間寛平

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【 2008年1月17日放送】【140回】パート3

今日のゲストは、お笑い芸人で、マラソンとヨットで世界一周する「アースマラソン」に挑戦する間寛平さん。

パート2からの続きです♪

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国分「奥さんと結婚されて、それだけ借金がたまってくると、
奥さんは『別れよう』なんて話とかは出ないですか?」
寛平「いや、僕が切り出したんですよ。」
国分「寛平さんの方からですか?」

寛平「はい。
『とりあえず、お前にも迷惑がかかるから別れよう。』と。
そうしたら嫁がね、『あんたが緒形拳になったら別れてあげる。』と。
『今は、別れられへん。この状況では。』って言われたんですよ。」
国分「はい。」
寛平「『もしあんたが、ちゃんとできて緒形拳くらいの役者になったら、 別れてあげる』という風に言われて」
美輪「粋じゃないの。ねえ、そのセリフ。」
寛平「まあ『一生懸命…ついてきてくれるんか?こんなに借金あるねんで。』って言って、 はい。」
国分「ものすごい周りの人に助けてもらってますね。」
寛平「だからすごい助けられて、もうみんなに僕、自分の力って何にもないですもん。」
国分「いや本当だよ、寛平」
寛平「呼び捨てにしてもいいよ。もうほんまに。」

国分「これはすごいですね。こんなに助けてもらって。」
美輪「これはね、結局、助けようという気持ちになるような相手だから、
助けようという気持ちになるんで。
ご本人が嫌な奴で、エゴイストで自分のことばっかりで、
本当に欲だらけの人だったら誰も『こんな奴』と思うから、
みんな逃げていって放ったらかしますよ。」
国分「そうですね。」

美輪「だけどやっぱり、心根がちゃんと優しい、善良な人だから、
皆さん、 そういう気持ちになるんですよね。」
国分「なるほど。」
寛平「いやもう、本当にお世話になって、皆に。」
美輪「人柄がよろしくていらっしゃるからよ。この世の中っていうのは、最後に物を言うのはね、何の商売でも人柄ですよ。」

~1986年寛平さんに転機が訪れます。36歳でマラソンに目覚めたのです。走り始めるとすぐフルマラソンを完走。
自分の新たな可能性を発見した寛平さんは1988年246kmもの長距離を36時間を不眠不休で走るスパルアスロンの挑戦を始めたのです。
そして寛平さんを敬愛する後輩明石家さんまさんがサポートをかってでたのです。
1回目、2回目は無念のリタイア。
そして、1991年の3回目の挑戦。246.3kmをついに完走したのです。
その後のマラソンを大きく変えたマラソン。そのきっかけはある不思議な体験でした~

[夢で見たマラソン]
国分「本当に、いろんな記録に挑戦してますけれども、
そもそもマラソンを始めたきっかけというのは。」
寛平「きっかけはね、25、6年前に、もう僕、吉本興業でもほんまに駄目な男やったんですよ。
アルコールは何ぼでも飲む、もう、やんちゃばっかりしていて。
それでその時に 『もうあかんでこいつ、寛平は。』いうてる状態やったんですけれども。
池乃めだかちゃんって、あのめだかちゃんと2人で飲みに行ったんですよ。」
国分「はい。」

寛平「飲んでず~っと話をしていたんですよ。
その時に『めだかちゃん、ものすっごい同じ夢を2回続けて見たんよ』って。
『どんな夢?』っていうから、
『瀬古選手とデットヒートしてる夢を見たんよ(瀬古利彦さん 福岡国分際マラソン ボストンマラソン優勝など 日本の長距離界をリードした国分民的マラソン選手)』と言ったら、『走ってみたら?』って言われたんですよ。」

国分「それまで、いっさい走ったことないんですか?」
寛平「ないです、ないです。」
国分「瀬古選手には興味はあったんですか?」

寛平「あのね。瀬古選手とイカンガー(シュマ・イカンガー タンザニアのマラソン選手で瀬古選手のライバルだった)がいつも闘っていた。
で、そのイカンガーが、僕になったんよ。」
国分「夢の中では?」
寛平「はい。それでデッドヒートしてる夢を見て、『じゃあ、いっぺん走ってみようかな』って。
それで煙草を吸うてたのも『今日でタバコもややめや。』ってバ~ッて吸って終わりにしたんですよ。」

国分「あ、その日に止めたんですか?話した時にもう止めたんですか?
寛平「はい。それで5km程度ですけど、ず~っと走ってたんですよ」
国分「え?いきなりもう5km走るんですか?」

寛平「ええ、5kmとか。それで『あ、5kmも走れるわ』と思って。
今度は10kmを走ったりとかしてたんですよ。
『ええ、汗かくなあ、気持ちええなあ~。』と思って。
そうしたら吉本興業のまあ、ちょっと偉い人が、
『寛平が走ってる?』『おい、ちょっと寛平!』って呼ばれて『お前、青梅マラソン行け!』と。
『3時間切ったらギャラ、倍にしてやる。』
多分、僕がええ加減な男やから無理や、と思ってたから『ギャラ、倍にしてやる』
それで僕が2時寛平26分(30km)で走ったんですよ。」

国分「わっ、早い!」
寛平「はい、それが2月の16日。」
国分「覚えていますか。」
寛平「本当に覚えていますわ。」
国分「それは言った人は後悔したでしょうねぇ。本当にギャラは」
寛平「倍にしました。」

国分「おっ、すごいじゃないですか!」
寛平「はい、だから僕が倍にしたから、新喜劇のメンバーとかも、
僕を上げて皆を上げへんわけにはいかんから、全員上げたんですよ。」
国分「新喜劇の人たち全員のギャラが上がったわけですか?」
寛平「上げていったんですよ。」
国分「はあ~、素晴らしい。」

美輪「世のため、人のためだわね」
国分「やってるじゃないですか、ちゃんと。」
寛平「そうなんですよ。ま、そこだけやけどね。」
国分「いやいや、すごいことですよ、それ。」

~破天荒な芸人生活を送っていた寛平さんが、なぜマラソンに目覚め、体力の限界まで走り続けようとするのか。
還暦を目前に控えた今、世界1周の旅にでた寛平さん。出発の直前にオーラの泉に招かれたのは、命に関わる大切なメッセージを伝えるためだったのです~

[スピリチャル・メッセージ]
美輪「さっきからいろんなものが見えて大変でいらっしゃるところ。こちら、悩んでいらっしゃる。」
国分「はい。どこからという感じですよね。」

[走り続ける意味]
江原「マラソンに向かうってことで申し上げるのは、寛平さんはね、
実は『やんちゃしてた』っておっしゃるけれども、何でも一生懸命やりたい人なんですよ。
その一生懸命を見つけられなかったから、何か破天荒なことをしちゃったり、
自暴自棄にも思えてしまうような、そんな保証人になっちゃったり、
何でも全力疾走したいんですよね。
で、なんだけど、道が見つからないから
今までそういう風な、遊んでたりというだけであって<、br /> それがマラソンっていうものが見つかったものだから、今度そこに向かっていったらば
全部、この世の中においては、地に足ついて非常に良くなったっていうだけのことで、
何でも一生懸命やりたいし、そうやって煽られるとすぐにやる人だから、
それを夢というものを使って、その方向を変えたんですよね。」

美輪「それともう1つ。瀬古さんが走っているのでね、あなたがデッドヒートして 競り合っているという夢ね。
あれは、瀬古さんじゃないんですよ。
瀬古さんなら一番説得し易いから、瀬古さんの姿を借りて、
後ろについていらっしゃる方たちが方便でもって、
それをあなたに見せただけの話なの。」

寛平「瀬古さんじゃないの、あれ。」(みんな笑い)
美輪「方便なの。方便で瀬古さんの姿を借りただけ。」
国分「なるほど。」
江原「それが一番分かりやすいから。」
寛平「ほな僕がイカンガーでもないわけですね?」
美輪「そうそう。」
国分「ある程度、デットヒートさせたのは『楽しいよ』って意味もあったんですか?」
美輪「だから、指示を与えるのに一番分かりやすい方法、感じやすい方法の方便をね、使うわけよ。」
国分「なるほど。」

江原「その人にとって、一番刺激のあるところを突っついてくるのがおもしろいところなんですよね。」
美輪「一番分かりやすいところをもって、霊的な世界はそういう方法を使うのよ、いつも。」
寛平「へえ~」
国分「ほう。」

江原「それで走るということ自体は、私は全然、不思議じゃないんですよ。何故かと言うと
これね、2通りのことがあって、1つには、寛平さんの後ろについていらっしゃる、守っていらっしゃる方、修行僧の人がいるんですよ。昔の修験者ね。
あ、全然話が違うんだけれども、寛平さんがね、お寺に行く姿がよく見えるんですよ、私。
で、寛平さんがご自身のことだけじゃない、ご自身の周りの人たちのこともお祈りされてるんですよ。
願をかける、お祈りするっていうようなことでいっていて、
お坊さんに会うとほっとするんですよ。」
寛平「あ~、はいはい。」

江原「だからそれは、お坊さんのような格好の人、要するに全然縁のないお寺さんでも行ってお坊さんたちを見るとほっとするというかね」
寛平「本当にそうです。はい」

江原「で、それはスピリチュアルな視点から言うと、寛平さんの守護霊さんでもあり、
後は元の前世の中にもあるんですけれどね。修験者というか修行僧であった。
だからね、あの、これは不思議なことでね、マラソンとかを好む人の中にね、
結構ね、そういう昔の修行僧の人、いるんですよ。
要するにね、千日回峰行(山谷を1000日寛平、歩き抜く密教の荒行)に
似てるじゃないですか。ある種の修行であり、精神統一。」

美輪「修験者ってね、崖を上ったり下りたりとか、逆さまになってぶら下がって
あれのことでしょ?」
江原「そうなんです。だってそれじゃあ世界一周、まるで千日回峰行じゃないですか、
日数的にも」
美輪「そうね。それのスケールの大きい。」
寛平「はあ。」
江原「1つの山でするんじゃなくて、地球という場所の千日回峰行するわけですよね。
でね、さっき美輪輪さんがおっしゃっていたんですけれども。」

美輪「天狗さん?」
江原「そうそう。『天狗に力を借りて行かなきゃ駄目ね』って言ったじゃないですか。
だからあの…実は天狗信仰って、そういう修験道の中にあるんですよ」
国分「はあ」
美輪「自然霊のね。」
江原「ええ。」

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