オグシオ(小椋久美子・潮田玲子)
【 2008年10月04日放送】【2時間SP】パート2
今日のゲストはバドミントンのペアで活躍されているオグシオの2人(小椋久美子さん、潮田玲子さん)。
パート1からの続きです♪
[2人の性格は?]
江原「潮田さん、さっき天邪鬼と言ったけれども、
要するに『自分で決めたい』っていうのが何でもあるんですよ。
人から何か言われて『じゃあ、それに従おう』というのは嫌いなんですよ。
だから先に言われるの嫌いでしょう?答えをね。」
潮田「はい。迷っちゃいますね。」
江原「迷っちゃうでしょう?
でも、美輪さんがおっしゃったように人一倍、神経を使うから胃のところのオーラが悪いの。」
潮田「はい。胃とか痛くなるんですよ。吐いちゃったりとか。」
江原「そう。すごく神経質なんですよ。
あの、小椋さんの方がどちらかというと『受け入れ上手』。
わりと人の意見とか良いも悪いも『そうか』って素直に従う。
潮田さんが、それがまた気に入らない時があるの。
『あなた、どうしてそうやってすぐ従って、うんって言っちゃうの?』みたいな。
潮田さんの場合は人生の中でお母さんの影響がものすごく大きいの。
小椋さんは逆なの、お父さんの方なの。
お父さんが最も尊敬する人であり、最も自分自身が寄り付き辛いっていうのかな、
いつも一緒にいるという実感を持ちにくい部分があったりでね。
だけど本当は甘えたいんですよ、すごく。
すごく甘えたい人なの。『いないとダメ』みたいな人で。
だからど美輪さんがおっしゃったようにちらの方が強いかというと、潮田さんの方が強い。
それで、さっきもおじいさんのお話が出ましたでしょう?おじいさん、いつもそばにいますよ。」
[小椋さん、祖父への思い]
小椋「何か『近くにいるな』っていうか。」
美輪「『ああ、いるな』って思うの?」
小椋「何かすごく不思議な現象じゃないですけど、私はおじいちゃんが亡くなってから
小学校六年生の時亡くなって、それからは試合に行く前とかに
いつもおじいちゃんにしゃべりかけていたんですよ。」
江原「お墓参り、欠かさないでしょう?」
小椋「はい。」
江原「それも全部、言ってます。あの申し訳ないんだけど 『そばにいる』っていう
言葉もあるけれども、引き寄せているのね。
自分の方からいつも話しかけ、お墓とかいつも必ずお参りをして、神様へのお祈りもするの。
そうでしょう?」
小椋「はい。」
江原「それで引き寄せてだからご自身でサポートをお願いしているってことなんですよ。
だからそれに応じてちゃんと来てくれるの。
『呼ばれたから来た』
1人じゃ駄目だから心細くて、寂しくて。ね?でいて、父性、父性愛がすごく欲しいというのかあってね
『お父さんに甘えたい、甘えたい』っていう思いが。
それがだからおじいちゃんが一生懸命、そうやって『そばでおじいちゃんがついてるぞ』と。
いつもお墓参りを欠かさずしてくれるし、神社、神様とか、そういうものを すごく大事にして、いつもお参りしている。
地元に帰れば地元でお参り、今の会社であれば会社のそばでお参り
それは全部、ご神徳っていうんだけれど、そういうエネルギーをちゃんと受けていて。
それは間違いなく。
潮田さんの方がその辺は不義理なの。
『行こう』とか言われても
『別に』みたいな感じでしょう?」
潮田「そうですね。」
美輪「現実派だから。」
江原「別にそれは神様を大事にしていないわけじゃないの。
現実派で、『別に頼りたくない』みたいな。」
国分「小椋さんにとっておじいちゃんはどんな存在だったんですか?」
小椋「亡くなってから、何かすごい大切に思うようになったみたいな。」
国分「そうなんですか。」
小椋「でも、おじいちゃんが。」
(小椋さんが涙ぐまれたので潮田さんがハンカチを渡します。)
小椋「すみません。何かおじいちゃんが病気になってから、
もう毎日のように お見舞いに行っていて、それくらい大好きだったおじいちゃんで。
おじいちゃんが亡くなってからも、まあ中学の間だけなんですけど
お祖母ちゃんと2人で、ずっと一緒に寝てて。
それくらい何か
おじいちゃん、おばちゃちゃん子っていうところもあって。」
国分「おじいちゃんも、もちろん応援してくれてるわけですか?」
江原「今も。だから、そういう意味では優しい人でね、ぼくとつ、実直
それを絵に描いたような人で。
これから先ね、ちょっと夢物語を言いますよ。
お二方ね、親子だった時期があるの。」
[2人の前世]
小椋・潮田「やっぱり。」
国分「やっぱり?何かそう感じるんですか?」
潮田「何か、出会ったのも運命だと思っていたから『何かあるのかもね~』とかは
2人で話はしていたんですよ。」
国分「あ~、なるほど。」
江原「でね、小椋さんの方がお母さんなの。」
小椋「あ、やっぱり。」
江原「潮田さんの方は息子さん。」
江原「だけど、どっちの方がしっかりしているかというと、
息子さんの方が お母さんを助けていたのね。
小椋さんの前世、この国なんだけど、すごく子沢山でね、まあ昔ですからね
生活も大変だっていうので、息子である潮田さんが一生懸命、家族を、
要するに長男ということですよね。
働いて補うというか助けて。
変なことを言ってごめんなさいね。
さきほど、ラブレターのように手紙とか云々とかってあったけれども、
決して悪い意味じゃなくて潮田さんは小椋さんが心配だったと思う。
『助けてあげなくっちゃ』っていうような気持ちとかが
すごくあったんじゃないかと思うんですよ。
その感情がどこから来ているのか分からない。もちろん、温かい面も感じるわけ。
それがどうしてかと言うと、前世での 『この人には本心を言える』『言っても信用できる、裏切らない』とかっていう そういうのが信頼関係として。
お小さい時から会っていたのかもしれないけれども
何となく人を見て『この人は信用できる』『言っても大丈夫』
それでいて、温かい面がある。まあ、だって母親だもん。
でも何か、どこか『助けてあげなくっちゃ』って面もある。
小椋さんは小椋さんで、潮田さんが心配。母の気持ちがあるからどこかでね。
どこかで潮田さんが一番いいようにさせてあげることが
自分の道だと思ってるところがあるの。
[2人の未来は?]
そこでちょっと、ズバッと言っちゃっていい?
今後の節目っていうことで
さっき美輪さんがチラッとおっしゃっちゃった。」
美輪「すみません。」
江原「いえいえ、潮田さん、女性の道としての人生、気になるでしょう?」
潮田「はい。」
江原「要するに体力だ、バドミントンの厳しさもちろんあると思う。
でもそれよりも『自分の人生、一回切り』という思いの中で
『悔いなくやった。絶対、後で後悔したくない。勝とうが負けようが 絶対後悔したくない』という気持ちがすごくあったと思うの。
例えば、この先もロンドンまで、賭けたい気持ちもあるけれども
でも過去を悔やむようなことはしてこなかった。
それは負けたかもしれない、でも、やるだけやった。
人生トータルで考えたらば、今、自分自身の年齢、まだ若いけれども
でも女性としての人生、今までやってない。やはりどこかで、体のことも考え
試合のことも考え、自分の私生活はどこかで、後に回そうという風に。
負けず嫌いだから、絶対にそこで甘えは嫌だとか、
ある種、すごくストイックに来たんですよ。
それはお二方共そうだと思うけれども
そこで後ろ向きな発想とかでは一切なくって、
潮田さん自身は自分の人生のコーディネイトとして『女性の道を選ぼうか、どうしようか』
そこが要なんじゃないですか?」
潮田「はい。」
江原「それを小椋さんも感じていてね、夢物語としてみたら、前世は親子でもあるし
だからやはりどこかで潮田さんの、そういう幸せを叶えてあげたい、
『おめでとう』とか、言ってあげたいっていう部分と、
でも自分自身も、
もっとやはり皆さんの期待に応えて頑張ろうっていう気持ちも半分で揺れ動いていて。
でも美輪さんの『双頭の鷲』じゃないけれども、一方の首を落とせば鷲は死んじゃうと。」
美輪「『双頭の鷲』っていうのは、1羽の鷲なんだけれど頭が2つあるのよ。
だから片方の首を落としたら、もう片方の首も死んじゃうっていう『双頭の鷲』っていうの。」
江原「そういう『2人で1人』なのね。だからどちらかだけが成り立つという状況が なかなか難しいっていう状況になっちゃったっていう。」
潮田「いま本当にそれがすごく自分が思うことで、だからそれも 1人で選択すること
ではなくって、やはり私達って『2人で1人』っていうのがあるので
やはりそこもすごく悩むところだったんですよね。」
江原「でね、小椋さんだって女性だから『自分もどうなんだろうか?』って
いうこととかが、お二方の1番の節目としての いま一番思い悩むところ。
ライフコーディネイトというか、そっちだと思う。
『もういちどメダルを』とか、そういう方で悩んでいるんじゃないと思う。」
美輪「オリンピックが来年だったらいいのにね
4年っていうのがね、若いお嬢さんたちにしてみればね、その4年っていうのは長いもの。
その間ににいろんなこと、他の人生を味わったりね、チャレンジしたり
他の道で幸せになる道もあるだろうし、
可能性とか、自分のいろんなものを試してみたいっていうものも、おありでしょうしね。」
江原「そりゃあ年齢からして、やはりお嬢さんなんだし、結婚したいですものね
恋愛もしたいし。
それでいてもし問題があったらば、カットしてくれてもいいんだけど
やはり確かに肉体的にも、限界を感じていますよね。
『このままじゃ壊れちゃう』というか、体がね。」
(潮田さんが涙ぐまれたので、今度は小椋さんがハンカチを渡します。)
美輪「今度は逆ね。それは潮田さんの方がね、何かあったんでしょうね。
体のことで、フッと不安になって。」
江原「小椋さんにしてもケガがあったりとかで いろいろご苦労されたと思うけれども、
やっぱり限界ってありますものね。
あの負けとは違いますものね。」
美輪「それはね、スポーツやっている人も、役者さんも、みんなそれは来るんですよ。
必ず、遅かれ早かれね。」
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