松田聖子

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【 2008年10月04日放送】【2時間SP】パート3

今日のゲストは、デビューして以来、現在も大活躍の歌手 松田聖子さん。

パート2からの続きです♪

~30代を迎えた聖子さんに訪れた2つの転機。
ひとつは、自ら作詞作曲した「あなたに逢いたくて。」が大ヒット。
アイドルからアーティストへ充実の時期を迎えます。
その一方で、1997年にお父さんが帰らぬ人に。
聖子さんを守り続けた大切な存在を失いました。~

[夢に現れるお父さん]
国分「不思議な体験ということで、お父さんのことで不思議なことが。」
聖子「はい、父の夢を見るんですね。夢に出てくるんですけど 夢の中で会話をするんです。
だけどその夢が覚めた時に、えっ、夢?って思えるくらい、本当に。
例えば、抱きしめてくれたりする感触とかが夢とは思えないくらい、残ってたりするんですよ。それが何度かあって、『これって夢なのかな?』って。」
国分「それは同じ夢ではないんですか。」
聖子「同じ夢ではないんですね。話の内容も違いますし。」
国分「毎回、その夢では何かメッセージみたいなものは お父さんからもらっているんですか。」
聖子「『沙也加は元気にしてるか?』とか『ちゃんと沙也加と話をするんだよ』とか、 何かそういう会話をするんですよね。
夢の中で父は亡くなっているんですよ。
亡くなっているっていうのは、ちゃんと自分の中ではあるんです。
『お父さん、来てくれたの?』というと『そんなに長くはいられないけれど』っていうんですよ。」
国分「『長くはいられない』と、会話をしてるわけですか。」
聖子「そうです。『もうちょっといて』と言うと『いや、長くはいられないから』って。
で、抱きしめてくれたりするんですよ。それは私の中では夢なんですけど
その感触とかがすごくリアルなんです。」

江原「あのね、それは形としては夢なんですけど、
でも夢ではなくて それは実際、お会いになっているんですよ。
何しろ、聖子さん自身を守ろうという気持ちの強い人ですからね、元々。
全部、自分自身が防げることに関しては、防いでいこうと。
それは生きていた時も、そうだったと思うんですよ。
全部、そういう自分が盾になってやってあげるのが、自分の務めというか、
自分が親としてできることというのが、ものすごく使命感が強い方だったのでね。
ですから、それは今だに変わっていなくて、子煩悩な方だなあと本当に思うんですよ。」
聖子「はい、そうですね。」

国分「何か『来るな』とか、自分で感じたりするんですか?
もうそろそろお父さん、来るな、と。」
聖子「来るな、とかという感じは全然ないないんですけど
例えばステージで歌っている時に、もしかしたら、今、父がいたのかもしれないな、
っていうような感じとかは、結構あったりするんですよ。
自分の気持ちだけで、何の根拠もないんですけど。」

[亡きお父さんの思い]
江原「ちょっとごめんなさい、余談なんですけれども、
お骨を分けようっていう風な話になったんですか。」
聖子「いや、あの…。」
江原「お墓が2つあるんですって。」
聖子「2つというか、父の(お墓)は元々、福岡県の柳川なんですけども。」
美輪「先祖代々のね。」
聖子「はい。ただ、うちの兄が長男で、神奈川の方におりますので、近い方がいいだろうから、柳川からこっちの方に連れてきた方がいいんじゃないかな、というような話もあったんですよ。」
江原「なるほど。分けるというよりも、それごと持ってきちゃうというようなこと だったんですね。」
聖子「そうです。近くにいた方が、みんないいんじゃないかな?という話があって、
今現在は、まだ柳川なんですけど。」

江原「あのね、それだったら、まだ間に合うから申しあげるんだけど
お父様は、望郷の念が強いんですよ。
だから、できれば残しておきたい、というのがあるんです。」
聖子「ああ、そうですか。」
江原「申し訳ないんだけれども、聖子さんのためにこっちに残ったというところが あるのでね。」
聖子「そうかもしれないですね。」
江原「だからとにかく、娘のため。守りたい一心でだけだったから。
だからそれでいらっしゃったけれども。」
美輪「東京にはなじめなかった。」
江原「実はそうなんですよ。それは食べるものに至るまで。」
聖子「そうです、それは、よく言ってました。」
江原「愚痴るっていったら変だけれども、ボソッと言いますでしょう?
だから、そういう意味でも、まだ間に合うなら、置いといて欲しい、と。
ぶちあげて申し上げると『そこはひとつ、親孝行して欲しい』って言っているんですよね。
本当に家族のために生きたじゃないですか。
だからそういった意味では そこだけは何とかして欲しい、っていう思いがあるんですよね。」
聖子「そうですか、はい。」

国分「東京にご両親が来た時っていうのは、一緒に住んでいたんですか。」
聖子「そうですね、やぱり基本的には、両親共に私のことがすごく心配で 出てきてくれたっていうところがあると思いますし…。」
江原「聖子さんはすごく一生懸命、仕事をなさったんだけれど、
これはやっぱり親の気持ちなんでしょうね。
苦労の多い土地、東京とか苦労の多かったこの土地に、半分感謝はあるんだけれども、
どこか半分許せないところもあってね。
最後まで、本心から心を許した土地ではないというかね。」
聖子「そうですね、きっと。」
江原「もう本当に、気持ちが守る、防備ばかりだったというか。」

美輪「そりゃそうよ、だって、マスコミのさがというのか、
マスコミの本当の正体、本質というのは、スターを作り上げて、胴上げするんですよ。
胴上げは3回までなの。
4回目になると、土を付けて泥だらけにして、踏みにじるために 最初から計算して、胴上げするんですよ。
そうするとネタに困らないの。
持ち上げちゃあ、落っことして、持ち上げた時にネタになって、書き立てて
半年なり1年なり、マスコミは食いつなげるわけ。
スキャンダルを書くことによって今度は叩き落とすでしょう?
また半年、1年って食い繋げる、おまんまのタネが増えるんですよ。
それの繰り返しをするわけ。皆さん、それでやられていますよ。
それで潰れるのが普通なんだけど、松田さんはそれを乗り越えていらしたから、
ご立派なものですよ。」
国分「お父さんが守ってくれた部分もあるんですか。」
聖子「そうですね。」

江原「それとね、本当に苦しい時だけ、お父さんに相談というか、愚痴というか。
本当に苦しい時だけなんですって。
だから聖子さんが言ってくる時っていうのは、よっぽど辛いんだと。
だって見ていれば以心伝心で、全部分かるわけだから。
でも愚痴っていいながらも、本人の中では決意してるんですって、話しながら。
それを聞き役になって、その決意を、決意表明を聞くっていうのかな?
そういう感じなんですって。」
聖子「そうですね。何か相談はするんだけど、
きっと自分の中では 決まっていたのかもしれないですね。」
江原「そう。だからすごく、以心伝心でつながっている親子なんですよね。」

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~自分の信じた道を進み、望みを叶えてゆく強さの秘密理由は。
そして一番聞きたかったお父さんのメッセージが伝えられます~

【スピリチャル メッセージ】
[瞬間的に変わる人]
江原「あのね、すごい霊媒体質で、ヒョイヒョイ変わるのね。
変わる人で、その時に自分は常にナチュラルなんだけど、
周りが『全然、変わっちゃったね』とか『全然、別人だった』とか、そういう風に 割とモードがパッと変わる。
先ほどからも気づいていらっしゃらないかもしれないけれど、
ご自身のことを言われている時、またこういうお話の時
そしてお母さんと一緒のお話の時、全然変わるんですよ、お顔が。」
聖子「あ~そうですか。」

江原「だから私、ずっと最初から『ナチュラル、ナチュラル』って言っていましたでしょう?
ご自身としては、自分のその時の思いをただやっているだけで
『あら、そんなに違うかしら?』『あれ、そんなに極端だったかしら?』とか 全く意識していないと思うんです。」

聖子「娘と話をしている時とか、娘が『お母さんね、話が次から次へと飛ぶ』って言うんですよ。
今この話をしていたと思ったら、もう次の話題になって、次の話題になって、と。
それがすごく、私が早いって言うんですよ。」
国分「ご自分の中で意識はないわけですか。」
聖子「ないんですけど、すごく話題が変わるらしいんですね。」
江原「だって私、霊視で見てみても、さっきからおもしろいな、と。
娘さんと会話してるとかありましたでしょう?時々、全然噛み合っていない。
お互いがてんでバラバラの話をしていたりする。」
聖子「そう。だから私は次の話題の話をしてるのに、彼女はその前の話を まだしていると思っていることがあるみたいで、一応会話はしているんだけど、後になって
『え?お母さん、全然違うことを言ってたの?』みたいなことはあるので、
それは娘に言われるんですよ。
すごい早いって、話題の切り替えが。
でも私の中では、え?そう?という感じなんですよ。」
美輪「だから今、おっしゃられた通り、自覚症状がないのね
だけど、娘さんなんかは戸惑うかもしれないけれど、人によってはおもしろいわよね。
だって一色の女じゃないんだもの。何十、何人分かの女が入れ替わり立ち代りするから
ここと思えばまたあちら。それは楽しいですよ。」

[束縛されたくない]
江原「ただね、そこで支配しようと思ったら、いきなり跳ね退けますよ。
それは強いと思いますよ。だってその流れがあるんだもん。束縛されてきた。」
美輪「そう。前世の流れがね。ずっと何度も何度も、束縛されてきたから。」
聖子「じゃあその束縛に対して、すごく嫌なんですか。」
江原「恋愛とかで人生を振り回される人がいるでしょう?ダメなの。
それに振り回されるのは嫌。
自分が舵取りするならいいけれども。
だから全部、 全人格を差し上げちゃう人っていますでしょう?それは嫌なはずです。」
聖子「うん。」

[「女性だから。」が嫌]
江原「だからご自身でナチュラルに生きてきたから、
あんまり考えていらっしゃらないかも しれないけれども女性だから、
というのがあまり好きじゃないんですよ。
例えば 『女性だから働くのはおかしい』とか『働いちゃいけない』 『女性は家庭に入らないといけない』とか
『女性はここまでしかやっちゃいけない』とか
そういうことに対する、意識して反発することはないにしても
『どうして?どうして?』っていう気持ちの方がすごく強いと思うんですけど。」
聖子「そうですね、そうかもしれないです。」

江原「だから女性としての、例えば大きな言い方をすると、人権的なこともそうだし、
『女性がもっと伸び伸びと生きれるはずでしょ。』っていうことを表現したくて来てる ことは確かなんです。
だから支持を受けるとか、そういうことがあるんだと思う。
だから音楽は伝えるものであったり、メッセージであったり、
だから仕事を自分で起業してがんばっている人を見るとやっぱりすごく励みになるだろうし
仲間だなあ、と思ったりね、応援したくもなるでしょうし、
でも、それを一生懸命、エールを送るお仕事、役目だから。
そのおかげで女性はずいぶん勇気づけられているんじゃないですか。
やっぱり世の中のね、現実的にも、うん、と思うんですね。」

美輪「本当にその通りでね、『人妻だから、そういうことをしちゃいけない。』
『家へ引っ込んでいなきゃいけない。主婦業でなければいけない。』
かつてはそういう差別が、規制がいっぱいあったじゃないですか。
『結婚したいんだったら、芸能界を辞めなければいけない。どっちを取るんだ?』とかね
『両方なんていうのは、とんでもない。』とかね。
いろんな社会的な規制とか、枠が決められていたでしょう?
性差別とか、いろんな差別があるじゃないですか。
いろんなことをぶち壊していって、闘っていらしたわけでしょう?
それを勝ち取ってきたわけだから。
それでファンの人たちも、今だに松田さんのことを応援し続けているわけでしょう?
だから、男とか女とか、芸能人だとか、そういうものじゃなくて
人間としてどうあるべきか。
だから『素晴らしい人間としてあり続ければ、それでいいの』ということで
闘い続ければよろしいわけでしょう?
松田「う~ん。(うなづく)。」

美輪「それをお忘れにならないようにね。フランス革命の時の有名な油絵ががありますよ。
それは印刷したものも、いろんな本に出ていますし
自由の女神が、旗を持ってね『突撃!』っていう風にやっているの。
(民衆を導く自由の女神 ドラクロワ作)
あれなんかをご覧になると『あれは私だ』と。
ということは、自由のために闘うっていうね。そうすると、なにものにも束縛されない。
この世で最も素晴らしいもの、それは自由だ、っていうことね。」
松田「あ~そうですか。」

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