佐藤江梨子

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【 2007年06月23日放送】【102回】パート2

今日のゲストは、グラビアアイドルで女優、タレントでもある佐藤江梨子さん。

パート1からの続きです♪

空中ブランコ

[読書が好き]
国分「さきほどから、けっこう本の名前が。
三島さんの名前が出てきたりしますけれども
本はお好きですか?」
佐藤「はい、本は好きですね。私は自分で文章を書くこともあって、
その参考にということもあるんですけれども
一次元、二次元のものが自分の中で三次元、四次元、五次元になる。
妄想族じゃないですけれども、その世界観がすごく好きですね。」
国分「そこが視えたんですかね?」
江原「そうそう、想像力は豊か。
そういった方は、活字をすべて映像化していく。
だから役者さんをなさるにも何にでも、すごくプラスになります。」
佐藤「ありがとうございます。」
美輪「それと、やはり文学だって、大衆小説からいろいろあるわけね。
今の若い人って『え、三島由紀夫?なあにそれ?』という人も結構いるの。
三島さんというのは純文学の方でもどちらかと言うと辛目の、
一般大衆向けじゃないものですよ。
漢字も昔の漢字を使っているし、漢字は多いし読み難いし、ルビはふっていないし。
どちらかと言うと辛目のレベルの高いものをあなたが読んでいらっしゃるというのは 不思議よね、若い方なのに。」
佐藤「でも、若い方の作品も好きですし、いろいろ見なきゃと思うんですけれども、
やはり自分のリズムに合ったり、日本を感じたりというのは、
三島さんとか遠藤さんとか、すごく好きですね。」
国分「いつ頃出会ったんですか?」
佐藤「19、20歳くらいになって、すごく読書癖が激しくなって。
太宰治さんの「斜陽族」にあこがれているんです。
美輪「ふふふ。」

(斜陽族…没落した上流階級の人々を指す。太宰治の小説『斜陽』から生まれた)

佐藤「森鴎外先生と森茉莉さんはお墓が同じところにあるんですよ、
それでお墓参りに行って…。」

森鴎外(1862~1922 明治を代表する文豪。医学者でもあった)
森茉莉(1903~1987 森鴎外の娘 小説家)

国分「森鴎外…さんって言った方がいいんですかね?
僕、生きてきて3回目くらいですよ、森鴎外って言ったのは…。」
佐藤「本名は森林太郎さんなんですけど…。」
国分「そうなんですか?」
美輪「そうそう、娘さんとは私、お友達だったのよ。」
佐藤「え?茉莉さんとですか?すごい。」
美輪「妄想族の塊みたいな方だったの。」
国分「師匠じゃないですか。」
佐藤「すごくロマンチストな方で、グルメでいらして。」
美輪「おもしろい方だったのよ。」

佐藤「森茉莉さんも好きなんですけど、向田邦子さんもすごく好き。」
〔向田邦子(1929~1981)テレビドラマの脚本家。小説家エッセイスト 〕
江原「向田邦子さんとは、私は霊になってお目にかかりました。
結構いろんなことをおっしゃっていましたけれどね。」
美輪「あら、そう。亡くなってからお話なさったんですって。」
佐藤「へえ。それは珍しい。でもなんかすごい感動してます。」
国分「ははは。」

[神棚で心穏やかに]
国分「そして最近、気になる事というのが、神棚を作ったんですか?」
佐藤「はい。これもちょっと、何か不思議な縁で。
あの、去年から今年にかけて
『伊勢神宮にお参りに行きなさい』っていろんな方に言われたんです。
で、ちょっと仕事のタイミングで、行ったんですね。
本当に気分が晴れて気持ちがよくなって。
それから、やっぱり神棚を持たなきゃいけないな、と思って。」

国分「今までは持ってなかったんですか?」
佐藤「持ってなかったんですね。
実家で、やってくれるものだと 思ってたので。やらなかったんですけど。
自分で神棚持ってからこんなに気持ちいいものなんだ、と思って、はい。」
美輪「ふふふ。」
江原「神棚は、立派にお祀りするとか、形はそんなに気にしなくていいんですよ。
氏神信仰、土地の神様というのは自然霊と言って、土地に宿っているんですね。
『郷に入れば郷に従え』で、そこに行ったらまるで住民票を届けるかのように。」
佐藤「うんうん。」
国分「なるほど。」
江原「そういう気持ちになって、土地の神様にお願いすると。
これは宗教は関係ないと思うんです。そこに住んでいるというということは、そういう気持ち
『郷に入れば郷に従え』で、外国に暮らすようになったら、
その外国の土地の神様と思うべきだし。
そういった意味でもとても大切なことだと思いますよ。」

[神棚のまつり方]
国分「どこに置くとかいうことはあるんですか?」
江原「いろいろなことを言われるけれども、なかなか難しい。
『上をまたぐのはいけない』とか言っても、
今はマンションで上の階もあるんだから、しょうがないし。
南向きか、もしくは東向きにして、とかってね、うん、まあ書いてある。
できる範囲でそういうことを守ってお祀りすればいい。
デーンと立派なお社ではなくとも、ささやかな、今は小さいものもありますから。。」
佐藤「はい、ありますね。」
江原「だから、そういうのも、お祀りするっていう事が気持ちですから。
アンテナを持つという事。」

[神棚の果たす役割]
江原「佐藤さんにとっては良かったですね。うん。
気持ちの乱れが取れる。
割と感度がいい人でしょう?だから振り回されるんですよ。
上手く取捨選択できればいいんですけれども
玉石混交で、全部受け止めようとしてしまうから。

そういうところが、神棚に気持ちを向けることによって
いつもクリアな自分、一息おいて考える自分とか
そういう風に作れていったらいいわけなんですよ。」
佐藤「そうですね。」
国分「やはり変わりましたか?」
佐藤「変わりました。神棚を置く前は、物語がずっと続いている気がするんですよ。
何て言うんですかね?役であったりとか、いま書いている文章であったりとか、
寝る直前まで思ってしまうから 全然眠れなかったりしたんですけれども
神棚を置くことでメリハリが。
『寝るときは、寝る』ということがちゃんとできて
次の日も、全然違うモチベーションでできるので。」

美輪「ただね、あなたの場合、心配いらないと思うのは、
意志が強いし、頑固だし、絶対に貫き通すものを持っているし。
周りがあなたに同情して大騒ぎしてても、
あなた自身は結論を早く出してしまっているから
『何を今頃騒いでいるの?同情なんかいらないわよ。」
佐藤「ああ。」
美輪「それはそれで私は解決しているのに、何を騒いでいるの?』って
冷えているところがあるでしょ?」
佐藤「すごい…その通りです。はは。」
江原「ただ一個だけ弱点なのは、極度の寂しがりなんですよ。」
佐藤「そうなんですよ。」

[極度の寂しがり屋]
江原「それが無性に、病気のように発作のように起きる。」
佐藤「ああ、すごい。そうです。」
江原「でね抜けると全然要らない愛。」
佐藤「そうなんです。」
江原「抜けちゃうとね…。食べたくなるけどお腹いっぱいになっちゃったら見向きもしない。」
佐藤「そうですね。空腹感に近いものがありますね。」
美輪「自己処理が早いのよ。」
佐藤「早いです。1日ですぐ。」
国分「でも好きなタイプの男性というのは、しつこいくらいの人が好きだという…。」
佐藤「はい。もう面倒くさいな、って思うくらい、しつこい人の方が。
私がすごい飽きっぽいので、いいのかなと思うんですけど。」
江原「それで、ずっと遠ざけておいてもいいでしょう?
病的に寂しさが来たときは、ドアを開ければ、パッと来る。」
佐藤「そういう感じですね。」

[結婚願望は?]
国分「なるほど。結婚願望はあるんですか?」
佐藤「一応、あるんです。おもしろい子供が欲しいなと思って。」
国分「おもしろいい子供が?」
美輪「じゃあ、あなたじゃない?」(国分さんを見て)
国分「僕みたいな子供が?」
佐藤「そうですね。おもしろい子どもが欲しいですね。」
国分「おもしろい子どもっていうのは、どういうおもしろさなんですか?」
佐藤「とにかく一緒にいて飽きない子供。
まあ、子供なので飽きないと思うんですけれども。
子供って見ているだけで癒されて楽しいじゃないですか。。」
国分「はい、ええ。」

[子どもにいやされる]
佐藤「私は結構、子供が寄ってくるタイプなんです。
不思議な人もよく寄ってきますけれども
だから『子供とずっと遊んでいたいな』とか、『子育てはしっかりしたいな』と思うんです。」

国分「これは何でしょう、子供のパワーをすごく貰うときがあるじゃないですか。
例えば、テレビを見ていても、チャンネルをパチパチ変えていて
僕は3チャンネルで子供が楽しそうにしている姿で止まっているときがあるんですよ。」
江原「純粋な人は皆そうですよ。」
美輪「私も、もう、子供が大好きなの。NHKで子供と遊ぶ番組、あれを必ずみているの。」
国分「みちゃいますよね。」
佐藤「私もみちゃいます。」

美輪「子供ってエネルギーの塊りなの。男の子でも女の子の声みたいでしょう?
佐藤「そうですね、すごくナイーブだったりとか…。」
美輪「声が高くて、それで動き回ったり走り回ったり。
男のエネルギーと女のエネルギーの両方を持っているのが子供なのよ。」
佐藤「そうかもしれない。」
江原「あの子たちの笑顔ひとつって、大きいですものね。」
美輪「かわいいものね、あの無邪気な、汚れていないものって本当に素敵、
純粋なものよね。あなたも純粋なものが好きなんでしょう?」
佐藤「そうなんです。子供が大好きなんです。」

美輪「でも、世の中って本当に、捨てる神あれば拾う神あり。
正負の法則で、 いいこともあれば悪いこともある。
保険金も払わない、もう滅茶苦茶だ、とかね。
もう政財官界、いろんな事があって。もう殺人ばっかり。」

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