向井亜紀

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【 2007年04月28日放送】【94回】パート3

今日のゲストは、格闘家高田延彦氏と結婚し、代理母出産により二児の母となった
タレントの向井亜紀さん。

パート2からの続きです♪

家族未満

[スピリチュアル・メッセージ]
江原「美輪さんに先に言われてしまったんですけれども、百合の花。
そこにやっぱり意味があるんです。
百合の花はマリア様の花だと美輪さんがおっしゃいましたでしょう?
ま、いいですね。昔の事って、前世の事ですから、ね。」
向井「はい。」
江原「どのように捉えられても構いませんから。
お互いに修道の生活があったんですよ、かつて。」
美輪「修道院。」
江原「性も同じ、向井さんは女性、高田さん男性。
そこでね、あってはならない状況になってしまった。」
美輪「だから修道院ていうのは、戒律が厳しくて
その性愛っていうのは、もう禁じられてるわけじゃない。」
(修道院では「貞潔。」「清貧〕「従順。」の三つの誓いをたて共同生活を行う)
美輪「だから、男性の修道院は、女性は禁止。
女性は男性禁止でしょ。」
江原「大変なスキャンダルですよ。修道士と修道女ができちゃったんだから、
それでいて、子どもさんができちゃったんですね、うん。それで、産めなかったの。」 向井「…はい。」

江原「そこでいえるのは、失礼ながら、ごめんなさい。
今日、向井さんは出演者でいらっしゃるけれども、
だんなさんもご自身が生まれ育った環境ってのは苦しい環境だったでしょう。」
向井「はい。」
江原「親子間とか、家族っていうものを得られない環境。」
向井「はい、そうでした。」
江原「その中で、でも選んだんですよ。
じゃあ、その環境が全て悪い方向へ行くか。そんな事なくて。
その環境ゆえに、やっぱり家族とか子どもっていうものに 対してものすごく大事に思う人になっていってるんですよね、より、ね。」
向井「はい。」
江原「で、向井さんは、また高田さんとは、また逆で。
逆にすごい厳しい環境の中で。『親子って何なの?家族って何なの?』って。
『これでも家族?』っていうような、すごい反発心の中でいて。
だから小さい時から、妙な変てこりんな自立心になったり。」
向井「ほんと、そうです。」
江原「それでいて、だから閉ざすも。
閉ざすっていうと何かか弱いようだけれども。
生まれた時から、『個』。それぞれが『個』っていうね。
でも、病気があったから親に感謝できるようになったでしょう。」

[病で知った感謝]
向井「本当にそうです。やっと母と娘、女性同士として話ができるようになりましたね。」
美輪「女性同士じゃなくて、人間同士ね。」
向井「あ、そうだ。それまでは親に甘えるということがわからなかったんですよ。
甘えられなかったし。」
美輪「甘えさせてもらえなかったのよね、甘えたいのにね。」
向井「はい。本当にスキンシップのない家だったので。
何て言うんでしょう、 父親とお風呂に入るとかおむつを替えてもらうとか、
『こっちだよ』という風に触られる記憶がないんです。
鹿児島の人で、あの、何て言うんでしょう、
『男は仕事だけを見ている方が美しいのさ。』という人で、
今になって、どんなに心配をかけていたかがわかるんですけれど、
表にそういう愛情を見せてもらえなかったので。
親に自分を打ち明けられなかったんですね。

子宮ガンになったときも、母親にどう言っていいかわからなくて、
甘えられなかったんですけど。
私が、闘病中に、ワ~ってなった時に。
なりついでに母親にも当って、痛み止めとかモルヒネを打つとかゆくなるんですけど
ず~っとさすっててくれて、一生分のスキンシップをやってもらって。
『ごめん』と思ったんですよね。」
江原「お父さんもお母さんも苦労があったと思うけれども、向井さんを通して初めて
『努力だけではどうにもならない』ことにぶち当たったんですよ。
まして子供の体のこと、赤ちゃんに関わる部分でね。親御さんたちは今まで、
『努力すればなんとかなる』『努力の足りない人間はダメな人間、だらしない人間』と
思ってきた。
それが『努力ではどうにもならない』という事を学んだんですよ。
これはまあ、私というより。私は、そんな偉そうな事言えませんけど、
そういう、守護霊さんからの通訳ね。
そういった意味で、親御さん自身も学び、私たちにはいろんな苦労があっても
本当にすべてがコーディネートされていて、何から何まで至れり尽せりなんですね。

高田さんも向井さんも、今度は生命というものとか、愛情とか家族を ちゃんと確認しましょう、
という学びを含めて来てるから、楽ちんはない。
でも、勉強しにきている部分が強いわけ。」

[家族の学び]
江原「その分、得られる事いっぱいあると思うんです。」
向井「ほんとにそうですね。」
江原「前世なんて夢物語と思っていいんですけれど、でもこれだけは事実だと思うんですよ。
『親子とは何か』とか、現実にこの日本においていろんなことを定義したということは 言えますでしょう。」
美輪「問題提起したでしょう、ひとつのね。お役目でもあるのね。」

~出生届けは認められませんでしたが
しかし、『現状にあった法律の整備が必要だ』と気運も高まり
向井さんの問題提起は決して無駄ではなかったのです
法律上、親とは認められなかった向井さん夫婦
さらに代理出産を巡り、様々な批判も受けました~

[子どもの未来]
向井「例えば、反対意見というのがもちろんあって、
それこそ私が全部受け止めたいんですけど、
そういうものが子供にも降りかかっていくというのが、本当に恐いですね。」
江原「気の毒だなと思うのは、向井さん自身はそういう代表に、
神さま代行みたいになってしまうんですよ。
いろんな、その人達の葛藤している事をね、
やっぱり当っちゃう役にもなっちゃうの。

例えば『代理母も向井さんの仕事が芸能人で、お金があるからできるんだ。』
という人も いっぱいいます。
でもそれは、美輪さんがいつもおっしゃるように『正負の法則』なんです。
絶対に人というのは平等、何かを得れば何かを失う。
向井さんは確かにそういうことができたけれども、
決して生活が豊かなわけではなくて、
その貯金なくて、どうすんの?とかって、ねえ
それは、ごめんなさい、霊視しても本当に大変だなと。」
向井「あはは。」
美輪「貯金通帳を霊視したのね。」
江原「よっぽど、だんなさんの道場で強い人、出てくんないとね。」
向井「ほんとに、もう。」
国分「残高を見られたのは初めてです。」
向井「本当に大変なんですけど。でも逆に、見てもらった方がほっとしちゃいます。」

江原「『子供さんが大丈夫だろうか?』という気持ちはすごくよくわかるけれども
親御さんが一生懸命愛情をかければ、それが一番大丈夫なんじゃないですか。」
向井「そうですね。
自分なりに勉強しようと思っていろんな人に話を聞きに行ったら、偉い弁護士の先生に
『あなた達のお子さんは、必ず差別を受けますよ。
だから代理出産はダメなんです。
子の福祉にかなっていないんです』と言われて、本当に落ち込みましたけれども、
『人を生まれ方や家族構成で差別するのは良くないと思いませんか?』と言ったら
『あなたは本当に、理想論を言ってもしょうがないんですよ。』」

美輪「その人に言ってやればいい。
『差別というのは、同じ親子でもあるでしょう?』兄弟の中でも差別はあるのよ。
『兄さんは良くできるのにお前はできていない。』『姉さんはきれいなのにどうしてお前は…』
2人以上の人間がひとつ屋根の下に住んだり、3人以上の人間がサークルになったら 何かが出てくるのよ。
肌の色、人種、戸籍があるとかないとか、そういう問題じゃないの。
全部自分がバロメーターになっているから、自分以外の思想とか性癖とか政治、趣味以外は全部許さないという、
そういう独善的なものが皆あるから。
そうじゃないものは全部葬り去ろうというおごりがあるのよ、誰にでも。

~代理出産の子だから差別されるのではない
“自分と違う存在を認めない”独善的な心が差別を生む
自らも同性愛者として、数々の差別と戦って来た美輪が
ここで言いたかった事、それは向井さんの今後の問題でした~

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