假屋崎省吾
【 2007年02月14日放送】【87回】パート2
今日のゲストは、華道家でタレントの假屋崎省吾さん。
パート1からの続きです♪
[花に宿る精霊]
江原「花とかには全部精霊が宿っていて。
この精霊と心通じる人っていうのは“優しい人”じゃないとダメなんですよ
人の悲しみなどがわかる人、そういう 人の心の痛みのわかる人でないと寄って来ないんです。強い人には来ないんです。
病院にお花を持っていくのも、その精霊たちがなぐさめてくれるからなんですよ。
だから美輪さんは『美をつむぎ出す手』をお持ちになるっていうことをおっしゃるけど、
プラスして、フェアリーを、こう何て言うのかな、たくさんまとめてくださる人でもあってね。
ご自身にもそれは影響を与えていて、具合の悪いとき、疲れているときはフェアリーたちが
『大丈夫?大丈夫?治してあげる』と言って、治してくださるわけですよ。
だからそれを知らないで、国分くんは植木を枯らしていたんです。」
美輪「あはは。」
国分「ええ。枯らしてました、いっぱい。」
美輪「それは花を“物”だと思ってたんです、“命”だと思ってなかった。」
江原「ですよねえ。」
美輪「生命体なんですよ。」
国分「花の世界では、僕評判悪いみたいで。」
美輪「『あそこいったらね、ろくな扱い受けないから行かない方がいいよ』と言われて。」
国分「うん。」
[花の美しさ]
美輪「で、花はなぜ美しいか
つまり、何度も言うんですけれども。プラスとマイナスあって。
つまり魔界と天界のものがあるでしょう、この地球上に。
(花は)天界のものだけなんですよ。で、そして与えっ放しなの、無償の愛で。
それでね『どうしたんですか?さあ元気を出して下さい。私達を見てね』って
慰めてくれる、いろんな事でね。
ほんとにね清くて正しくて厳しくて強くって。
いい所、全部集めた全日本、人間の参考にすべき全人格的なもの。」
国分「はあ~。」
美輪「これが、お花の、つまり、その存在意識だし意義でもあるのね。
で、そのためにこの世に生まれて来るわけですよ
人間達を慰め励まし力付けるために。
そういうエネルギー持ってるわけ。プラスだけなんですよ。」
江原「献身的。」
美輪「献身的にね。だから、その心が美しいから美しい形をしてるわけ。
美しい色なの。で、美しい匂いを出すわけですよ。」
江原「美輪さんがいつもおっしゃることでほんとにそうだなあと思うのは、
お花って全部ちゃんと色がありますよね。作りもの以外は。
真っ黒とかそういういろはないんですけど、全部 色があって。
本当に天界そのもので、エネルギーをまさにオーラのように放っていますよね。」
美輪「黒とグレーって魔界の色でしょう?
だから黒とグレーのお花や葉っぱというのはないんですよ。」
假屋崎「そうなんですよね、不思議ですよね。
これだけいろんな種類、扱ってても。まだ出くわした事ないんですよ。」
国「もし出てきたとしてもあまり使いたくない感じですか?それ。」
假屋崎「ちょぅとご遠慮申し上げますね。」
国分「でも、その美しいものを。
何て言うんですかね、盛るって、盛るって言わないですよね。」
美輪「生ける。ははは。」
国分「生ける。」
美輪「あんた、だんごじゃないんだから。あはは。」
国分「これは、でもすごいお仕事じゃないですか。プレッシャーとかは…。」
假屋崎「あのね、まだ数年前まではね。一生懸命で、『綺麗に生けよう』とか
『こうしてみたら、どうかな?』なんて思いが、けっこうあったんですけれども
もう全然そういう気持ちがなくなって。
それよりも、まず自然界で素晴らしい、“完成された美”じゃないですか、花っていうのは。」
国分「はい。」
假屋崎「それをまた自分の手によって“新しい美”を作り上げる行為が。
自分自身で『やらなくては、いけない事なんだな』と思うんですけれども。
でも自然に、こう、ふーっとこう手を差し伸べただけで。」
美輪「手を貸してあげるだけなのね。」
假屋崎「『こっち行って』みたいな感じで。『ここよ』みたいな感じで、
何か教えて下さってる気がしてるんですよ。」
国分「へ~。」
假屋崎「ほんとに、ですから生けてる感じっていうのがすごく心地良いですし。
それから何か自分でも何か癒されるんですよね、不思議と。」
国分「そういう気持ちになったっていうのは何かきっかけがあったんですかね。」
假屋崎「いや、なんなんでしょう?
やはり母が死んで美輪さんとであって、
2、3年くらい経ってからですよ、そのくらいのような気がいたします。
あまりがむしゃらに頑張らなくても、自分のやりたいことを
とことんこだわってやっていけばいいんだな、
という気持ちにも変わって参りましたしね。」
美輪「芸術というのはいろんなジャンルがあるけれども、
どれもその人の人間性に準じた作品が出来上がるの。」
国「その2、3年で何が変わったんでしょうか?」
[芸術家の本質]
江原「というか、假屋崎さんの本質が出てきただけですよね。
お花のことでいうと、假屋崎さん自身が常に花のような方だと思うんですよ。
テレビをご覧になっている方は、バラエティ色の番組などで、
楽しい假屋崎さんを見ることが多いと思うんだけれども、
もともと控えめで繊細で可愛らしい人であって、ご自身が花であって。
だから、それをいろんな形で、何て言うのかな
演じて来たっていうか、うん。自分を変えて来た。
美輪さんの影響もあって、ひとつひとつ裸になっていったとうか、
楽に生きていけるように自分の本質を出せるようになってきたから
前のオーラの泉の最初のスペシャルの時みたいな。
ものすごい、何て言うんだろうかな
鎧着たような状況では全くなくなったんですよ。」
~2年前、仕事に追われる假屋崎さんに、こんなメッセージが~
江原「前と違うのがブルーが強い
非常に、現実的な面が強くなり過ぎちゃって。あれって?
假屋崎さんは、もっと情熱の方が強い人だったじゃないのかな?っていう所が
だから多分、お家の事とかも現実的なことがたくさんあるんでしょう。」
假屋崎「やっぱり気持ちにも余裕がないってのは自分ですごく分かるんです。」
江原「ずっと数字の計算してる姿がみえるんです。」
假屋崎「そうですね。だってこんな事ね、言えないんですけど。
働いても働いても、みんな税金で持ってかれちゃうんです。」
国分「ははは。」
江原「心の方は何か逆で、地獄へ地獄へ行ってしまってる。」
假屋崎「ああ、そうですか。」
江原「少しでも安らぐようにって。だから気が付いてないかな
假屋崎さん、風鈴みたいな音がするはずなんですよ。
何も無いのに、鈴の音みたいなね、
そういうの気付いてます?
実は、お母さま自身が鳴り物が好きだった、そういう風鈴とか、鈴とか。」
假屋崎「ええ。」
江原「で、それを、『一番、心が安らぐから』ってんで鳴らしてる、そういう姿がみえる…。」
[2年前…母の思い]
国分「2年前の假屋崎さんっていうのは、どんな感じだったんですか?」
江原「あのね、前も申し上げたけど、あの時は、もうほんとに気の毒なくらい
戦々恐々としたオーラに包まれてたんです。ブルーも強くて。
ブルーが強いというのは冷静沈着とも言えるんだけれども。人を疑い深い。
騙されてはいけない、何か悪いことをされてしまう、ということを常に…。
だから痛い目にもあっているということです。」
美輪「それで、あの時におっしゃたのは数字。
数字というのは、お家を建てたり、土地を買ったり、税金とか大変でしょう?
一人でやったら、それはノイローゼになりますよ。」
江原「大変でしたよね。あのときは鳴り物がお好きなお母さまが一生懸命、
風鈴を鳴らしたりして『心休めなさい』と言ったり、お母さんのお守りが大変だった。
何とか、こう休ませて。
今だから申し上げられるけれども、お母さまはあのとき、言った言葉があって。
『このままだったら、この子は死んじゃう』と言ったんですよ。
自殺ということではなくて、心も体も枯れてしまうということ。
お母さんの助力もあって、美輪さんの力もあって、
もちろん假屋崎さんのいろんな努力もあって、こういう風に回って、今、楽になってるんですよ。」
假屋崎「そうですね。」
美輪「それともうひとつは、愛ですよ。やはり愛が、いろんなものを氷解させるの。
そうでしょう?」
假屋崎「ええ、そうですね。何か恥かしいんですけど。」
美輪「ははは。」
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