間寛平

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【 2008年1月17日放送】【140回】パート2

今日のゲストは、お笑い芸人で、マラソンとヨットで世界一周する「アースマラソン」に挑戦する間寛平さん。

パート1からの続きです♪

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[旅の途中で還暦]
国分「今どうなんですかね、本当にスタートして1ヵ月経っています。1ヵ月経って、比企さんとの関係っていうのは。寛平違いなく、海ですものね。」
寛平「はい。でももう、その時は、もう大変な状態になってると思うんですよ。」
国分「と言いますと、どんな?」
寛平「まあ、冬の海ですから、まあ荒いんですよね、やっぱり」
国分「波が。」
寛平「はい。」

国分「その経験というか、体験はしてきてるんですか?」
寛平「いえ。」
美輪「いや、だってあの堀江原さん(堀江原謙一さん 1962年 太平洋単独横断に成功 
1974年 単独無寄航の世界一周を成功)だってね、
『もうこれで年貢の納め時で、もう死ぬな。』って思ったことが 何度もある、っておっしゃっていた」

国分「それだけ過酷なわけですよね。もうすぐ還暦なんですよね?」
寛平「そうなんです。だから還暦はね。
多分 アメリカ大陸を走って、欧州の、この辺(地球儀をさして)。」
国分「フランス辺りですか?」
寛平「フランスぐらいですね。」
国分「で、還暦を迎える。」
寛平「はい。」

国分「は~、それはそれで、楽しみと言えば楽しみですよね。」
寛平「だけど、誰もいてないんやで。」
国分「『おめでとう』って言ってくれる人が。あ、ここはもう比企さんもいないんですか?」
寛平「いない。もう、比企は(地球儀のリスボンを指して)
ここに着いた時点で、もう車で、潰れているヨットを陸送して、
(中国分の青島を指して)ここに持ってきて、直さないといけないから…。」
(太平洋を横断した後、比企さんはヨットを中国分へ陸送し、整備する)
美輪「じゃあ比企さんも大変だわね。」
寛平「大変なんですよ」
美輪「あ~やだやだ。」
国分「大変ですよね…。」

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[超過酷…地球一週の旅]
美輪「でもこれだけ、今、説明していただいたから、大変だな、と分かったけれど、
説明を聞いていない一般の人たちは『ええ?』って思うでしょうね、
これをご覧になった方は。」
寛平「はあ。」
美輪「いかに大変かピンとくるんじゃないですか?」
寛平「はい。」

国分「そのスケジュールっていうのも、ほぼ毎日走っていたり。」
寛平「毎日、そうですね、50キロは。」
国分「50キロですか!」
寛平「毎日。」
国分「毎日50キロですか?」
寛平「毎日50キロ走らんと、着かれへんねん。」
国分「ほう。」

美輪「でも、海も、波もあれば時化(しけ)もあるし、ねえ、大変でしょう?」
国分「全然、進まない日もあるわけですよね。」
美輪「凪(なぎ)なんて言ったら波がそよとも吹かないんですものね。」
寛平「そうですね。辛いですね、そういう時は。」

美輪「もう天狗さんに頼んでね、風を吹かせてもらわないと。」
寛平「そうですね。」
国分「これは、何が起こるか本当に分からないわけですよね。」
寛平「本当に、何が起こるか分からないですよ。」

2009年1月1日、千葉県の鴨川港から出発した寛平さん。
いきなり海が大時化になる予報が入り、急きょ進路を変更。
千葉県千倉港に一時避難。天気の回復を待ち1月3日に再出発。
1月15日現在、日本から2056㎞進んだ太平洋上を航行中。
うまくいっても60日。寛平、比企さんと2人きりのヨットの旅が続くのです~

~実は、寛平さんが比企さんに助けられたのは今回が初めてではありません。
吉本新喜劇の座長として代活躍する一方で、仕事が終わると朝まで飲み続け、
借金までしてギャンブルに大金を注ぎ込む。
まさに、破滅型の芸人人生を歩んでいた寛平さんを、マネージャーとして公私に渡って支えのが比企さんでした。
人の良さに付け込まれ、他人の借金の保証人まで引き受けてしまい、ついたあだ名が「歩くハンコ屋」。
借金地獄に陥った寛平さんを救ってくれたのも比企さんだったのです~

[借金地獄からの脱出]
国分「何ですか、この『歩くハンコ屋』というのは。」
寛平「いやまあ、僕もいろいろ借金があって、まあ何て言うんですか。」
美輪「人がいいからすぐ騙されちゃうのよ。」
国分「それは、 頼まれるんですか?ちょっと押してもらっていいかな?って。」
寛平「そうやねん。頼まれんねん。」
国分「それは断ったことがない感じですか?」
寛平「断ったこと、ないですね。」
国分「でも、どこかで『ヤバイかもしれないな。』と思いつつも。」
寛平「というのもあんねんけど、押してまうん。」
国分「はあ。」

美輪「だって、私たちも、こんなにたくさん貰ったわよ」
国分「何がですか?」
美輪「『アメーマー』って、アメマバッチ(10万個生産して約6000万円の借金が発生)」
国分「あれも相当な赤字。」
寛平「そうですね。まあ、借金を返すために『一発当てたろう』と思ってアメマバッチを作って。」
国分「そうなんですか、借金がたまってきたから一発当てようと思って。」

寛平「アメマバッチでね、当てようと思って、自分で勝手に作って、またどえらい目に遭うとか。
『これだけ残ってるから、だからこれだけのお金を払え。』って裁判やったりしたんですよ。
『アメマバッチの契約にハンコを押したのだから、
アメババッチのお金を払ってもらわないといけない。』
僕は『いや、アメマバッチに、何でこんなん1個630円かかるねん。
こんなもんICが入ってる、とかどうのこうの言うてるけど、
IC入ってへんやん。』って言ってたら、裁判官が、
『アメマとは、どういう意味ですか?』」(みんな笑い)

国分「そんなことよりも、アメマの方が気になっちゃって裁判官は。」
寛平「裁判官は、アメマ知らんもん。」
国分「大人同士が『アメマ、アメマ』言いながら。」
寛平「そうそう。後ろで、それを見に来てた人、みんな笑ろてたで。」

国分「最終的に、借金はどうやって返していったんですか?」
寛平「そうですね。まあ比企が。」
国分「また、ここで比企さんが出てくるわけですね。」
寛平「そうなんですよ。とりあえず『自分で営業は行くな』と。
『この1年後は必ず借金を返せるように僕がしてあげるから。』と。」
国分「僕がスケジュールを組むから、と。」
寛平「『このままこうして払っていけば、何年かで返せるな。』っていう ところは、
比企が全部、作ってくれたんです」
国分「うわぁ、これは、比企さんがいなかったら、
もしかしたら今も、借金はたくさん残っている可能性もありますか?」
寛平「いや~、あるでしょうねえ」

美輪「でも素敵な人ね、比企さんてね。」
国分「そうですね。」
寛平「『僕が一生懸命がんばって、何とかする。』と、そういう風に言うてくれたんですよ。」
美輪「なかなかそんなマネージャーいませんよ。」
寛平「はい。」
国分「比企さんの存在は大きいですね、寛平さんにとって。」
寛平「はい。」

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