
渡辺「はあ、なるほど。
それはよく、昔から美輪さんから『見返りを求めちゃだめよ』というのは ずっと言われているんですけど、
ついつい人間は『これだけ愛情を注いでしてあげたのに、何で?』とか思ってしまって。」
美輪「見返りは、その人が良くなってくれることが見返りなのよ。あなたもそうでしょう?
私が何の見返りをあなたに求めた?何も求めていませんよ。
男の人でも、女の人でも私が面倒をみた人は、みんな『デキてる』って言われちゃうのよね。
冗談じゃない。
だって私とあなたがデキてるわけがないじゃないの。
でも、周りがなんと言おうと『この人が才能がある』と思うと やってあげたくなるんですよ。
何も見返りも要求しない。
だけど見返りが何かと言ったら、その人が立派になって 独り立ちして歩いていけるようになった。
それが何よりの見返りなのよ。
それで『やったぜ!』という気持ちになるの、私自身が。
私の目に狂いはなかった!、それが何よりの見返りなの。
それをおっしゃりたいんでしょう?。」
江原「はいそれは視聴者の皆さんでも。
お母さんになってる人とか、お父さんもそうだけど。
やっぱり、そこに子育ての極意もあると思うんですね。」

渡辺「うちの母は幸せなんでしょうか?
それほんとにそれも心配なんです。母。
人に尽くして尽くして、今は愚痴ばかり言ってるんですけれど。
いろいろやって、もういらない、って言うし。」
美輪「いや、いらないって言うのは幸せだからいらないって言うの。」
渡辺「あ、そうか、そうか。」
美輪「そこのところを気がつかなくちゃ。物書きでしょう、あなた。」
江原「もうひとつ。毒だしなんですよ。」
渡辺「でも、うちの親は立派だと思っていた人が、 こんなに人の悪口を言うと思わないから。
『小さい時に人の悪口は言うなって、あなたが言った。
何でそんな事、言ってんだ!』ってケンカとして。
で、帰って来て、『ああ、何であんな事、言ったんだろう…』って 後悔する、
この繰り返しなんですよね・・・。」

  

【エンディング】
この後も、まだまだ話は続いているようです。

【スピリチュアルメッセージ】
情に厚い一方、人の気持ちを汲み過ぎる方
自分の本心を見失わぬよう、大切な判断のときは情をぬぐって

【オーラの言葉】
軍隊を作って戦争をしたい人へ
私たちの愛する人を戦争へ送る前に、60、70、80歳になろうと
言いだしっぺの責任を取って、
自分が鉄砲を持って第一線に戦いに行きなさい

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