小室哲哉

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【 2008年05月03日放送】【2時間SP】パート2

今日のゲストは、音楽プロデューサーとして、数々の記録を打ち立てた小室哲哉さん。

パート1からの続きです♪

美輪「でも小室さんの人生って、今こうやって笑っていらっしゃるのが不思議なくらいのね、ずっと笑いのない人生なのよね。
ほほえみのない人生、小さい頃からずっとそうなの。」
江原「こんなことを言ったら、本当に申し訳ないけれど、よくがんばって生きてこられたなあと。」
美輪「普通だったらね、笑い方とかほほえみ、どうやって笑っていいんだか
ほほえんだらいいんだか、忘れるような人生でいらしたのよね。」
小室「そうですね、何回も『ダメかな…』という風に思ったことが、もう何度も。」
国分「それはデビューする前も、デビューしてからもですか?」
小室「してからもですね。」
美輪「孤独が怖くてね。ひとりぼっちは怖くてしょうがないから 大勢の中にいたいのね。
大勢の中にいたいんだけど、いろいろコミュニケートされると、うるさいの。
だから、一人でいたいの。」
国分「大勢の中に、1人でいたい。」
小室「その通りですね。」
江原「常にコミュニケーションを望んでいないわけじゃないんです。
常に期待はしているんだけど、時間がなかったりとかいうことが、ず っと続いていて
家族とか、友人とか全部が、ある意味では鍵盤であったり、詞の中であったり、人との関わりを結婚なさるまで、今の奥さまに出会うまで本当の意味で、
人との会話ができていなかったんじゃないかと。」
小室「なかったですね、はい。」

Lights

[人生観を変えた奥さんのKCO(KEICO)さん]
国分「さきほどのチェックの中にもありましたけれども 『この世からなくなると困るもの』は、奥さんということで、どんな存在ですか?」
小室「僕が子供ですね。」
美輪「あちらからみてね。小室さんが子供ということ、そうでしょうね。」
小室「14も上なんですけどね。」
美輪「人間というものを信じられることができたのは、初めての方じゃない?」
小室「はい、初めてです。」
江原「ましてや奥さまだけじゃなくて、奥さまのご家族も含めての結婚という感じ。
だから、全てを得たんですね。
もちろんご実家もあって、デビューもなさっているけれども常にお1人、
自分と自分との対話だったのが、奥さんとご家族と一気に新しいお家に生まれたみたいな 気分というか、
だから人生がまるで変わったんです。」
小室「そうですね。」
江原「だから本当に『あ、お母さんってこうなのか』『お父さんってこうなのか』
『家族ってこうなのか』『あ、親戚?こういう風な感じなのか』
それを全然、ビクビクとすることもなく、いつの間にかスポッと入れられちゃったような感じ。
今まで、いろんな意味で孤独を味わってきた部分の、ごほうびでもあったりするんです。」

国分「やはりご家族の影響はありますか?KCO(KEICO)さんのご家族。」
小室「初めて、家系というか、親とか親類とか、そういうものが こういう風に成り立っているんだとかを、ここ何年かで学びました。
本当に何も知らなかったんだなって。
一年の季節の中でのお祭りとか いろんなところに行くとかお盆とか、いろんなあらゆる行事とか、
『こんなに知らなかったのか』というくらい『花見ってこんなに大事だったのか』とかね。」
国分「新鮮に感じるわけですか。」
美輪「だけど小室さんだけじゃなくて、あの、世の中に生きてる人ってね、
『花祭り、七夕祭り、ああ、いいな』とか、そういうものが情緒として 感じられるという人は、現代の人は少ないんじゃない。
ずっとそれでいらした。現代の申し子みたいな方だから。」
江原「確かに現代の申し子みたいかもしれませんね。
それで衣・食・住において まったく頓着ありませんでしたでしょう?」
小室「そう、まったくなかったですね。『宇宙食でいい』って言ってましたから。」
江原「今の時代ってそうじゃないですか。普通に味覚とか 季節の旬の野菜をいただく とかいうよりも、栄養という数字の上だけとか。」
美輪「器の盛り付けの楽しさだとかね、そういう生活の普通の知恵みたいなものが 現代はまったくないじゃないですか。」
江原「とりあえず満たされればいいっていう感じになって。
昔は季節を楽しんだり、美を楽しんだりとか…。」
小室「今年、初めてお正月に餅つきをしました。」
国分「本当ですか?楽しかったですか?」
小室「楽しかったね、お餅ができるプロセスが、そこに見えたり。」
国分「お餅が出来上がるのが、プロセスっていうのは、新しい感じがしますけれども。」
江原「でも、現代の若い人なんかは、分かっていないかもしれません。
お餅がどうやってできるのか。」
美輪「それこそ、畑か木になっていて、お餅の格好をしたものが出てくるという風に 思っているんじゃない?」
国分「怖いですね。」
江原「あと、野菜がどう生れるのか知らない子供さんって多いっていいますよね。
ナスは土に生えている、とかね。」
国分「これ、意外と小室さんも分かっていないのかもしれないですよ、
野菜がどうやって出来るのかとか。」
小室「だから餅のときも、ずっと呆然と立ち尽くしてました。」
美輪「本当に、現代っ子ね。」

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