小谷実可子
【 2007年03月14日放送】【91回】パート3
今日のゲストは、ソウル五輪のシンクロで銅メダリストの小谷実可子さん。
パート2からの続きです♪
夢(オリンピック)をつかんだ人魚 小谷実可子 (SOUL TO SEOUL)
[水の精との関わり]
江原「だから、そういう自然界の、島のようなところで、水の信仰。
実はそのときからイルカとの縁はあるんです。でいて、かなり古いですよね。そういう水の巫女のような事をしていて。
で、それでいて、そのイルカとの関わりで。
だから海と生活がものすごく密接にあった所なんですよ。
だから海というものをちゃんと大事にして行かないと、
生きるという事が出来ないという“水と人生”とか
それはものすごく密接に関わった地域、にいらした方。
だから精霊を祀っていた巫女時代って事を言えば分かるんだけど。
シンクロはスポーツだけれども、芸術の要素の方が強いんですよ。
もともと宗教は、心と自然界の芸術でもあるんですね。
他の運動もあったと思うんですけれども、なぜシンクロなのか。
水をたたえる部分でもあり、表現する部分でもあり。
水の精を表現していたという部分でシンクロだった。
だから自分の家を選ぶのも、親を選ぶのも、シンクロをやるための環境を選んでいて。
シンクロをやりながら表現し、そして今があって。そろそろ次…というときに
おじさんが現われたりして『新しく気づきなさい』ということでもあったり。」
美輪「大元は、ギリシャあたり、ギリシャ時代という感じがするんだけれども…
見えてくるのはね。」
江原「私も見えてはくるけれども、どこの何という国だろうというのは、よくわからない。」
小谷「ギリシャの壁画とかで、イルカと一緒に共存していた人たちの
昔の壁画が出たりしましたよね。」
美輪「ご存知なの?」
小谷「これもポッと出た仕事で、一度ギリシアの島に。そこで見ました。」
(ご覧になった壁画というのは、ギリシャ、クレタ島にあるクノッソス宮殿に描かれたイルカの壁画。)
〔ギリシャ、クレタ島にあるクノッソス宮殿に描かれたイルカの壁画〕
美輪「やっぱり見るべくして、見るべきものを見ちゃったのね
それで行くところへ行っちゃったわけですよね。江原さんがおっしゃったのとピッタシじゃない。」
小谷「そうですね。でも、ここに行ったことでは、あまりその後変わってはいない…。」
江原「それも過程、プロセスですから
ただね、ちょっと具体的なメッセージ色々あってね。」
美輪「どうぞ。」
【スピリチュアル・メッセージ】
江原「実はねメッセージがあってね。
私もアメリカのおじさんじゃないんですけどね。
やっぱり今の状況。これからも、そうなんだけども。
ご自身がね余りにも色々なしがらみの中で自分で苦しんでしまう、っていう状況があってね。
プライベートなことというよりも、ご自身がいろいろな状況にどう関わって
どういう風に生きていくべきなのか、役に立つべきなのか。
いろんな思惑もあるし。
でいて『うわあ、やだ!』って
思うんだけども。
でも、そこで
『自分がしっかり立たないと、これは変えてゆけないぞ』とか。
自分の使命感と、自分の純粋な心を汚されるような気持ちになったりの
この世と心の世界との葛藤みたいなのの行ったり来たりがずっと続いていて。
実は嫌な事言うようなんだけど、『これからも続く』っていうんですよ。
というか、今、まだ入り口だと。」
それで『ここが一番苦しいんだ』っていう事をおっしゃってるの。
それでいて、言っているのがね。
『それが全てじゃないよ。もっと先があるんだよ』と。
シンクロなどをしてきたのも、プロセスであってそれで終わりじゃない、その先がある。
大きなことを言ってしまいますけれども、自然保護から何からそういった事に関わる役目があるんです。
そのために遣わされている部分があるんです。
変な言い方ですが、自然保護でも何でも
この世のいろんなことに役に立つために、オリンピックがあったんです。」
[メダリストの役割]
江原「やはりメダリストである小谷さんだから発言権ができたりする、という方便なんですよ。
方便なんて失礼な言い方で、非常に努力もなさってきたんですけれども
でも誉(ほまれ)というのは、本来そういうものなんですよね。
だから、自分を偉ぶったりするものではなく。だから、もっと。」
美輪「それを道具として使う。」
江原「そう『道具として働きなさい』っていう事を、言われていて。
やはりメダルのある人とない人とでは、ある人の方がいろんな意味で
発言権が出てくるのは当然なんです。
『瑣末なことで心を惑わされてはいけないよ。
どうでもいい下世話なことに惑わされ過ぎてはいけないよ』
逆に、そういったところにバサ!と切るような心持ちで生きていくこと。
小谷さんが立派だなと思うのは、自分のためではなくて、常に人のためと考える。
けれども、その人の為の意義がどこまであるかな、って
いうのが時々、調整つかなくなっちゃう。
現世的なこともあるし、お家のお守りもあるし。
ご自身の好みで判断しない方なので、わからなくなってしまうんですよ。」
[人助けは難しい]
江原「私もどこまでが人助けなのか『あれ?これって人助け?』とか
わからなくなるときがありますよ。
『我欲にかられた人を助けるのが人助けかな?』とか、非常に迷いますよ。
そういったこともあって、私は個人カウンセリングをしなくなったんです。
やはり依存心ではなく、自分で乗り越えてゆく力、
生き方を導くという方が大事と思ったりね。」
美輪「でも小谷さんの場合は、裏切られやすいから。」
小谷「ええ?そうですか。」
江原「それに一生懸命頑張るんだけれど、いろんなものをプラス付けられていっちゃうとか。」
小谷「最初、すごく苦しくて『このままどうなっていっちゃうんだろう?』と思っているときにたまたまこの番組とご縁をいただいたので、どこまでそういう話がうかがえるかなと思っていたんですけれども。
イルカとか鯨に遭ったときに
『せっかく自分は生まれてきたんだから、何か地球にプラスの存在でありたい』
という気持ちがすごく生まれて。
『何か地球のためとか人のために役になったり、プラスを与えたい』という気持ちは
いつもあったんです。
いままで人生を振り返ってきても、いろんなお役目だったり、仕事だったり
なにかご縁があって私に声を掛けてくださるということは
『何か自分が必要とされているんだ、プラスになれるんだ』と信じて
首をつっこんでしまうんですけれども、
どんどんそれが広がっていってしまって首が回らなくなってくると…。」
[今、抱える不安]
小谷「人の為と思いながら、じゃあ私は今、自分の家庭だったり子育てだったり。
一番大事にしなきゃいけない部分を…。」
美輪「犠牲にしなきゃいけないしね。」
小谷「『に、しちゃってないかな?』って、
『これから、どんどん、そうなっちゃうんじゃないかな?』っていう不安が。」
[一番大切なもの]
美輪「うん、どうしても付いてまわるのは、経済的な不安ですよね。
後輩の面倒をみたり、家庭とか、いろんな面で経済的な、お金のやりくりみたいなところね、
そういった負担とか心配事も増えてくるんですよね。」
小谷「そうです。」
江原「個人の力ではどうにもならないこともたくさんありますからね。」
小谷「でも『これ以上は無理…』と思っていると、ふっとそれを助けてくれる新しい人が
現われたり、
自分の中で『これはいま私がやるべきことがどうか』という判断を
いつもしているんですけれども『でも私は無理だな』と思うと
すっと助っ人が来たりするので『あ、これは私にもうちょっと頑張れってことなのかな』と思ってしまうことが多くて。
いま自分の周りに起こっていることは
本当に人の支えがあってやっていることばかりではあるんですけれども。」
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