EXILE(エグザイル)のATSUSHI

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【 2007年03月21日放送】【92回】パート2

今日のゲストは、EXILE(エグザイル)のボーカルのATSUSHIさん。

パート1からの続きです♪

EXILE BALLAD BEST(DVD付)

[物にこだわる]
国分「先程、『物質にこだわり過ぎる』みたいなような事、言ってましたけども。
これ、どういう意味ですか?」
ATSUSHI「ま、よい事なのかもしれないですけど。
自分の身を守ってくれるものとか、自分が最大限にパワーを発揮できるものが 常にないと、落ち着かないというか。
クリスタルとか、無農薬のシャンプーとか。
すごく敏感なので、合わないものを取り入れるとすぐに体に異変が起こるんですよ。
そういうものを常にいっぱい持ち歩いていかないと。食事も含めてなんですけれども。」
国分「大変じゃないですか。
レストランに入って『すいません、無農薬野菜ですか?』と 聞いたりとか?」

ATSUSHI「たまにありますね。こんな見た目をしているんですけれど。
最近は玄米とかを炊いて、タッパーに入れて、
ふりかけと納豆を買ってきてぐらいですけれども、持ち歩いたりとか。」
国分「最近ですか、いろんなことを気にするようになったのは。」
ATSUSHI「ごく最近、以前よりよけいにそうなってきましたね。
こだわらなくてはいけないものが多すぎて『これが無くなったら、どうしよう?』みたいな、感じにちょっとなるので。」
国分「大変ですよね。」
ATSUSHI「そうなんですけどね。」
美輪「まったく赤ちゃんみたいな方よね。可愛らしい。」
国分「そんな自分がいいのかどうかがわからない。」
ATSUSHI「そうなんですよ。時にはちょっと辛くなる時もあるじゃないですか。
こだわり過ぎちゃって。」
美輪「私は、こういう方大好きよ。」
国分「ほう。」

[美意識を大切に]
美輪「今はね、この世の中は日本国民全体が美しいものに対して無頓着で。
ロマンティックだとか美しいとか叙情的とかね。
ノスタルジックだとかメランコリックとか、
そういう美しいのいろんな種類があるじゃないですか。
それよりも何よりもまず機能性。利便性。経済効率。
安いか、高いか、使い易いか、ね。
だから、そういったものが一番基準になって。
だから、皆、生きる目的がなくて自殺してみたりとか。
いろんな事で、もう精神的なバランスを崩すわけでしょう?」
国分「う~ん。」

美輪「でも、ATSUSHIさんみたいにね。
美意識とか美しいものとか、優しいものとか ピュアなものとか。
それに基準を置いて全てを選んでらっしゃる、という事はね
非常にある意味で健康なんですよ。精神的に。」
ATSUSHI「はい。」
美輪「だから、こういう方ばっかりが日本中に溢れると、
日本もまだ捨てたもんじゃないな、と思えるんですけどね。」
国分「お若いのにほんとにそういう部分は注意してますよね。」
ATSUSHI「そうですね。まして、外出た時はしょうがない時もあるので。
そういう時は『まあ、しょうがないな』と思いながら。
野菜でも、そうなんですけども。感謝だけして、いただく事にしてるんで。」
国分「感謝も気持ちを忘れていないと。」
ATSUSHI「そうですね、はい。」
国分「しっかりしてるなあ~。」
ATSUSHI「いえいえ、そんな。」

[ネイティブアメリカンに引かれる]
国分「さあ続いてですけれども。心惹かれる物は、ネイティブ・アメリカンの物ですか。」
ATSUSHI「はい。高校生の時ぐらいから。ネイティブ・アメリカンの物に惹かれていまして。」
(ネイティブ・アメリカン…かつてインディアンと呼ばれたアメリカ先住民族)
ATSUSHI「当時、ちょっと、ワルぶってた時期もありまして。
タトゥーとかを入れちゃってたんですけどね。
それもネイティブ・アメリカンのもの入れたりとかして
何か、昔、前世で経験しているのかなと、やはりちょっと思ったりもしました。」
国分「なるほど。何か関係する部分っていうのはあるんでしょうか?」

江原「うん、けどね。僕はずっとちょっと不思議でね。
そういう好みがあるから、前世が、何かネイティブ・アメリカンかな?って思うと真逆で、ちょっと言っちゃうけれど。
さっき京都の話してたでしょう。京都っていう所にいましたよ、前世ね。」
ATSUSHI「ああ、はい。」
江原「でいて神主とかお公家とか。そういう環境、姿があるんですよ。だからちょっと違う系。」
美輪「あのね、お公家さんで神事を扱う係の。」
江原「だから、どっちか分かんないの。ネイティブ・アメリカンとは違うんですよ、うん。
だから多分、ATSUSHIさん、お若いし、今の日本の中で そういう精神を守り抜いてるものって、見えないというか、
今の日本は、けっこう捨てちゃっている人が多いから、
そうすると、 ネイティブ・アメリカンの情報の方が、そういう昔の日本とかに共通してるじゃないですか。」
ATSUSHI「はい。」
江原「精神が。だから惹かれるのかもしれませんね。」
ATSUSHI「うん。」

美輪「間違いかもしれないけども…。
どうも私も同じ意見でね。ネイティブ・アメリカンじゃなくて。
むしろ、インカではないかと思うのね。」
江原「なるほど。」
(インカ帝国…1250年インカ族が南米のアンデス地方に建設した国家。
1532年スペイン人ピサロに征服された)
うん、そっちの方の。だから、どうしても、さっきからね。
タラリラ、リラリラリラリラ~、ラララ~が聞こえて来るのよね。」
江原「ケーナの。」
美輪「そう、『コンドルは飛んで行く』っていうああいう感じがね。」
国分「ほお~7。」
江原「それでね。だから私、もう一つ不思議なのが、先程も。
それは仕事上の信念なのかもしれないですけど。
世界進出って、おっしゃったでしょう?」
ATSUSHI「はい。」

[夢は世界進出]
江原「世界進出っておっしゃったけれども、霊的背景はわりと雅(みやび) なものなんですよ。
(雅…優美で上品なこと 宮廷風)
でも別に海外に出ちゃ悪いわけじゃないんですよ」
ATSUSH「はい」
江「向こう見て、『日本の文化とかも見つめ直そうかな』とかいうものが、 根底に流れてるのかな?っていうような感じもするんですよ。」
ATSUSHI「世界進出に関しては、最初はただ憧れとか、ブラックミュージックが好きで、 やりたいというのがあったんですけれども、
世界を目指していくうちにやはり具体的に『何のために僕は世界を目指しているんだろう?』
本当にそれを考え始めたときに『大切なメッセージ』であるとか、そういうことを世界に。
僕の中では、世界イコール多くの人という意味なんですけれど。
もっと多くの人に伝えられたらいいなと思うところから、
世界進出ということがさらに明確になったんですけれども。」

美輪「それはどういうメッセージなんですか?」
ATSUSHI「そうですね100%理解しているかどうかはまだ全然わからないんですけれども、『愛』であったりとか、そういうことを伝えていければいいなと思っています。」

[食にこだわる]
江原「それとね。これ一つね、なるほどなと思ったのは、ご自身でいろいろこだわりがあるとおっしゃったでしょう?
お公家さんのとき、お供えとかそういったことをやっていましたね。
だから、その特に食とか水とか、そっちにこだわりません?」
ATSUSHI「そうですね。」
江原「ナチュラルなものはいろいろあるけれども、食とか水とか、口に入るものに一番こだわるんじゃないかと。」
ATSUSHI「水もすごくこだわりますね。」
江原「そういうことをなさっていたところが、今パッと見えて。
唐櫃(からひつ)といって、お供えものを運んでいれる箱が見えてくるんですよね。」
〔唐櫃…脚が4本、または6本のかぶせ蓋のついた箱。衣服や図書・甲冑などを入れた〕
美輪「だから、お公家さんで神事を司るもの、 神さまにいろいろお供えしなくてはいけませんからね。」
江原「だから木をこすり合わせて火をおこしたりしていたんですね。」
美輪「お水取りとかね、一番清いお水でないといけないとか、
けがれは一切寄せ付けちゃいけないんですよ。
(お水取り…奈良東大寺二月堂の行事。)

若狭井という井戸から観音様にお供えする「お香水(こうずい)を汲み上げる〕
江原「それでいてね、禊潔斎(みそぎけっさい)なさって、神さま事とかいろいろなさるから、人の中に入ると面倒くさいでしょう?そっちの方が苦手でしょう?」
〔潔斎(けっさい)…神仏に仕えるため酒肉を避け心身を清らかにしておくこと〕
ATSUSHI「はい。」

[甘ったれな自分と戦う]
美輪「そこが矛盾してるわね。すごく甘ったれでいらっしゃるのにそうでしょう?」
ATSUSHI「そうです。そういう甘ったれの自分に負けて
『自分の欲とか情というのは何なんだ?』ということをすごく考えまして。
それと闘いまして、それで、勝ちまして。」
美輪「ははは。」
国分「おめでとうございます。」

ATSUSHI「最近、1人でいられるようになりました。
やはり自分らしさというものが、人の中にいるとすごく損なわれるので、 それがきつくなってきまして。
本当にここ1、2年の間に、すごくそういう霊的なことだけでなく、出来事的にも。
去年、相方が辞めたり、自分にポリープが起こったりとか」
(昨年、EXILEのメンバーが脱退。自らはポリープの手術を受けた)
国分「はいはい」
ATSUSHI「何かいろいろなことがあったので、
考える時間もすごくあって。自分が本当にやりたいこと、魂の声に逆らってまで、 欲とか情に振り回されてると、バカバカしいなと思って。
例えば煙の多いところ、みんなが本当にお祝いしていない誕生会に付き合いで行って、
煙くてゲホゲホ咳をしている自分が嫌で。次の日も声の調子が悪くなったりとか。」
美輪「それで甘ったれ生活と決別なさったのね。」
ATSUSHI「最近ですけれど。
でも昨日に限って、これも神さまから試されてるのかなと思うくらい、 誘いの電話がたくさん来て」
美輪「ははは」

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