琴欧洲関

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【 2008年09月06日放送】【133回】パート1

今日のゲストは、ブルガリアの出身で大相撲力士の琴欧洲関さん。

パート2からの続きです♪

[琴欧州の人柄]
国分「これはちょっと、見習わなきゃいけない人たちっていうのは多いですよね、
僕も含めてですけれども。」
美輪「まずね、優しさなのよ。だからお父さまもお母さまも、カロヤンちゃんも
皆さんがね、優しいのよ。弱々しい優しさっていう意味じゃなくてね、
本当に優しい人っていうのは、強いから人に優しくできるわけでしょう?
自分を守るのに精一杯で弱い人は人に優しくできないのよ。
だけどみんなが優しいっていうことは、皆さんが強いのね。
強いものを持っていて、人に優しくできるわけで、それをお持ちだから。
それが優しさの、お互いに分け合いなのよ。」
国分「本当のスーパーマンですよね。優しさもあって、強くてすごいですよね。」
美輪「それとね、何かの時に、フッと恥じらいをお見せになるじゃない?
あれは素敵ですよ。
昔、日本人はそれを持っていたんですよ。
何か言われて『いえ、そんな』ってポーっと顔を赤くしてね、恥かしがるっていうのは、みんなそうだったの。
今はみんな図々しくなっちゃってね、厚かましくなったけれども、それをお持ちなのね。」
国分「そうですね。」
美輪「それ、素敵ですよ。」
国分「ありがとうございます。」
(みんな笑い)
国分「こういうところですよね、直さなきゃいけないのはね、本当に。」

2002年11月場所、初土俵で勝ち星を上げ琴欧州の快進撃が始まります。 2004年には十両優勝、わずか11場所目で市場最速で新入幕
翌年にはわずか19場所目で大関へ昇進。その活躍ぶりはブルガリアへも大きく報道されています。

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ブルガリアの首都ソフィアの市場で働く方に聞いてみると
「琴欧洲のおかげで日本の人にもブルガリアを知ってもらえたんじゃないかしら。」
「早くヨーロッパ初の横綱になって欲しいね。頑張れ、琴欧洲!」

相撲人気も急上昇。 母校のスポーツアカデミーでは、レスリングのマットを借りていた練習場が見直され、本格的な土俵のある相撲の稽古場が作られ「琴欧洲ジム」と名付けられたそうです。
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[先代佐渡ヶ嶽親方]
2008年の5月場所では朝青龍、白鵬の両横綱を破って14勝1敗で初優勝、
横綱昇進を期待されています。

国分「大関昇進というのは、やはりうれしかったですか?」
琴欧州「うれしかったですね、はい。」
国分「どういう気持ちですか?」
琴欧州「うちの部屋は、琴風関以来、大関いなかったから、先代の親方の夢でもあって。
その場所で先代親方が定年で、今の親方が、琴の若が引退して部屋に立てられて、その すごいドラマの場所になったですね。」
国分「もう先代の親方も相当、喜ばれたんじゃないですか?」
琴欧州「喜ばれました、はい。」

琴欧州にとって相撲の師匠であり、日本での親代わりだった大切な人がいます。
その故・先代佐渡ヶ嶽親方(第53代横綱 琴櫻)のコメント
「ひと場所ごとに力をつけてくるから強くなると思いますよ。」

先代佐渡ヶ嶽親方は昨年8月に多臓器不全(享年66歳)でご逝去されました。そして、先代親方がなくなった後に不思議な体験をするそうです。

国分「あの不思議な体験の中で、稽古場に、その亡くなった親方が、現われた?」
琴欧州「パタパタパタって何か、来たんじゃないかって感じてグッと感じた。
見たら誰もいないけど、何かそういう感じた。」
国分「音ですか?」

琴欧州「音が。最期の方は病気で、ちょっと足が悪くなって、その歩き方がちょっと。」
国分「あ、カタカタカタっていうような感じの歩き方だったんですか。」
琴欧州「カタン、カタンって。」
国分「あ、その音が聞こえただけですか。」
琴欧州「はい。」
国分「で、パッと見たら。」
琴欧州「いなかったです。」
国分「それは1回だけですか?」
琴欧州「いや、何回も。」
国分「何回もあるわけですか。それは大関だけですか?」
琴欧州「いや、そんなことは。他の力士も同じことを言ってると思いますね。」
国分「あ、そうですか。」
琴欧州「はい。」
国分「『これはもう間違いなく、親方ではないか』と。」
琴欧州「それは、ああいう稽古場の雰囲気は、間違いないですね。
『来た!』っていう非常に厳しかったです、親方は。何も言わない、いるだけで何か。」
国分「その存在というか、怖いものを感じていたり。」
琴欧州「はい、そういうことです。」

国分「『親方が来た!』と思った時には、やっぱりがんばらなきゃ、とか、
そういう気持ちになったりとかしたんですか?」
琴欧州「そうですね。やっぱり親方も、ず~っとみんなのことを心配してたから、
『みんなどういう稽古をしたんだろう』、って見に来たんじゃないかっていう。」
江原「あの全然余談なんだけれども琴欧洲関って、全然違うところで お茶目で可愛いところってありますよね。あの電化製品お好きですか?意外と見るのが。」
琴欧州「はい、好きです。」
江原「新しい製品とか出ると、買ってすぐにやってみたくなるわけですか?」
琴欧州「よくは見に行きます。」
江原「そういうショップへ行くっていうのが、結構楽しみでしょう。」
琴欧州「楽しみです。」
国分「それが見えるわけですか。」
江原「というかね、ごめんなさい、私も同じだから、あれなんだけれども、
大きい体の人が細かくね、こうやってみえるのって、見てるとすごく微笑ましいじゃないですか。
そういうのが休日の、自分の楽しみ方っていうのが。」
国分「今、ブログもやられているんですよね?」
琴欧州「ちょっと。」
国分「やはりパソコンはないと。」
琴欧州「パソコンがないとできないです。」
美輪「だけど元々、資質としてね、そういうスポーツだけじゃなくて、計算とか理数系っていうか、何かそっちの方の才能も持っていらっしゃるのね。」
国分「どうですか?数学、算数とか。」
琴欧州「小さい時は、全然勉強に興味なかった、普通だったですね。
それで、高校に入って、お兄ちゃんがトップクラスだったですね。
それで『何でお兄ちゃんができるのに、俺ができない。』ということになって、
努力してすぐ追いかけて並んだ。」
国分「負けず嫌いなんですね。」
美輪「負けず嫌いだけじゃなくて、努力して、すぐそれができるようにおなりになったでしょう?
ね?だからもし、やってればお兄ちゃんを越えたくらいのこともやってらしたかもしれないのね。」

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小学校の担任の先生のコメント
「カロヤンは数学が得意で、将来は数学の先生になると思っていました。」
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