小林幸子

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【 2007年08月04日放送】【105回】パート3

今日のゲストは、幼い時から歌手で、演歌界の女王と呼ばれる小林幸子さん。

パート2からの続きです♪

小林幸子 わたしはあきらめない (わたしはあきらめない)

【スピリチュアル・メッセージ】
江原「小林さんだけかな?
小林さん通して私自身がみえる事って ずっと全部歌っているんですよ。どの人生も。
一番手前の方で言うと、それこそ、さっきの話題でも出てるようにね。
フランスとかにいた時代があるんです。
で、もっと古い時代に行くとですね。カストラートだったのがみえるんですよ。
イタリアで少年の頃に手術をして、いつまでもきれいな声を保って。
小節とかが簡単でしたでしょう?と言ったのは、そういう昔の古歌というか
何か小節みたいな日本でいう。」
美輪「小節ではないんだけど、16分音符くらいの早い、
ベダカダカダカってベルカント唱法っていってね、ものすごく難しいのよ。」
(ベルカント唱法…イタリアで18世紀に成立した歌唱法)
小林「分ります。」
江原「そういう事もやって。いろいろご苦労もなさっていらっしゃるけれども
どこかこらえれるだけの魂の力を持っていらっしゃるんですね。
なぜかというと、やはり皆、当時は寄宿舎ですから。
幼い頃に親元を離れた生活。それでも生き残れるかどうかは難しいんですね。
断種したところで、綺麗な声を保てない人もいるし。」

~カストラートとは、中世ヨーロッパで美しいボーイソプラノを保つ為
大人になっても声変わりしないよう去勢した男性歌手の事です
その独特の歌声は、女性ファンが失神するほど
魅力的だったと言われています~

[少年のような人]
江原「それでね、ちょっと失礼な言い方なんですけど。
小林さんて、どこか少年ぽさがあるんですよ常に。」
小林「はい。」
江原「もともと魂の気質が、男の子みたいな人なんですよね。
常にまっすぐだし、無邪気な面もあり、自分の思いを本当に正直に向けて 生きるというところがあって。
変な大人の、心と裏腹なことをしたりということがない。」

[欲が無い]
美輪「世俗的な欲がないのよね。」
江原「ね、子どもって、ほら真っ正直でしょう。
少年っぽいねっていうのはそういう人ですよね。素直でそのまま。」
小林「物欲がわりとないんですね。
普通の女性が欲しがるものを思わないんですね。」
美輪「あなたぐらいのベテランになると、クラブを経営してみたり、事業欲も出てきたり
世俗的になるじゃない?
そういう欲が全くないということをおっしゃっているのよね。」
江原「欲しいものがあるとしたら、全部、仕事に関わるもの。
衣装とか、日常じゃ着れないよ、というような。」
美輪「お金の使い方も、衣装とか、衣装を保存するための倉庫であるとか
そういったものにはいくらでも惜しげなくお金を使えるの。」
小林「車をね、『二台いっぺんには乗れないだろう。
一台で移動するものだけでいいだろう。
そのかわり、11トントラックが欲しい』とか、それはコンサート用の。」
江原「自分でお店まで経営するというのは、嫌でしょう?」
小林「他で何か、お金をなんて全然思ってないです。まるっきり。」

江原「そういうことを人から言われても『苦労ばっかり多いから』って思うはず。
なぜかっていうと、その後のヨーロッパあるでしょう?
その時は経営してたんですよ。」
小林「ええ。」
江原「それでコテンパンにひどい目にあった。
歌うよりも、女亭主としての経営で、 自分も歌い手なのにいろいろ作らなくちゃいけないし、人も使わなくてはいけないし
これじゃ自分が歌えない、ということで、とても苦労した。
つまり、『人を歌わせてお客さんを入れて』という、
別の労力の方へいってどうにもならなくなって。
だから 『生まれ変わったら、今度は歌だけ歌いたい』とおっしゃったんですよね。」

~余計な事をせず歌だけ歌っていたい。
そう思う小林さんには特別な守りがありました~

[土地に守られている]
江原「それで今までのゲストの中でなかった事なのはね。
非常に土地の神様に愛される人なんですよね。
だから1つ1つやる場所とか、行くの場所、住む場所。
その場所場所で、ちゃんとお参りとかね、されてるだけに。
何か、そういうのがみえて。
だからね土地に守られてるんですよね。」
小林「あ、そうですか、うれしいです。」
江原「移転でも何でもするごとに、また新しい活動があったり良くなっているはずなんですよ。」
小林「そうなんです。事務所が移転するたびに、大きな仕事をいただいたりとか。」

江原「よく聞きませんか、引越しして良くなる人。」
美輪「逆に引越し貧乏とかね。」
江原「土地の神様を大切にする思いがあるから。
『こちらに住ませていただきます』とか、ね。
その思いがあると、土地には自然霊といって氏神様というのはみんなそうですよ。
そういったものにかわいがってもらっている。
『貢献しなさいよ』って。動くごとに不義理をしないから。」

国分「テレビをみられている方も、そういう思いがあれば・・・。」
江原「そう、意外と簡単に住んでいる。
その土地に住まわせてもらっているという思い。」
小林「わかります。『ありがとうございます』という気持ちで 土地にお参りするというのはありますね。」

江原「家ひとつ建てるにも、今の人は地鎮祭の意味を間違えていたりすることも多くて、 お祓いだと思っているんですよね。
あれは祓うだけじゃなくて共存共栄をお願いするんですよ。」
(地鎮祭…土木工事や家を建てる基礎工事の前にその土地の神様に無事を祈る儀式)
国分「大事なことですよね。」

江原「お米とかお塩をまくのも、乱暴にまくような人がいるんですが、
そうではなくて差し上げているんです。
引越しをしてお隣にちょっとご挨拶のタオルの一つもとか、というのと同じように。
悪いものは祓うけれどもそうでないものは共存共栄させてください、
という祈りの儀式なんですよ。」
国分「ああ。」
江原「でも、それはすごいことでね。
幼いときから親御さんを離れていて、それでそういうことが身に付いている。
いろんな礼儀、見えない礼儀に至るまで。やはりご自身の力ですよね。」
小林「いえ、知らないうちにいろんな人から教えてもらっていることと、それから歌、歌詞の中でいろんなことを教えてもらいましたね、今まで。」

江原「その流れがあって、小林さんの歌は語りがものすごく上手なはずなんです。
ごめんなさい、私ごときが。
私はあくまで通訳としてなんですけれども、やはり伝えるという言葉の語りの部分が、やはり魂の列の中であるんですね。
そういう経験をずっとされてきているから、まあ歌わない人生はあり得ない
という風に思うんですね。」
小林「うれしいです。まだ歌えるんだ、これからも。うれしいなあ。」

[これからの小林幸子]
美輪「だってこれからなのよ。だからここへ来たんですもの。
これまでは前菜なんですよ。これからメインディッシュに入るの。
ということはご自分でもアイデアをお出しになったり
周りの人たちからも新しい自分のスタイルの日本の歌を
シャンソンでもない、ポピュラーでもない、演歌でもない。
食べるためにそれはそれでなさって、新しい自分の 新しいやり方の歌を開発して歌うように。

例えば今、秋川雅史さんがやっている『千の風になって』
あれはクラシックでもないし、ポピュラーでもない、どのジャンルでもないの。
どのジャンルでもない歌の時代にこれから突入するんですよ。」
小林「私もそうであるべきだと思うし、そうであって欲しいと思いますね。」
美輪「それをあなたはどこかで気がついて、どこかでやらなくてはいけないかなと 思い始めていらっしゃるでしょう?」
小林「どうしてわかるんですか?そうです。」
美輪「でしょう?」
小林「ええ。」

~今の日本で、本当に求められてる歌。
どのジャンルにも属さない新しい歌を開発して歌う事
それが今後の小林さんの使命、メインディッシュです。
それは今は亡きご両親の心配にも通じていました~

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