陣内智則
【 2008年01月12日放送】【2時間SP】パート1
今日のゲストは、女優の藤原紀香さんと結婚されたお笑い芸人の陣内智則さん。
(のち2009年3月に離婚)
~陣内智則さん。これからスピリチュアル・チェックを始めます~
【陣内智則 スピリチュアル・チェック】
自分の性格をひと言でいうと⇒わがままと短気
毎日かかさずすること⇒数珠を毎日付けています
ストレス解消法⇒最近、神社に行くことが落ち着いて、安心します
好きな女性のしぐさ⇒一生懸命ゲームなどをしてのめり込んで、
その世界に入ってしまうくらいの、集中するような子が好きです
印象に残っている夢⇒よく見るのは、ビルの屋上や観覧車から落ちる夢
人生の転機⇒吉本に入って1人で活動したときと、結婚
[紀香さんはスピリチュアル好き]
国分「今年、実は最初のお客様なんです。
今、最も幸せな芸人さんに来ていただきましたけれども。おめでとうございます。
スピリチュアルチェックを聞いていて、ちょっとオーラの泉を意識し過ぎじゃないかな?
みたいな。」
陣内「神社とかでしょう?僕も言いながらそう思われるかなと思ったんですけれども。
実際、本当にそうなんですよ。僕は昔から、ちょっと気になっていたんですけれど、
奥さんがすごいんですよ。神社とかも、結婚してからですね。」
国分「じゃあ、奥さんが教えてくれて。」
陣内「そうですね。神社に行った方がいいよ、というのは。」
国分「数珠を毎日持っているんですか?」
陣内「これも奥さんの影響で。例えば、気持ちや体力が弱っているときに合う数珠を
調べてくれて、毎朝渡してくれるんですよね。
何個かあるんですけど、
『今日は、これとこれを付けていって』とか。」
国分「陣内さんが『今日、疲れてるな』と思うと『これを付けて行って』」
陣内「はい、そうなんですよ。それがもうくせになって
いるので
なかったらやっぱり気持ち悪いですね。」
この日、陣内智則さんが腕にはめていたのは3つのパワーストーン。
・タイガー・アイ(発言にインパクトを付ける)
・水晶(空気を浄化させる)
・ラピスラズリ(心を落ち着かせる)
多いときは6つ付けることもあるそうです。
国分「6つというのはどうなんですか?」
江原「ちょっといき過ぎだと思うんですけどね。」
陣内「収録のときは外したりするんですけど、今日はお2人に会わなければならないので、
守らなければ。」
美輪「魔除け?」
江原「タイガーアイだから、強さですからね。水晶で浄化させて ラピスは冷静さですから、冷静沈着に語るようにと。」
陣内「こういうのは、付けているとやっぱりいいんですか?」
江原「お友達です。だから、そこに依存するというよりも、
お花とか生き物と一緒でお互い共存、共栄でね、助け合うということ。」
陣内「なるほど。依存とかじゃないんですけれど、
何かもう付けるのが当たり前みたいな感じになっているので。」
国分「それじゃあ、紀香さんは前からやっているんですかね?」
陣内「初めてのプレゼントが、数珠であったりとか。
あなたにはこれが必要だから、付けておいて、って
最初に言われたのが数珠だったんですよ。」
国分「それはちょっと考えますね、どういうことだったんだろう?って。」
陣内「それは、僕のためにいろいろ調べてくれたんだなあと思って。」
[実は亭主関白]
江原「でも、それはよほど愛情があるからですよね。
もともと陣内さんは自分がいいと思わないと、人に強要されるのが大嫌いな人ですよ。」
陣内「あ~そうですね。」
美輪「だって、すごい亭主関白なの。」
江原「頑固。さっきの『短気でわがまま』その通りです。」
国分「全然、見えないですね。」
美輪「世間では逆で。逆玉で、あちらの方が主導権を握っていて、
こちらの方が下手に出てと思っているじゃない?
逆も逆、大逆よ、とんでもない話。」
国分「だまされてた、俺。」
江原「『自分で本当にいいな』と思うとか、言ってくださる人が
本当に愛しているからというのじゃないと、絶対に聞かない。
自分が先にほめたものはいいぞ、いいぞ、って言うんです。
先じゃないのは嫌ですから。だから、よっぽど奥さんを愛しているんですよ。」
国分「これ、まだオープニングですよ。」
陣内「すごいですね。」
~1974年2月22日 兵庫生まれ。
小学生の頃から、お笑いが好きだった少年は18歳の時、
漫才コンビ『リミテッド』としてデビュー。
同期の仲間から中川家がM-1グランプリに輝く一方でリミテッドは…
笑い無い、人気無い、仕事無いという悲惨な状態が続き、わずか3年でコンビを解散。
仕方なく1人で舞台に上がる事になったのです。これが運命を変えました
相方がいなくなったため、仕方なく始めたこのスタイル。
映像や音声にツッコむという、独自のお笑いで注目され、
数々の新人賞を受賞する事になるのです~
[悲惨なコンビ時代]
国分「陣内さんはピン芸人の印象ですけれど、もともとはコンビなんですね。」
陣内「全く人気もなかったですし、もちろん受けなかったですし、
リミテッドっていうコンビなんですけど、コンビ名も意味もわからずつけたんです。
『なんでこんなに受けへんのや』と思って、意味を調べたら、
『限界』とかそういう意味だったんですよ。
『こんな名前はあかんで、ほんまに限界や。』という話になって。」
国分「劇場というか、ファンの間ではすごい都市伝説みたいなものがあるそうで。」
陣内「当時、すごくお笑いブームだったんですよ。
中高生が集まって 皆さん、キャーキャー言われているんですけど、
僕らリミテッドを一目見たら 『不幸になる』これ、関西では結構な広まりがあって。」
美輪「都市伝説。」
陣内「都市伝説です。リミテッドを見たら不幸になる。」
国分「やりづらいですね。」
陣内「僕らが舞台に立つと、お客さんがもう下を向くんですよ、耳をふさいだりするんです。」
美輪「おもしろい。」
陣内「それが1年間ぐらい続きまして。
『飼い犬が5年目で亡くなった。
お前らを見たからや。何とかしろ、裁判するぞ。』とか。」
美輪「言いがかりが?」
陣内「言いがかりですね。」
国分「1年間、その状況でやっていたんですか?それは受けないないですよね。」
陣内「まず、見てないですから。だからすごい状態でしたね。」
国分「それが原因で、解散するんですか。」
陣内「それが1つの原因でもありますけど、、数あるお笑い芸人の中で、
これから先のことを考えると『無理だなあ』と、相方の方と話をして、辞めようとなりましたね。」
国分「辞めて、何をしたんですか?」
陣内「もちろん、本当にお笑いを辞めるつもりで解散したので、何もしてなかったんですよ。
解散して、1人になったんですけど、仕事も収入もないですし、
2年間、
何にもない状態だったので。本当に、今で言うニートですよね。」
国分「吉本を辞めているんですか?」
陣内「吉本といっても、やはり、仕事がなかったら吉本じゃないですから。
仕事があって、お金をもらって、ようやく吉本興業なので。
全く2年間、何の仕事もないので。」
国分「バイトもしていなかったんですか?」
陣内「バイトもちょっとはしていましたけれど、先輩にお金を借りたりとか、
借金をしてパチンコに行ったりとか。
パチンコで勝ったお金を返して またパチンコで借金してとか。
その当時の彼女にちょっとご飯を食べさせてもらったりとか。」
国分「最悪ですね。」
陣内「そんなにばく大なことはしてないですよ。
『電車賃を230円貸して』と言って、電車に乗らずに帰って貯めたりとか、
それが普通でしたけどね、その当時は。」
美輪「若いうちの学生さんとか、芸人さんとかはそういうものよ。」
国分「その2年間は、仕事を待っていたんですか?」
陣内「いや、何でしょうね、でもね、何とかなると思っていたんですよ。」
国分「その『何とかなる』というのは『芸人として何とかなる』ということですか?」
陣内「そうですね。仕事も何にもないのに、『まあ、がんばったら何とかなるだろう』
という何か変な自信があったんです。」
国分「でも、がんばってないですものね。」
陣内「何にもがんばってないですね。」
[芸人よりはコメディアン]
美輪「でも、本はよくお読みになったでしょう?」
陣内「好きですね。」
美輪「だから、普通の芸人さんが日常的なところを思いついてネタにするようなところじゃなくて、文学的なところからの感性で、それからネタ作りするみたいなところがおありになるでしょう?」
陣内「そう言っていただけるとうれしいですね。
確かにそういう、普通の方とは違いますね。
街を歩いて、何かネタを作ろう、というのは全く無いですね。
何かグッと考え込んで、ネタを作ろうとするので。」
江原「文学もそう、あとは映画。そういったものからいろいろとヒントを。」
陣内「ヒントを得て、というのはありますね。演劇をみに行ってヒントを得てとか。」
美輪「そういう文化面で、我々も美術、文学、音楽いろいろ多角的に網を張って、
そこから何かいろんなものをチョイスして、セレクトして、
アレンジして出すという方法をアーティストは取るじゃない。
そういう方法に近い方法を取っていらっしゃるわね。」
陣内「そうですね。
何かをみて、何か1つのものを読みながらとか、見ながら、ネタを作ったりしますね。」
江原「語弊があったらちょっと申し訳ないんですけれども、
一般的ないわゆる『芸人さん』という意識をお持ちですか?」
陣内「いや、そうですね。やはり自分のタイプがあるじゃないですか。
『芸人さん』というプライドも、もちろん僕はありますけれども、
やはりいわゆる『芸人』という生き方を、僕はできない。」
江原「クリエイターであり、例えば芸人的な部分としたら
『芸人』という言葉を使うよりも、どちらかと言うと西洋的なコメディアン、 コメディとか、そういったものを作っていくという意識の方がお強いんじゃないかなと。」
陣内「芸人だから、と言われるのは、僕は好きじゃないですね。」
美輪「でしょ。」
陣内「『芸人だからこれせないかん』とか『芸人だから』と言われるのは好きじゃないですね。」
美輪「だからね、アーティストというのは、芸術家って意味でしょう?
アーティストまでは、ちょっと格好つけたくないけれども、
『アルティザン (フランス語で職人、工芸家)』という言葉があるの。
そちらの方で位置づけしていらっしゃると思うのね。」
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