井ノ原快彦 (V6)

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【 2007年04月21日放送】【2時間SP】パート2

今日のゲストは、アイドルグループV6のメンバーで、
女優の瀬戸朝香さんと結婚された井ノ原快彦 (V6)さん。
(番組に出演されたのは結婚の半年前です。)

パート1からの続きです♪

~超ポジティブな井ノ原さん。そこには創意工夫を重視する父の教育が~

[父の教え]
国分「お父さんが結構厳しくて、おもちゃもあまり買ってくれなくて
『自分で作れ』という話があったじゃないですか?
それをぜひ聞かせて欲しいんですけれどね。」
美輪「それは素敵なお話ね。」
井ノ原「おもちゃはあんまり、クリスマスとか記念日には買ってくれましたけれども。
もうとにかく『何でもいいから作れ』と言われてて。」
美輪「創作能力ね。」

井ノ原「はい。で、もうダンボールとかもらったら、もう今でもダンボールとかがあると 『ラッキー』って思っちゃうんですけど。」
国分「ははは。」
井ノ原「何でも出来るって思っちゃうんですけど。
その当時、タイガーマスクがすっごく流行ってて。
『あのマスクが欲しい』って、言ったんですけど。
すごい高いだろうし 買ってはくれなかったんですよ。『作れ』って言われて
で、どうやって作るのか分かんない。
今、考えれば布で作ればよかったんですけど。 粘土で作ろうと思ったんですよ
で、そして『粘土買って』って言ったら。『粘土も作れ』って言うんですよ
『でも、どうやって作っていいか、分かんないよ』って言って。
紙粘土だったら形を付けたら固くなるから、やった方がいい。
で、まあ『紙ももったいないから、新聞紙使え』って言うんです。
新聞紙を何か、お湯で煮たりとかして、何とか粘土を作って。
形を作ってったんですけども。新聞紙が元なんでその紙粘土が黒いんですよ。
黄色でタイガーマスクの色にしても、黄色の色が着かなかったんですよ。
それで『それ、もういいじゃないか、ブラックタイガーで』。
ブラックタイガーっていう、もう一人いたんですよ
ブラックタイガーのお面になってしまったという話なんですけども。」
国分「ブラックタイガー悪者ですもんね。」
井ノ原「ブラックタイガー悪者ですからね。」
江原「はっはっは。」
国分「ほんとは黄色いタイガーマスクがよかった。」
美輪「でも、それをお金を出して簡単に買い与えることは誰でもできること。
ありがたみがないんで。 想像力をね、とにかく自分で作ったという達成感とか。で、それって、やっぱり工夫するという。」
江原「そう、そう。」
美輪「色んな教育の方法が、その中に含まれてますでしょ。」
井ノ原「はい、そうですね。」
美輪「すてきよ。」

江原「それは先ほどの悟りの話に結びついていると思いますよ。
『ひとつのことをどういう風に見ていくか』というね、洞察力とか組み立てとか。
だから親御さんに感謝じゃないですか。そのときはがっかりした部分があったとしても いまとなっては感謝じゃないですか。」
井ノ原「そうですね。」
美輪「で、お母様は?」

[毎日笑ってる母]
井ノ原「母はですね。とにかく毎日笑っているんですよ。」
美輪「すてきねえ。」
国分「まあ僕も1度お会いしたんですけれども。」
美輪「すてきなの?」
国分「一番最初に会った時、僕、イノッチのお母さんだって知らないで。
遠くから、ずっと目が合って僕を見ながら笑ってるんですよ
ちょっと若干、怖かったですね。
『この人、何で俺見て笑ってるんだろう?』と思って。
イノッチが、『何で来るんだよ』みたいな顔してるから。
『イノッチ、どうしたの?』って言ったら。
『あの太一くんと目合ってる人、あれうちのお母さんだよ』って。」
国分「ず~っと笑ってるお母さんなんですよね。」
美輪「すてきね。」
井ノ原「とにかく、まあ笑って。もう『何とかなるわよ』みたいな…感じの母なので
そういう所はちょっと受け継いだんじゃないかなと思っておりますけど。」
美輪「いいご家族だったのね。」
井ノ原「はい、そうですね。」
美輪「お幸せね。」
井ノ原「はい、幸せです。」

[子どもは親次第。」
美輪「やっぱり人間形成というのは、本当に親次第、子供は。そうお思いにならない?」
江原「そうですね。それで人生が大きく変わるくらいですね。」
美輪「本当に親次第。
だから 『子供がグレた』『子供がおかしい』『私の子供とは思えない』とかね、
『お前さんがそうだから、そうしちゃったんだよ』っていうのね。

親たちは自分のことを棚に上げるんですよ。
親がだらしがないと、子供もそうなるし、厳格過ぎると、子供は捻じ曲がるしね。
だから本当に子育てというのは、さじ加減ですよね。」
江原「『子は親の鏡』と言いますけれども、本当にそうですね。」

井ノ原「いま言われて思いましたけれども、親の影響というのは、やはりすごいですね。
母親をみていてもそうですけれども、僕は嫌いな人がいないということに、 最近、気づいたんですよ。」
美輪「素晴らしい。宮沢賢治みたいじゃない?」
井ノ原「あ、そうなんですか。宮澤賢治さんも。
嫌な人とかって、やっぱりいたんですよ、僕の周りで。」
国分「今まで。」
井ノ原「でも、いろいろ考えると、その人のことばっかり考えてしまうんですよ。
『その人はどういう家庭に育って、どういう経験をしたんだろう?』とか
『きっと悲しいこともあっただろうな』とかいろいろ考えていくと
『でもみんな赤ちゃんだったんだな』と思うと
嫌な人もかわいそうというか、かわいくなっちゃって。
そうすると嫌な人がいないというのは
すごくストレスがないということだから、楽しいなと思って。」
江原「素晴らしい。」
美輪「だから、それも悟りなの。」
井ノ原「そうなんですか。」

[警察官になりたかった]
国分「そんなイノッチが小さい頃なりたかったのが警察官。」
美輪「なぜ?理由は。」
井ノ原「『西部警察』って渡哲也さんが。」
美輪「はいはい。」
(西部警察…1979~1984年にテレビ朝日系列で放送された刑事ドラマ
井ノ原「やってらっしゃったテレビ朝日のドラマがあって。
大好きだったんですよ。
じゃあ、どうすればいいんだろう?こういう世界に入って ああいう役をやれば自分も刑事になれるか』と思って
『西部警察』をきっかけにジャニーズに入ったという。」
国分「複雑な感じでジャニーズに入って来ちゃったんだね。」
井ノ原「そうなんですよ。何か順番が色々ごちゃごちゃになってますけど。」
国分「それは凄い。でも今、ちょうどその刑事物のドラマ、やってるんですよね。」
井ノ原「そうなんですよ。だから『夢が叶った』と思ったんですけれど。」

江原「でも、憧れる元は、先ほどのタイガーマスクや、例えば仮面ライダーのように 井ノ原さんの世界って願望がちょっとアニメチックなんですよ。
だからきっと、深い考えはなかったんだと思うんですけどね。」
井ノ原「なるほど。」
江原「うん。」

[父との約束…27歳で高校に再入学]
国分「新しい自分を発見したのは、3年前に高校に入って。
勉強が楽しい事が分かった、と。」
井ノ原「そうなんですよ。勉強が嫌いで
学校行ってなかった所が、あるんですよね。   
実は高校、16歳の時に何とか入って。まあ落第もしてですね
18歳の終わりごろまでいたんですかね。」 (仕事が忙しく18歳の時、高校を中退した)
美輪「いくつくらいからお嫌いになったんですか?」
井ノ原「もう子供のときから、あまり好きじゃなかったみたいなんですよ。」
美輪「理由は?」
井ノ原「理由は一番最初のテストが0点だったんですよ。
それで父親が大爆笑してくれたんですよ『潔い!って。」
美輪「それはいいお父さまね。」
国分「0点取るのも難しいもんね。」
井ノ原「逆に難しい。『20点とかだったら怒るつもりだった』って言ってて。
『0点、そこまで行くんだったら、おまえもう貫き通せ』って言われて
『嫌なものは、やらなくていいし。やりたいものだけやれ』って言われて。」
国分「ほお。」

井ノ原「ほんと遊んでばっかりいたんですよ。今思うとですね。
それでまあ高校は途中でやめて。ま、ずっと引っかかったものがあって。
父親とも『30までには卒業すればいいよ』みたいな感じで約束してて。」
国分「父親が30までには卒業しろと。」
井ノ原「30までには卒業すればいいよ。
『だから、そんなやめた事とか気にすんな』って言ってくれてたんですよ。」
美輪「ほんとに愛してらっしゃったのね。」
井ノ原「愛されてますよね、ほんと。」
美輪「それで?」
井ノ原「それで30までだと、僕が元々持っている単位っていうのが 44単位だったんです。
で、それを、80単位まで取らなきゃいけないんで。
それをやるのに、2年ぐらいかかるだろう。だったら30までだから
27ぐらいの時にスタートしておけば。何とかなるだろうと。」
国分「うん。」
井ノ原「それで27の時に受験して。」
国分「はあ~。」
井ノ原「合格して。それで父親との約束が果たせて。
まあ1年で卒業出来たんで。その約束が果たせた、という事なんですけども。」

国分「16の頃と、27のときと授業を受ける姿勢というのは違いましたか?」
井ノ原「全然、違いましたね。またポジティブな話になるんですが
今思うと、小さい頃に勉強が嫌いだったけれども、
やらない時期だったんだと、吸収できなかったんだと。
いまだったら、すごくいろんなことを吸収できるから
『勉強が好きだったんだ』と思えたので。」

美輪「勉強が嫌いでやらない時期に、ご両親が偉くていらしたのは
あなたの人格否定をされなかったことね。
『お前は駄目だ』『落ちこぼれだ』『どうしてそうなの?』『うちの子だとは思えない』とか
悪態の限り、自信喪失させて落ち込むようなことを、両親は言うじゃありませんか。
それをおっしゃらなかったからよかったのね。」
井ノ原「そうですね。言われなかったですね。」

~勉強が出来ないからといって
子どもの人格を否定するような事を決して言わなかった、ご両親~

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