向井亜紀

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【 2007年04月28日放送】【94回】パート2

今日のゲストは、格闘家高田延彦氏と結婚し、代理母出産により二児の母となった
タレントの向井亜紀さん。

会いたかった―代理母出産という選択

パート1からの続きです♪

[不思議な体験]
国分「さあ、スピリチュアル・チェック振り返ってみたいと思います。
不思議な体験が、神様はいるのか、と入院中に。」
向井「もう、ちょっと辛くって…。
ずっと自分は生物農芸学科で、遺伝学とか細胞学とかが大好きで、理系人間で。
命が生まれることがどんなに奇跡なのかというのを、いつもいつも勉強しながら、 そこに憧れて暮して生きてきたので、
自分がガンになってしまったために、
ちゃんと検診していれば大丈夫だったのに、
その授かった命を摘み取ってしまった。
それが嫌で、自分が嫌われるような事をしたくなっちゃたんですよ、もう。

担当のお医者さんに物ぶつけたりだとか、
で、ご飯も食べておいしいって思う事も、
お花を見て、きれいって思う事も嫌なの、もう。
そういう時って…ない?」
国分「まだ、経験はしてないですね。」
美輪「滅多になりませんよ。」
江原「ははは。」

向井「ご飯が運ばれて来ても。
ご飯を食べる事が嫌なんですよ。だからお味噌汁を見ても。
『何で、こんな泥水みたいな物を私は飲んでたんだ?』みたいな。」
国分「泥水に見えてくるわけですか、そのお味噌汁が。」
向井「食べ物に見えない。だからもう生きていたくないと。
食べ物が食べ物に見えなくなって来る時が、あるかもしれないですけど。」
美輪「だから、全てが悪意になるのよ。」
向井「それで、『神様なんていないんだろう、いるなら証拠を見せろ!』と
1人で叫んでいたんですよ。
そうしたら、母の持って来てくれた百合の花が“ポン”って音をたてて咲いたんですよ。
『今咲いた?見た、見た?』。
たった1人だけだったんですけど 『1度でもいいから証拠を見せろ!』っていって、
それがその一度だ、と思って。

~『神様がいるなら証拠を見せろ』そう叫んだ瞬間に咲いた百合の花。
それは単なる偶然ではなかったのです~~

向井「だから今もしんどくなるとお花を見たり、百合のお花を買いに行ったりとか。」
美輪「どうしてさっきから百合のお花が出てくるんでしょうね。
百合の花ってマリア様の花なのよ
(キリスト教で白い百合は純潔の象徴、聖母マリアの象徴として描かれる)。
だって他の花でもいいわけでしょう?
カーネーションでもたんぽぽでもいいわけじゃない。
でも、百合の花という言葉が2度も3度も出てくるのね。
無意識で話していらっしゃるんだけれども。」
国分「不思議な体験をして、『こうじゃいけない!』と思えるようになったんですか。」

[立ち直ったきっかけ]
向井「そこで、すぐには素直になれなかったんですけど、
ただ、人に当たっていてもダメだって思ったんですよ。
先生に物をぶつけたり、親にワ~ッと言ったり、
だんなが一生懸命 差し入れを持ってきてくれても
『いらないっていったじゃん!』って言ってしまうんですよね。

ケーキを25個も持ってくるんですよ。
抗がん剤とかで苦しくて食べられないと言っているのに、
ケーキを25個買ってきて、『ジャーン、ジャーン!見て!』と箱を次々開けて
私は『1個も食べられない』なんて言っていたんですけど
『向井はいつもケーキ屋さんに行くとものすごく気合を入れて恥かしいくらい時間をかけてどのケーキにしようかな?って。
一個のケーキを選ぶのにすごく時間をかけていたでしょう?
だからここをケーキ屋さんだと思ってケーキを選べば?』って言われて。」
美輪「優しいわね。」

向井「『ええ?』なんて言っていたんですけど、
そういう所に当たっていてはダメだというのがわかって。
この人なりにすごくいろんなことを考えてくれてるんだ、ということが少しずつわかってきて。
だから、『わかった。カスタードクリームは食べられるかもしれないから貰う』、
という風にしはじめたときに、だんだん。
昨日はケーキ半分だったのが、今日はケーキが1個食べられた。
そういうことがわかるようになってきて。
『あ、私、昨日の自分に、今日の自分が勝ってる?』そういう小さなことにやっと気がついて。」

美輪「ケーキがきっかけでしたか。」
向井「あとは、ヘルパーさんがすごくいい人で。例えば足湯。
『亜紀さん、足湯を持ってきますよ。
体が芯から温まりますので、ぬるいお湯と熱いお湯を二つ持ってきますよ。
私ね、昔からバケツを2つ持つのには慣れていたんです。』
すごく明るいおばちゃんで、バケツにお湯を入れてきてくださって、
交互に足を入れてくださって。
ほんとに、何て言うんでしょうね。よくしてくださって。」
美輪「親身になってね。」

向井「はい。その人がいらっしゃるのが火曜日と金曜日だったんですけど、
その日が待ち遠しくなってきたんです。
その人が『おはようございます!』と入ってくると、
『あ、今日はラッキーだあ、そうか火曜日だラッキー』なんて思っている自分を
『あ、どうしてラッキーなんて思ってるんだろう?』
私は、一生ラッキーなんて思っちゃいけない人間なのに、彼女に『ありがとう』を言おうとか…。」
美輪「仏心を少し取り戻してきたのね、優しさを。」
向井「はい。彼女のおかげです。」
美輪「彼女とだんなさんの、それがきっかけなのね。それは、愛ですよ。」
向井「そうですね。いろんなことを思い出しちゃう。」

美輪「だからね、罰当たりなくらい、お幸せだったのね。
だってあなたのことを愛してなかったら
誰もそんなことをしませんよ。そうでしょう?
そんな25個も買ってきて 『この中から選びたまえ』なんて言ったりね。
『熱いお湯とぬるいお湯を持ってきましょう。』とかいろんなことで世話を焼く、愛されて。
1度も人に愛されないで一生を終わる人はいっぱいいるんですよ。
そういう人から比べたら、罰当たりなくらいお幸せだったのよ。」
向井「そっか~。」
美輪「それに気がつかなかったのね。」
江原「それと、赤ちゃん以前に、大病をなさったんですよ。
はっきり申し上げて あの時期に自暴自棄でがむしゃらのままだったら、命を落してましたよ。」
向井「そうですか…。」

~命に関わるほど、がむしゃらに働いていた向井さん。
そんな時、空港で江原が見かけたのです~

向井「でもあのときは、自分が死ねば失った赤ちゃんに会えると思っているから。」
江原「自殺は嫌だけれど、やるだけやって滅びちゃえばいいんだと、 自暴自棄だったと思うんです。
それで死んでしまったら、それはそれで本望、それこそ天を怨む気持ちで。
それでがむしゃらに、おかしくなっちゃったんじゃないかと思うくらい仕事をした。
それは辛さを乗り越えるために働くのとは違うかった。」

向井「あ、そうかもしれない…。
熱が出てガタガタ震えていても『それでも仕事に行く!』ということが何かおもしろかったの。変ですよね。」
江原「わかります。自暴自棄というのはそのとおりですよね。
だから神さまってすごくてね、そういう勉強をさせてくれて、
でも体も守ってくれて、役目も与えてくれて。いろんなことが交錯していてね。」

~大病にも関わらず、命は助かり代理出産という試練を経て
子どもを授かる。そこに家族の学びがありました~

[新しい家族]
向井「だから今、うちは四人家族。
家族と言えるのかどうかはいろんな意見はあるんですけど。」
美輪「家族ですよ。」
江原「そうです。」
美輪「物理学的に言っても、あなたの卵子とご主人の精子だから、子供には違いないですよ。
問題は法律だけでしょう?
私はいつも言っているんだけど
明治時代の法律がいまでも生きているっていうのはおかしいでしょう?
離婚して300日以内に生まれた子供は、前のだんなの戸籍に入れるとか
バカ!ていうの。どこの、どこのアホがね、そんな論理を考え付く
(民法772条では、「離婚後300日以内に生まれた子は前夫の子。」と推定する)
どう考えてもおかしいでしょう?だからあなたの場合も、私は憤っていたの。
でもね、国民が悪いの。そういうことを黙って知らん顔をして行政や 100年前の法律をやっている政治家を選ぶから。」

江原「誤解のないようにお話しておきたいのは、私は実際には、代理出産といったことを 完全に肯定しているわけではないんです、否定もしない。
けれど、養子縁組ということができるならば、
それこそこの世の中には親のない子もいれば、子のない親もいて
そういった意味では自分のところに来るのも偶然ではなく、
ご養子で来たとしてもその子は自分のもとに、 親として必然で結ばれて来てくれた子なんですよね。
だからご自分で産んだお子さんと同じように思ってください。
十月十日の思いは得られないかもしれないけれども、
大事なんですよ、ということで向井さんにもその当時お話してね。

私が高田さんご夫妻のことで心を打たれたのは、真剣に養子縁組のことも考えたんです。
けれども、養子縁組というのは非常に難しくて、
本当に養子を取りたいといっても 得られるものではない。
養子を迎えたとしても、途中の見直しで、せっかく一年でも育てても『やっぱり後悔したので返してください』と
連れ戻される子がたくさんいるんですよ。その喪失感。
一年でも親になって母性の目覚めがあって、育てているのに
『やっぱり返してください』となったら、産みの親の方に権利があって戻さなくてはならない。

それに、高田さんご夫妻の場合は、世間に顔を出している方たちなんですよ。
悪いことを予測すれば、親御さんに悪意があった場合
『それは私の子どもだと言っちゃうよ』と脅してくる可能性もあるんです。
だから普通の方以上にリスクが大きいということ。

もうひとつ心をうたれたのは『代理母ということに挑む、けれども、自分たちは本当に いろんな国の子供さんたちが養子で来てくれるんだったら、もっと子供に来て欲しいんです、と。
もう何十人家族でもいいんです、それでみんなで道場をやる、と言ったくらいで。
別に代理母にこだわったわけじゃないんですよ、
とにかくこちらのご夫妻は子供が大好きなんです。
だからどんな方法でもいいから子供を得たいと思って。
そして、そういう役割も後で話しますけども。
今日初めてお話しますけども。」
向井「え。」
江原「そういう役割もあるんですね。」

美輪「あのね初めから出てくるのは、ずっと命に関する話ばかりなのよ。
赤ちゃんの話も、育てる話も。
病院の話も、選んだ学科も全てが、命なのよ。それが何かということなの。」

~向井さんの話は、ことごとく命に結び付いて行きます
果たして、その理由とは?~

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