千原ジュニア
【 2008年08月02日放送】【131回】パート1
今日のゲストは、お笑い芸人「千原兄弟」の千原ジュニアさん。
【千原ジュニア スピリチュアル・チェック】
小さい頃なりたかった職業⇒ボクサーですかね
人生の転機⇒15歳でこの世界に入った時と、バイクで事故った時のような気がします
不思議な体験⇒そのバイクで事故った時に、臨死体験のような感じのことがありました
いま一番気になっていること⇒6年周期で長時間、入院というサイクルがやって来ること
[江原さん、美輪さんについて]
美輪さんとは、昔、さんまさんが深夜でやられていたバラエティ番組で見かけたことがあるそうです。
美輪さんの印象は『美輪明宏さん』そのままの、感じがするとのことで、かなり緊張しているそうです。
江原さんとは、初めて会うそうです。
[不思議な体験]
千原はスピリチュアルな世界は頭ごなしに信じる方だとのこと。
1回だけだけど、パッと不思議な体験を思い出したそうです。
千原ジュニアさんがその体験を語ります。
千原「子供の頃、お母さんに『豆腐を買ってきなさい』と言われて『わかった』と言って僕買いに行ったんですよ。
5歳とか6歳くらいだと思うんですけれども。
それで家を出ると十字路があって、こっちは車の板金屋さんで空き地なんですよ。
それで十字路で、向こうからもこっちからも車が走ってきていて、
全然、離れているんですけれど5歳か6歳の僕は『この車がぶつかるから、
俺、ここにおったらあかん。』と思ってなぜか下がっているんですよ。
そしてら案の定、ぶつかって、ドーン!とその板金屋に突っ込んだんですよ。
家を出たタイミングと、ドーン!という音で、
どう考えてもおかんは『うちの息子が何か事故に遭った』と思って出てきて『大丈夫か!』
と言うんですけど、俺はその頃には 車と車がぶつかるのはもうわかっていたから、避けてた、と言うんですけど 『何言うてるの、あんた!』、と言って。
今、そのことをなぜか思い出しました。」
美輪「それは他にもあるのよ。いっぱいあるの。でも忘れているだけ。」
国分「予知しているわけですか、今のは?」
美輪「予知もそうだし、悪運が強いから、悪はいらないか。」
国分「なるほど。ちょっと楽しい回になりそうですね。」
[引きこもり時代]
京都で生まれた千原ジュニアさんは、近所でも評判の変わった子だったそうです。
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「幼稚園で絵を描いた。
みんな太陽を赤色やオレンジ色で描いた。 僕は紫色で描いた。
先生に怒られた。
『太陽は紫色じゃない』と言って怒られた。」
(自伝的小説「14歳。」 より)
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~小学6年生で突然、猛勉強を始め、私立進学校に合格。
ところが学校になじめず、14歳で引きこもりになってしまうのです~
国分「引きこもりというのは、どのくらい引きこもっていたんですか?」
千原「中学2年生くらいの時からですね。
すごい進学校で、1時間の授業に先生が黒板にいろいろ書く先生と、教室を見回る先生と、
二人つくような、そんな進学校やったんですよ。
そこで友達もできずに このまま、勉強を一生懸命して、
その先にあるもので、ご飯を食べていくような気がせずに 『俺、ここにおってもしゃあないな。でも何をしていいのかわからない。』っていうので 部屋でずっと悶々としている感じでしたね。」
国分「でも引きこもる前は、結構やんちゃだっていう話を。」
千原「小学生の時、僕、みんなで悪さしたりとかしてるんですけど、
ある時、友達と待ち合わせをしていて、友達が来ないので友達の家に行ったんですよ。
お母さんが『いない』と。
『そうですか』と帰ろうとしたときに 『あんた、まだあんな子と遊んでんのか!』
みたいな声が聞こえてきて 怒られているんですよ、俺と遊んでいるのがバレて。
『ええ?一緒に、遊んでるやん。』みたいな、何か変な感じになって。
それで田舎の町なので、普通の中学、高校は黒の学生服なんですけど、
私立の中学、高校だけ、紺色なんですよ。
だから道を歩いていたら 『あ、あの子はあそこの頭の良い子や。』というのがわかるんですよ。 勉強もそれまで一切しなかったんですけど、ちょっとそこのお母さんを見返すために、じゃないですけど 『ちょっと俺、勉強する。塾行かせてくれ!』といきなり言ったら、
おかんも 『え?あんたが塾って?』
それで探してくれて、行って、3ヶ月くらいずっと勉強したんですよ。
それで入って、何とか幸か不幸か、合格してもうたんですよ。
『よっしゃ!』といって、その紺色の学生服を手に入れたと。
僕の中ではそれがゴールなんですけど、中学生活のスタートですよね?
そういう紺色の学生服が似合う人たちばっかりで 『えらいとこに来てもうたな。やってもうた~。』っていう感じ。」
国分「それからはもう、学校に行かなくなり。」
千原「そうですね、あんまり行かなくなりましたね。」
美輪「それは無理ないですよ。だって、劣等感を払拭するために
それだけものすごく努力して勉強して入ったわけでしょう?
それだけ集中して、努力したものが『え?何だったの?無駄だった』
ということになれば それはがっかりしますよね。
まして若い時代だから。」
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「お母さん。 もう少しだけ待っていてください。
僕は少し人とやり方が違うだけなんです。 だから心配しないでください。
必ず答えを見つけるから。 そう想いながら部屋に入り、またカギをかけた。」
(「14歳。」より)
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[手ごたえを感じたお笑い]
国分「引きこもりは)何年間続いたんですか。」
千原「2年ぐらいですかね。でも、たまたま兄が吉本に先に入っていたので、
『お前、家にいて学校にも行ってへんのやったら、ちょっと来いや。』と言って、
電話がかかってきたんですね。
僕、お笑いに一切興味はなかったんですけど。」
国分「なかったんですか?」
千原「まったくなかったですね。小さい頃に好きでみてたとか、そういう記憶がないんですね。
それで何かこう わらをもつかむ感じで行ったんですね。
もし靖史が、例えば料理人の弟子になってて『お前も一緒に来いや』と言われたら
僕も料理人になっていたでしょうし、陶芸家なら陶芸家になっていたでしょうし。
兄の靖史が2日後に、ネタ見せ(講師や審査員の前でネタを披露すること)というのが あるので、『お前、ちょっとネタ作って来い!』って言われたんですよ。
『俺、さっきまで部屋にこもってたんやで。俺がネタ作るの?』
でまあ、何かようわからないですけど、作ったんですよ。
靖史に見せて 『おう、ほんならやろか。』と言って、稽古して、授業をやったんですよ。
そしたら、それがなぜか『ドカーン!』とうけたんですよ。
今まで俺、クラスでおもしろい方っていう子でもなかったですし
それだけたくさんの人の笑い声を聞いたこともなかったので、
ほんとに“電気走る”みたいな 『うわ、なんやこれ!』とほんまに泣きそうになって
『泣いたら格好悪い』と思って必死でこらえている感じを、めっちゃ覚えていますね。」
国分「『電気が走る』というのは、気持ちいいみたいな感じなんですか?」
千原「そうですね。『もう絶対、この世界にいたい!』
その時思ったし その時にすべっていたら、
もう入っていないでしょうしね。」
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