木村彰吾
【 2007年02月28日放送】【89回】パート1
今日のゲストは、舞台を中心に活動している俳優の木村彰吾さん。
~今夜のゲストは美輪明宏が今、最も期待する俳優、木村彰吾さん
1979年、熊本生まれ。厳格な父との関係に悩んだ少年は
高校を卒業すると家を離れ一人、上京
アルバイトで暮らしながら役者を目指し。『毛皮のマリー』の
オーディションに合格。そこには美輪との不思議な絆がありました~
~木村彰吾さん、これからスピリチュアルチェックを始めます~
【木村彰吾 スピリチュアル・チェック】
小さい頃なりたかった職業⇒戦闘機のパイロット
趣味⇒映画観賞。夢はTUTAYAのビデオを全部みることです
海外で心惹かれる国は⇒イギリスとイタリーですね
毎日欠かさずすること⇒神棚の祖母の写真に手を合わせること
国分「さあ木村さん、どうぞこちらの方へ。」
木村「よろしくお願いします。」
国分「よろしくお願いしま~す。」
美輪「膨張色を。これみよがしにこんなに膝を前に出しちゃって足が長い。」
国分「ははは、真正面に座ってますからね。」
国分「あの、最近、松岡と一緒に。」
木村「あ、そうですね、『美味しんぼ』ってドラマをご一緒にさせて頂いて。
いや、もうほんと努力家で。」
国分「え、松岡が。」
木村「はい。優しくてすごく皆に気を遣う方で。何よりも博識なんですよね。
そして男気があって。もう大好きな先輩です。」
国分「うわ~ベタぼめ。僕の話なんか、出てきませんでしたか?」
国分さんとは、地方に行って。飲みに行ったとか、そういう話とか色々。」
国分「してましたか。ああ~なるほど。そこはしなくてもよかったんじゃないかな?と。」
美輪「あはは。」
国分「でも、びっくりするのが。27歳なんですよね。僕、今年33なので
僕が小学校6年の頃、小学校1年生になるわけですよ。」
美輪「うん。」
国分「小学校6年生が1年生を手つないで一緒に稽古したりとかするって事は
あると思うんですけど。
今じゃ考えられないですね
自分の方が手、つないでどっか連れてってくれるくらいのしっかり者のお兄さんに。」
木村「そんな事ないですよ。」
国分「お仕事では舞台などで、美輪さんと一緒にいる時間が長いと思うんですけれども、
プライベートな美輪さんというのはどういう感じですか?」
木村「とても根が優しい方ですよね、ひと言で言うと。それでとても厳しい方。」
国分「厳しい。」
木村「いつも、舞台など仕事でご一緒させていただいているんですけれども、
自分にも厳しい、だからこそ、人にも厳しく接すると思うんですね。
でもその厳しさ、こだわりというものを、すごく深く感じているので、
その美輪さんの要求する厳しさに、全然僕はついて行きたいと思いますね。」
国分「苦とは思わずに。」
木村「苦ではないですね。」
国分「江原さんとは初めましてに、なるんですか?」
江原「いいえ。」
木村「毎年、舞台もみに来てくださいますし。」
国分「あ、そうですよね。」
江原「私も拝見させていただいて。」
国分「何か言われた事とかは、ありますか?」
木村「あります。」
国分「何を言われたんですか?」
木村「後ほど話そうと思ってったんですけど。僕、スピードの出るものが大好きなんですけど。」
国分「スピードは、先程、そのスピリチュアル・チェックの中にも
パイロットってありましたけども
、そういうものが好きだと。」
[江原の警告]
木村「スピードの出るものにすごく惹かれるんですけれども、
自動車であったり、戦闘機とか、バイクとか。
たまたま美輪さんに誘われてこの番組を見学したときに、
『木村さん、何かスピードの出るものに興味がありません?バイクとかそいういうもので』
と聞かれたんですね。
『えっ?』と思いまして、
自分は次の週に、スポーツカーを購入する予定だったんです。」
国分「それは危ないということなんですか?」
江原「余計なこと言っちゃった。」
国分「あ、もう決まってたんですか。」
木村「ええ。」
江原「それでね。『スピード出る車は買わない方がいいですよ』って言っちゃったんです。」
美輪「その時、ほら江原さんに見せていたじゃない。」
[高校時代のバイク事故]
木村「擦り傷があるんですけど。自分も、高校生の頃とかもバイクが大好きで。
毎日、バイクを乗り回してましての日々が、あって。」
美輪「暴走族じゃなかったのね。」
木村「違います、違います、そういうのじゃないです、はい。
すごく大きな事故起こしまして。
側面から、もうはねられたんですよ。大きなバンに。それでもう吹っ飛ばされて。
もうバイクのフレームは、もう、くの字になってるんですよね。
くの字にになって、もう廃車になったんですけど。
普通だったらもう、この右足が、もうダメになってるじゃないですか。」
国分「はい。」
木村「サイドから、バーンひかれた訳ですから。かすり傷ですんだんですね。」
国分「へえ~。」
木村「そこで気を失って、で救急車で運ばれて。その時に
真っ白なホワイトアウトみたいな所にいるんですよ。
周りが真っ白な世界に、霧に包まれたみたいな世界にいて。
で、何なんだろう、とか思って。そこに3人の人が立ってるんですよ
真ん中に立ってる人が大きいんですよね。なんだろうかな?と、思ってたんですけど。
気付いた瞬間に友達が、『大丈夫か、大丈夫か』って言って。
目を覚ましたら病院だったんですけどね。」
国分「その3人は、誰なのかまだ分からないわけですか。」
木村「いや、僕の予想では、エツコおばあさんっていう、とても可愛がっていただいた
おばあちゃんがいて。
その方だと思うんですけどね。すごい優しくて。」
国分「ああ~。」
美輪「生きてるのが不思議なくらいの事故だったわけね。」
木村「そうです。普通だったら右足切断か、死んでるかくらいの事故だったんです。
30メートルくらい飛ばされましたから。」
国分「それでも懲りずにスピードの出るものがやっぱり。」
木村「大好きですね。ジェットコースターとかも大好きですし。」
国分「そのとき江原さんには何が見えたんですか?
江原「スポーツカー。それと『いけない、いけない』っていうね。そういうメッセージですよね。
やはり役者さんをなさる方は、公演があるので事故などから身を守らないと
ご迷惑がかかってしまいますよね。
だからそういった意味での導きだったと思うんです。」
[戦闘機のパイロットになりたかった]
国分「なるほど。さあそれではスピリチュアル・チェック振り返ってみたいと思います。
今も、ちょっと出たんですけども、戦闘機のパイロット。」
木村「軍隊とかが大好きで。子どもの頃からイギリスのスピットファイヤやトムキャットや、好きなスポーツカーのプラモデルを買って組み立てたりとか、
そういうことをしていましたね。」
国分「じゃ、それは子どもの頃も今も変らない。」
木村「今も変ってないです、はい。」
江原「散々、イギリスでひどい目にあったのにね。」
木村「え。」
美輪「いや。『前世でひどい目にあったのにね』とおっしゃっているの。」
[前世でイギリスに]
江原「前世でイギリスにいらしたことがあるんですよ。ひどい思い出ばかりのはずなのに、
まだノスタルジーがあって沸々と出てしまうんでしょうね。
だからイギリスものというだけで、惹かれるんでしょう。
イギリスの映像も今はテレビでいくらでもあるけれど、みると『ああ、行きたい!』ってね。」
木村「そうです。血が騒ぐというか。やはり惹かれるんですよね。
イギリスのネルソンが乗っていたビクトリー号という軍艦の模型とか、
スピットファイヤとか。車もイギリスの車が大好きです。
ベントレー、アストンマーチン、ジャガー、ロータス!TVR!」
江原「ふふ、とり憑かれたよう。」
国分「言い方が恐くなって来てますよ。」
[前世はイギリスに]
江原「あれだけご自身が拷問を受けたのに。」
木村「そうですか。」
江原「もちろんイギリスは素晴らしい文化もたくさんあるんですけれども。」
美輪「あなた(江原さんのこと)だって、いらしたでしょう、長い間。」
江原「とても血塗られたような歴史もたくさんあって。」
美輪「そっちの方が多いわよね。」
江原「ロンドン塔とかっていうと、
あの中でも
ずいぶん幽閉されていたり、処刑されていたり、いろいろあって。
いまだに処刑器具とかが展示されていたり。
(ロンドン塔…もともと要塞として建設されたが、その後、監獄や処刑場などに使われた)
[イギリスは霊の先進国]
江原「そういったものをまた復元して、博物館みたいにしたロンドン・ダンジョンもあって。」
(ロンドン・ダンジョン…ロンドン橋の近くにあるアトラクション施設
歴史の残酷な場面ばかりを人形で再現する博物館)
美輪「そういうものが、あちらの名物なの。」
国分「ほお。」
江原「ロンドンでいろんな観光地に行くと、博物館などで通称
『ホーンテッドギャラリー』と呼ばれている場所もあるんですよ。
(ホーンテッド・ギャラリー…ヘンリー8世の妻の幽霊が現れると言われる呪われた廊下)
要するに『霊が出ます』ということを言っていたり。」
美輪「イギリスはそれが昔から本場なのよ。『幽霊をみに行きましょう』というツアーが、
外国人向けじゃなくて、英国人向きにもあって、実際に出るんですよ。」
江原「あちらの人たちというのは、霊的なものを頭ごなしに否定するよりも
『確認しよう』という人たちで。
霊が出る建物は自慢なんですよ。」
国分「怖いとかじゃなくって。」
江原「向こうの建物事情は『古くて、昔こういう人が住んでいました』
というプレートがついている所は価値があって
『ここは霊が出るんですよ』と自慢げに言いますからね。」
国分「じゃあそこをお願いします』と言う方もいるってことですか?」
美輪「そうそう。」
江原「確かにそういう人もいる。」
美輪「共存して。平気で『ああ、ここはよく出るんですよ』というお城の主もいますよ。
『ここはあそこに、こういう人がよく出る』
『何代目の城主の奥さんで、こういう人が出るんですよ』って平気で言いますよ。」
江原「『出るホテル』っていう事をちゃんと、うたってね。
『ここで出ます』っていうホテルがあったり。後、パブとかでも、『霊が出るパブ』とか。
それこそ丹波哲郎さんが最初に、幽霊見たのかな、それがロンドンのホテルですから。」
美輪「うん。」
国分「へ~。」
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